2024年8月29日(木) 配信
ピンクリボンのお宿ネットワーク(会長=畠ひで子・匠のこころ吉川屋女将、事務局=旅行新聞新社)は8月27日(火)、東京都内で2024年度第13回通常総会を開いた。今年度は新たに3施設が加入し126会員となった。協力会員は、病院が5施設加入し、合計で26会員となった。
新年度事業では、「ピンクリボンのお宿」冊子2025年版の発行部数を5万部とし、新たにQRコードで冊子PDFを閲覧・印刷できるお宿冊子周知ポスターを製作する。
任期満了による役員改選では、畠会長をはじめ、9人が留任。また、24年度のピンクリボンのお宿シンポジウムの会場にもなった岡山県・湯郷グランドホテル女将の峯平ゆかり氏が、新理事として選出され、全会一致の承認を得た。
畠ひで子会長は冒頭、「冊子発行やホームページ、マスコミなどを通じた情報発信をさらに強化する。全国病院や乳がん患者団体などと連携したシンポジウムや勉強会を開催し、会員宿泊施設の温泉入浴などの快適な環境づくり、さらなるおもてなし向上につなげていく。宿泊業界だけではなく、広く社会に向けた啓発の輪を広げていく」と説明した。
会員報告では、24年度の新しい施設会員として、蛍雪の宿 尚文(群馬県・水上温泉)、天空の湯 なかや旅館(同)、やさしさの宿 竹亭(岡山県・湯郷温泉)が入会した。
現在の会員数は、宿泊施設が102軒、旅館組合・女将会が6団体、企業会員が15社、賛助会員が3社の合計126会員。
会の活動としては、「ピンクリボンのお宿」冊子10万部を発行・配布したほか、プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選表彰式会場や、東京・ビッグサイトで行われたウェルネスツーリズムEXPOにて配布した。
今年の5月に開かれたピンクリボンのお宿シンポジウム(岡山県・湯郷グランドホテル)では、地元新聞や地方放送局から取材を受け、大きな宣伝となった。
このほか、JTBガイアレックのWeb商品との連携では、23年度のピンクリボンのお宿送客実績が35軒1698人となった。
総会後は同会場で茶話会を開き、各宿・企業の取り組みやブース展示を通して、会員同士が交流を深めた。
24・25年度新体制の役員は次の各氏。
【会長】
畠ひで子(匠のこころ 吉川屋女将・福島県)
【副会長】
石井貞德(旅行新聞新社社長)
池山紀之(池山メディカルジャパン代表・愛知県)
【理事】
浅野謙一(大江戸温泉汐美荘顧問・新潟県)
松﨑久美子(ふもと旅館女将・熊本県)
清水隆太郎(結びの宿 愛隣館社長・岩手県)
湯本英里(湯本旅館女将・長野県)
峯平ゆかり(湯郷グランドホテル・岡山県)新任
【監事】
西川丈次(観光ビジネスコンサルタンツ代表・大阪府)
湯通堂温(いぶすき秀水園社長・鹿児島県)