ダイナテック(安房正浩社長兼CEO、東京都千代田区)は、宿泊施設の自社予約アップに貢献する宿泊予約システム「Direct In S4(ダイレクトインエスフォー)」と、業務DXと自社予約を強化できるホテル管理システム「Dynalution(ダイナリューション)」の2つのプロダクトを柱に、日本中の宿泊施設にトータルソリューションを提供している。
□宿泊予約システム 「Direct In S4」
ダイナテックが提供する「Direct In S4(ダイレクトインエスフォー)」は、最短2ステップで予約が完了でき、使いやすい管理画面で宿泊施設側の負担を軽減しながら自社予約率を最大化できる宿泊予約システムだ。
国内最大級のシェアを誇る宿泊予約システムで、6400施設以上が導入する「Direct In」シリーズの最新モデル。初期費用0円、月額費用7500円から導入することができる。
■自社予約システム、Direct In S4の強み
Direct In S4で設定した自社プランは、Google ホテル広告やYahoo!検索などに自動で掲載できるため、広告運用の負担を増やさずに自社ホームページの集客アップを実現。OTA(オンライン旅行会社)の約半分のコストで新規顧客の獲得に取り組めることが大きな強みだ。
加えて、シンプルで使いやすいUIデザインは最短2ステップで予約が完了する導線設計。「プラン一覧」から「プラン詳細ページ」の最短2ページで予約が確定できるので離脱を防止する。ストレスフリーな表示により、CVR(コンバージョン率、予約成約率)の向上も期待できる。
さらに、日本最大級のスマホ決済サービスである「PayPay」が標準装備(*1)されており、スマートフォンだけで宿泊予約を完結できる。PayPayユーザーの取り込みにより、新たな顧客層へのアプローチを可能にした。また、各種SNSと連携したログインが可能であり、2回目以降の予約の際には、予約完了までのステップが簡単に進められる。
*1 PayPay側の審査が必要。審査結果により利用できない場合あり。
ほかにも、一般向けの通常価格に加え、会員向けのお得な金額も表示することで、会員登録の促進が可能。オプション機能には「ポイント」や「クーポン」など充実した会員機能があり、お得感を訴求し、自社会員登録や顧客の囲い込みも促すことができる。
■自社予約を強くする、さまざまな標準機能
自社予約を強くする宿泊予約システムとして、手間いらず、らく通、ねっぱん、TL-リンカーンなどのサイトコントローラーと無料で連動(*2)ができるほか、さまざまな標準機能を提供している。
*2 サイトコントローラーの利用に際しては、施設とサイトコントローラーの利用料は別途必要
プラン設定は、日帰りにも対応しているため、日帰り温泉・食事・ワーケーションなどの設定が可能。シークレットプランの利用で、プラン一覧には出さず、特別な顧客だけに販売ができるため、会員向け限定プランや、繁忙期やイベントの先行販売にも使える。さらに観光チケットや浴衣など、より宿泊を楽しめるオプションの追加により、宿泊客に合わせてプランをカスタマイズできる。
また、予約画面内に質問項目を自由に作成し、宿泊予約時に回答してもらう質問フォーム機能も提供。これにより、事前のヒアリングによるフロントでの対応時間の短縮や事前準備が可能となり、宿泊施設の業務効率化や人手不足解消の実現につなげられる。
■さらに予約率向上へ、オプション機能充実
別途のオプション機能もあり、とくに会員へのポイント付与と、利用に応じた会員ランクの設定が可能となる「ポイント機能・会員ランク」は、施設独自の会員プログラムを自由に構築できる。
ウェルカムクーポン、会員ランクに応じたクーポン、季節限定のクーポンなど自由に作成可能な「クーポン機能・会員ランク」も用意している。獲得型クーポン、コード入力型クーポンの両方に対応し、ポイント機能と同様に会員ランクの設定が可能。「ポイント」と「クーポン」機能を合わせたパッケージもある。
日本語で販売しているプランを自動翻訳して表示する多言語機能では、英語・中国語(簡体字・繫体字)・韓国語の4言語に対応しており、ホームページから直接予約するインバウンド向けの対応ができる。
そのほか、自社ホームページへの検索パネルの設置、オンラインでのカード事前決済、ホテルグループのエリアごとに空室状況を表示できる横断空室カレンダーなど、グループ施設に必要な機能がそろったパッケージもある。
ダイナテックは今後、LINEヤフーグループのグループ企業としてのシナジーを生かし、「マーケティング活動の活性化による自社予約の強化と業務DX」をはかり、宿泊施設の経営を支援する方向性を示している。
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□ホテル管理システム 「Dynalution」
ダイナテックが提供する「Dynalution(ダイナリューション)」は、充実した基本機能に加え、運用に合わせた豊富な外部システム連携により、業務DXと自社予約を強化できるホテル管理システム(PMS)。
全国450以上の施設が導入しているPMSで、顧客管理や予約から滞在中の消費に基づいた売上管理をはじめ、レベニューマネジメントシステム、セルフチェックイン機など、効率化・省力化を実現する豊富な外部システムとも連動。POS(販売時点情報管理)システム、婚礼宴会システムも備え、宿泊特化型ホテルだけでなくシティ、リゾート、旅館といった施設の運用に合わせた支援を行っている。
保守面では、ハードウェアも含め、24時間365日のサポート体制と、万全のセキュリティ対策を講じている。
■LINE連携のDX、リピーターの獲得へ
大きな特徴として、DynalutionとLINEを連携させた機能である「D-Lipeat(ディーリピート)」にも注目したい。両者のデータ連携により、顧客はLINEを通じて予約内容の確認や事前チェックインができ、同時にホテル側はLINEの「友だち」も増やすことができるため、効果的な販促活動につなげられる。
「旅マエ」には、LINEで予約確認メッセージを送り、事前チェックイン手続きに誘導し、宿泊者名簿記入や精算を省力化。LINEで「友だち追加」していない顧客にも予約確認メッセージの送付が可能なため、予約確認作業と同時に宿泊施設のLINEアカウントの「友だち」を増やせる。
「旅ナカ」では、チェックイン後にウェルカムメッセージや館内利用の限定クーポンなどを送信し、特別感を演出。また、チェックアウト前には客室精算・チェックアウト手続きのリンクを案内することで、より一層フロント業務の省力化につなげられる。
「旅アト」には、属性情報に合わせた限定宿泊プランの案内を送信し、自社ホームページからの宿泊予約を促進。ホテル管理システムの強みである豊富な顧客情報を生かし、自社予約以外での宿泊者に向けたアプローチにより、自社予約でのリピーター獲得を同時に実現する。
■充実した基本機能、業務効率化を後押し
Dynalutionは、予約情報に関する管理や過去の記録、予約情報の集計のほか、滞在中のレストラン・売店など館内利用をベースとした会計情報を作成できる。ホテル管理システムとしてのさまざまな基本機能によって、ホテルの業務効率化、人手不足解消の実現につなげられる。
顧客管理機能では、顧客の管理・記録を行い、検索条件から顧客データの抽出も可能。顧客情報に紐づいた趣味嗜好・手配品、利用履歴・履歴メモを確認できるリピーター管理機能も備えている。
このほか、売上や売掛の管理システム、宿泊や宴会の分析システム、売店やレストランのPOSシステム、オーダーエントリーといった機能が充実している。
■お悩みに応じた提案、豊富なオプション機能
施設の業務効率化やもてなしの幅を広げる各種システムやオプション機能により、抱えている課題や悩みに応じて利用できる。
フロント業務のDX化には、セルフチェックイン端末と連携し、宿泊客がフロントに立ち寄らず非接触でチェックイン・アウトができる「自動チェックイン」を提案。オンライン上での「事前チェックイン&事前決済」機能もあり、宿泊客とホテル側で負荷となるチェックイン時の待ち時間を軽減できるのが魅力だ。
加えて、「客室精算・チェックアウト」では、客室にいながら精算できることで、フロントの混雑緩和と顧客満足度アップ、施設の対応コスト削減を両立できる。
客室の清掃状況を見える化するタブレット清掃システム「D-TUS(ディータス)」も用意。現場から客室の清掃状況の確認・変更をスマートフォン、タブレットで行えるため、フロントとリネン間がより一層の連携ができ、清掃業務の省力化を期待できる。
このほかにも、クレジットカードのCAT(信用照会端末)連携、売掛金自動照合(売掛マッチング機能)、料金マネージャー、POSシステム連携に対応。
ダイナテックは、人手不足の対応が急務となっている宿泊施設に向けて、業務DXを加速させる機能を提供し、経営の課題解決につなげていく。
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