東武トップツアーズ、牧之原市から感謝状 企業版ふるさと納税で

2025年2月25日(火) 配信

杉本喜久雄牧之原市長(左)、東武トップツアーズの百木田康二社長

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)はこのほど、静岡県牧之原市(杉本基久雄市長)から企業版ふるさと納税に対する感謝状を贈呈された。

 牧之原市は、東武トップツアーズが2024年12月に全国16自治体へ行った企業版ふるさと納税の寄付先の1つ。今年で市制施行20周年を迎え、同社が最初に包括連携協定を締結した観光で地域創生をはかる自治体。昨年は観光庁の「観光新発見事業」で同社と協業した取り組みが採択され、サーフ&ガストロノミーツアーを3回実施し、国内や海外に向けて牧之原市の魅力を発信した。

出席者全員で記念撮影を行った

 当日は牧之原市から杉本市長、大石企画政策部長、道野秘書広報課主事の3人が本社に来訪。杉本市長から百木田社長に感謝状が贈呈され、その後の歓談で今後の両者のさらなる公民連携を相互確認した。

 東武トップツアーズによると、今後も地域の魅力発掘と活性化事業をより強化、推進するとともに、持続可能な社会づくりに貢献するとした。

旅行業の協調共創と課題への対応考える 2月27日から公開の「JATA経営フォーラム2025」事前登録を受付中

2025年2月25日(火) 配信

JATAの髙橋広行会長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は2月27日(木)の午後1時から、「第33回JATA経営フォーラム2025」をWeb上で開催する。今回のテーマは「柔軟で強靭な組織作りと協調共創が織りなす旅行業の未来~レジリエントな組織作りを目指して~」。フォーラムは事前登録制で、参加費は無料。公開は4月4日(金)までで、期間中はいつでも視聴ができる。

 開催に先立ち、2月10日(月)に東京都内で、髙橋会長のあいさつと、モダンボーイズ社長の竹中功氏による基調講演の公開収録を行った。

 髙橋会長は旅行業の未来について、「稼げる業界に生まれ変わらせる」ことをゴールに据え、そのために何をするのか考えるための場がこの経営フォーラムだと言及。「今年こそ、業界挙げて回復が遅れている海外旅行を復活させ、国内と訪日と合わせて三位一体で稼げる業界への実現に向けた大きな一歩を歩んでいきたい」と意気込みを語った。

竹中功氏

 竹中氏は「危機管理に強い組織・人が辞めない組織の育て方」と題し、基調講演を行った。元吉本興業グループの役員として、広報や危機管理担当を務めていた“謝罪マスター”の竹中氏は「広報と宣伝はまったく違う分野。守ることこそ攻めることと捉え、広報を軸足に売上を上げることを考えてきた」と述べ、事故を未然に防ぐためのマネジメント術などをアドバイスした。

 竹中氏は「旅行ほど最高なライブコンテンツはない。テレビやネットなどの旅コンテンツは予告編。それをしっかりアナウンスして行きたい人に届けてほしい」と激励した。

 このほか、フォーラムはセミナー「近未来の旅行業における『生成AI』活用の可能性」、「旅行会社の採用活動における『2024年の成功事例』&『2025年の傾向と対策』」や、分科会として、国内旅行と訪日旅行、海外旅行、輸送ガイドライン、カスタマーハラスメントの5つのテーマを設定している。

 フォーラムの事前登録は専用フォームから。

開業前の「ドーセット バイ アゴーラ 大阪堺」に招待 抽選で3月22日の無料試泊体験が当たる

2025年2月24日(月) 配信

堺旧港を望むスーペリアーツイン ハーバービューの部屋へ招待

 アゴーラ ホスピタリティーズ(セン・ソヘイ社長兼CEO、東京都港区)は、3月25日(火)に、日本初進出となる「ドーセット バイ アゴーラ 大阪堺」を大阪府堺市に開業する。開業を記念し、一足先にホテルに宿泊できる試泊体験を3月22日(土)に実施。抽選で50組・100人を無料招待する。

 キャンペーンは同ホテルの公式インスタグラムか「アゴーラ ホテル アライアンス」公式Xをフォローし、キャンペーンの投稿にいいね!またはリポストをした人を対象に抽選を行う。どちらか一方でも参加できるが、2つの参加で当選確率がアップするという。応募は3月6日の午後11:59まで。

 試泊体験は1泊2日の素泊まり。チェックインは午後3時から、チェックアウトは翌日の午前11時までとなっている。

「JNTO認定外国人観光案内所」24年度全国研修会開く 積極的な取り組みを表彰

2025年2月23日(日) 配信

全国研修会のようす

 日本政府観光局(JNTO、蒲生篤実理事長)は2月20、21日の2日間、東京都内で「2024年度JNTO認定外国人観光案内所全国研修会」を開いた。併せて、積極的な取り組みをしている認定案内所の表彰式も行われた。

受賞者が記念撮影(中央はJNTOの蒲生篤実理事長)

 「訪日客へのホスピタリティ部門」は、ワンダーコンパス別府(大分県)、奈良県猿沢イン(奈良県)が受賞。「連携強化による観光案内の質の向上部門」は、福岡空港国際観光案内所(福岡県)、「案内所における災害対応部門」は、奈良県猿沢イン(奈良県)が受賞した。

 研修会では、講演会やグループディスカッション、おもてなし語学研修などが行われた。

江戸東京博物館リニューアルオープン1年前イベント 3月7~14日に都庁で開催

2025年2月22日(土) 配信

「まだかなえどはく」

 東京都と東京都歴史文化財団は3月7日(金)~14日(金)まで、東京都庁第一本庁舎45階北棟展望室で、「江戸東京博物館リニューアルオープン1年前イベント」を開く。両者は大規模改修中の江戸東京博物館(えどはく)のリニューアルに向けて盛り上がる「まだかなえどはく」プロジェクトを進めており、同イベントもその一環。

 イベントは、えどはくでも人気の江戸の寿司や屋台の模型展示を実施するほか、えどはく収蔵の浮世絵をパネルで紹介する。また江戸のおもちゃを多数用意。誰でも気軽に体験することができる。このほか、3月7~9日はステージパフォーマンスも開催する。

 えどはくは江戸東京の歴史と文化を振り返る博物館として、1993年3月に開館。2022年4月からは大規模改修工事のため休館している。26年春にオープン予定。

観光庁、高校教育の観光活用 観光教育オンラインセミナー開く(3月13日)

2025年2月21日(金)配信 

観光庁(写真はイメージ)

 観光庁は3月13日(木)、「観光ビジネス」科目の導入を契機とした高校教育での観光の活用について、観光教育オンラインセミナーを開く。開催時間は午後4時30分~6時(4時20分入室開始)、Teamsを活用したウェビナー形式で行う。

 「観光ビジネス」科目は、2022年度から商業高校の選択科目として設けられ、24年度から教科書も導入された。一方で、観光や観光教育をどのように捉え、生徒に伝えていけば良いのか戸惑いの声も多いという。そこで、「観光ビジネス」科目の導入対象となる商業高校をはじめとした教員向けのセミナーを開催する。

 高校での探究学習で観光や地域活性化に関するテーマに関心を持つ教員、地方自治体や観光事業関係者など、観光に携わる人を対象とする。

 セミナーで講演する有識者3人は次の通り。

 ①「観光教育の意義とその活用方法について」日本大学国際関係学部国際総合政策学科教授の宍戸学氏。

 ②「高校現場における観光教育の実践について」明昭学園岩倉高等学校教諭の大日方樹氏。

 ③「産学連携の取り組み事例について」四国大学経営情報学部経営情報学科准教授の鈴鹿剛氏。

 申し込みは、参加申し込みフォーム(https://x.gd/11jtZ)から。締め切りは3月10日(月)まで。参加無料。

「国内9割まで回復」、消費額25兆円と過去最高(秡川観光長官)

2025年2月21日(金) 配信

観光庁の秡川直也長官は2月19日に会見を開いた

 観光庁の秡川直也長官は2月19日(水)に開いた会見で、旅行・観光消費動向調査の速報値によると2024年の日本人の国内旅行者数は前年比8.2%増の5億3925万人で、コロナ前19年比も9割程度まで回復したと報告した。1人1回当たりの旅行単価は同5.8%増の4万6579円で、19年比は24.7%増。消費額は25兆1175億円と過去最高を記録した。

 25年1月の訪日外国人旅行者数では、前年同月比40.6%増の378万1200人と単月として過去最高を更新。受け止めを問われた秡川長官は「昨年11、12月は例年に比べて数字が増えてきていたので年明けはどうなるか期待と不安があったが、思っていたより良い数字だった」と話した。

 増加の要因については「インバウンドの約8割を占めるアジアの国が前年1月と比べて40%以上、欧米諸国でも30%以上増えている。引き続き日本に対する需要があるということと、航空便も回復しているので来やすい状況」と説明した。

 春節の動向について「アジア諸国で春節に合わせて需要が高まった」と答えた。中国現地の旅行会社によると、昨年の春節期間に比べ全体的に日本旅行商品の売上が好調に推移。主要都市に地方を周遊するプランを加えたツアーが好評で、とくに温泉など日本特有のコンテンツを含む商品が好調だったという。

 続けて、日系航空会社から「春節期間の日中間の搭乗率は、それ以外の期間より高かった」との情報が上がったと報告。中国の旅行会社による市場調査でも、中国国外の海外旅行先で日本が1位になったと述べた。

 訪日客が好調に伸びる一方、一部地域の混雑やマナー違反によるオーバーツーリズムに対して各地域で警備強化や駐車規制、観光マナー啓発など取り組みが進められた。これら対策や観光振興に「観光地域づくりの役割を担うDMOが中心となり、大きな役割を果たしてもらいたい」と期待感を示し、観光庁として引き続き支援するとした。

 1月27日(月)、旅行会社のHISがコロナ禍に受給した雇用調整助成金の不適正受給と、連結子会社の不正受給により自主返還すると発表。秡川長官は「非常に残念」と述べ、同社に再度徹底を求め指導したと明かした。

H.I.S.ホテルHD、辻のやで春会席プラン 大臣表彰受賞の料理長が考案

2025年2月21日(金) 配信

四季会席「春」

 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)は2月7日(金)から、運営する温泉旅館「満天ノ 辻のや」(石川県・粟津温泉)で春の旬な食材を使った四季会席「春」を堪能するプランを発売している。

 春は1日50食限定で用意。調理業務の第一線で活躍し、指導的立場から調理技術の発展や調理師の資質向上に顕著な功績のあった人に贈られる2024年度調理師関係功労者に対する厚生労働大臣表彰で、調理業務功労者を受彰した田中剛総料理長が考案した。

 具体的には、食前酒柚子のカクテル 桜花や、蛍イカの沖漬、穴子小袖寿司、桜鯛やサヨリのお造里、蛤酒蒸し、山菜の天ぷら、毛がに共殻盛り、海鮮しゃぶしゃぶ、新竹の子御飯、デザートにクリームブリュレなどを提供する。

 2食付プランの料金は、4人1室利用の場合1人当たり3万9800円(税・サ込)から。

ANAにキュン!2月は28日に開催 ANA Xがキャンペーン内容を発表

2025年2月21日(金) 配信

毎月29日は「ANAにキュン」

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)はこのほど、2月28日に実施する「ANAにキュン!」のキャンペーン内容を発表した。毎月29日はANA(全日本空輸)感謝の日と位置づけ、月替わりで割引クーポンなどさまざまな「キュン!」を感じる企画を実施しているが、今月は28日に開催。ゴールデンウイーク期間の国内線航空券がお得に予約できるセールや、人気の国内線特典航空券の減額マイルキャンペーンが登場する。

 5月3~6日搭乗分が対象となる「ANA SUPER VALUE SALE」は国内線航空券が格安になる企画。一例として、羽田―新千歳が8300円から。

 減額マイルキャンペーンは全56路線が対象で、搭乗期間は4月3~23日まで。

 このほか、国内ダイナミックパッケージで割引クーポンや専用プランを設ける。

 海外ダイナミックパッケージ&オプショナルツアーは、最大15万円引きクーポンを用意し、ハワイ・オアフ島のオプショナルツアーは全プランでマイルが3倍になる。

 今月は合計13企画を実施する予定で、2月27日(木)午後3時に「ANAにキュン!」サイトがオープンする。販売期間は28日(金)の午前零時から午後11:59まで。

天草エアラインが福岡で観光情報を発信 2月28日に「天草フェア」開催

2025年2月21日(金) 配信

「日本一小さな航空会社」が天草の魅力を発信

 天草エアライン(山西聡社長、熊本県天草市)は2月28日(金)、福岡県・天神の交流文化創造拠点HiRaKuで、「天草フェアin福岡」を開く。天草の食や観光情報を発信するイベント。

 イベントは2部制で、1部は午後1:30~5:00まで。天草の物産・特産品の販売や観光案内を行う。2部は午後6:00~8:30まで、天草で人気のイタリアンのシェフが用意したワンプレートのおつまみや、天草唯一の酒造会社「天草酒造」の焼酎を提供する。天草の食を楽しみながら、参加者同士が交流をはかる。第1部の参加は無料。第2部は1人500円の参加料のほか、天草の空サポータークラブの入会が条件。

 天草エアラインは2000年に就航した“日本一小さな航空会社”。天草を拠点に、福岡線と熊本線、大阪線の3路線を空飛ぶイルカ号「MIZOCA」1機で運航している。