JR+宿プランがおトクに、25年2月12日(水)までタイムセール実施(JR東日本びゅうダイナミックレールパック)

2024年12月10日(火) 配信

2025年2月12日(水)まで、ダイナミックレールパックのタイムセールを実施

 JR東日本びゅうツーリズム&セールスはこのほど、列車と宿泊などがセットになった価格変動型個人旅行商品「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」で、対象列車を利用することで通常よりもおトクに旅行を申し込める期間限定企画を行う。

 タイムセールは、12月10日(火)~2025年2月12日(水)午後11時40分まで。

 対象乗車期間は、12月10日(火)~12月20日(金)の平日、25年1月6日(月)~2月12日(水)の平日。

 おもな対象列車・対象区間は、はやぶさ号(新青森・盛岡・仙台⇔大宮─東京)、やまびこ号(仙台⇔大宮─東京)、とき号(新潟⇔大宮─東京)。

 旅行申込日から1カ月以内に乗車する場合のみ、タイムセール対象となる。

一度は見てみたい冬の絶景ランキング 北海道に人気集まる(阪急交通社)

2024年12月10日(火) 配信 

オホーツク海の流氷(イメージ)

 阪急交通社はこのほど、「一度は見てみたい冬の絶景」に関するアンケート調査を実施した。雪化粧した日本ならではの風景や氷点下の世界での自然現象などに出会えるスポットについて、調査結果をもとにランキング形式で紹介した。

 1位は39・9%でオホーツク海の流氷(北海道)、2位は39・0%でダイヤモンドダスト(北海道)、3位は25・0%で白川郷の雪景色(岐阜県)、4位は24・2%で蔵王の樹氷(山形県)、5位は23・8%で小樽運河の雪景色(北海道)──となった。

 1位の「オホーツク海の流氷」は、アンケートにおいても「自分の生活圏では絶対に見られない風景」として人気を集めた。例年2月中旬~3月上旬のシーズンに合わせて、多くの旅行者が北海道を訪れる。網走と紋別では、流氷を砕きながら進む砕氷船に乗れるほか、知床では流氷の上を歩くツアーなどが楽しめる。

 なお、調査は10月11(木)~18日(金)、調査機関ジャストシステムが全国20代以上の男女にWebアンケートを用いて行った。有効回答数は559。

1~3月まで観光列車「52席の至福」でシンガポール料理提供 シンガポール政観×西武鉄道

2024年12月10日(火) 配信

野田達也氏と「52席の至福」(画像:西武鉄道)

 シンガポール政府観光局(セリーン・タン北アジア局長、日本支局:東京都千代田区)と西武鉄道は2025年1月から、レストラン観光列車「西武 旅するレストラン『52席の至福』」でシンガポールの料理を提供する「予想外の体験。シンガポール」を企画する。両者は「特別で新鮮な体験を届ける」という共通テーマで連携し、旅と食を通して国内外の観光誘致を目指している。

ブランチ

 8月にはシンガポールの定番料理を提供する1日限定の特別列車を運行しており、好評だったという。今回は第2弾企画となり、東京・日本橋のレストラン「nôl」のディレクターを務めるシェフ・野田達也氏が監修した創作シンガポール料理を提供する。野田シェフはシンガポールを視察し、ホーカー(屋台)から高級レストランまで多様な食文化を体験したうえで、秩父の新鮮な食材や和の要素を融合させたメニューを考案した。

 野田氏は「初めて訪れたシンガポールでは、多様な価値観が共存し融合するなかで、常に新たな文化が生み出されているエネルギーに、大きな刺激を受けた」とし、「シンガポールで感じた想いを一皿一皿に込め、『予想外の体験』を表現しています。私にとっても、シンガポールは再訪したい国となりました。『52席の至福』の乗客の皆様にも、料理を通じてシンガポールを訪れたいと感じていただけましたら本望です」とコメントしている。

 詳細や予約は「52席の至福」のサイトから。運行は1~3月の3カ月間。

札幌の人流創出に関する連携協定を結ぶ JAL×札幌市

2024年12月10日(火) 配信

協定書を取り交わすJAL林支社長(左)と秋元札幌市長

 日本航空(JAL、鳥取三津子社長、東京都品川区)はこのほど、北海道札幌市(秋元克広市長)と人流創出に関する連携協定を結んだ。両者は札幌市内で行われる道内外からの誘客が期待できる複数のイベントを連携、協力して一体的に企画・広報するなど、新たな人流の創出に取り組む。

 札幌市内で行われる多彩なスポーツや音楽、芸術などのイベントのなかから、道内外に魅力が十分に知られていないもの、JALがすすめる魅力あるイベントを対象に「JAL フェス SAPPORO」として位置づけ、積極的に発信していく。コンセプトは「つながる、さっぽろ」。

 イベントへの来場と四季折々のさっぽろのまちの魅力を体感してもらうことで、「ひと」と「まち」をつなぎ、何度も来訪する「さっぽろファン」をつくることに貢献する。さらに、多様な人々が交流する場として「ひと」と「ひと」のつながりを創出。この「つながり」の連鎖で交流人口・関係人口を創出し、地域経済の活性化と札幌でつながる人々のウエルビーイング向上を目指す。

 対象イベントの第1弾として、2025年2月に大和ハウスプレミストドームで初開催される「さっぽろスノースポーツパーク2025」にJALが冠スポンサーとして協賛。雪をテーマに多彩なコンテンツが集結した子供から大人まで楽しめる冬のイベントを展開する。また、1月上旬~2月上旬はドームの敷地内で市民や観光客が手軽に雪遊びを楽しめる「JALゆきひろば」をオープンする。

1月2、3日に箱根海賊船が臨時便「駅伝応援号」を運航 混雑避けて箱根駅伝応援を

2024年12月10日(火) 配信

箱根海賊船外観(イメージ)

 小田急箱根(水上秀博社長、神奈川県小田原市)が運航する箱根海賊船は、2025年1月2日(木)と3日(金)に、「駅伝応援号」を運航する。箱根神社参拝や箱根駅伝開催で道路の渋滞が見込まれることから、臨時便として運航する。

 自家用車やバスを利用する場合、箱根町港・元箱根港エリアの混雑を避け、芦ノ湖の北側に位置する桃源台港から海賊船を利用するのがおすすめという。同社は「晴れやかな新年のスタートと駅伝のゴール観戦をぜひ箱根海賊船でお楽しみください」とアピールしている。

 臨時便は2日の運航は桃源台港発が午前9:30、11:15、11:35、午後0:25で、それぞれ30分後に箱根駅伝往路ゴール正面の箱根町港に着く。箱根町港発は午後2時、2:25。なお、箱根駅伝往路のゴールは午後1:30ごろの予定。

 3日は午前8時の箱根駅伝復路のスタートに合わせた早朝便で、桃源台港を午前7時に出発し、スタート正面の箱根町港に7:30着予定。帰りは箱根町港を午前8:20に出発する。

 運賃は片道大人1200円、子供600円。往復は大人2200円、子供1100円。

IHG「ガーナー」日本初上陸 25年1月から大阪・本町エリアに3店舗開業

2024年12月9日(月) 配信 

ガーナーホテル大阪本町駅(イメージ)

 IHGホテルズ&リゾーツが展開する最新のミッドスケールブランド「ガーナー」が2025年1月、大阪府大阪市の本町エリアに開業する。同社は、ガーナーホテル日本初上陸を記念し、「ガーナーホテル日本初上陸キャンペーン」を実施した。

 また、12月9(月)~15日(日)の期間、特設ウォールから記念オリジナル「Pake」(オリジナルステッカー入り)を剥がして持ち帰ることができるプロモーションを新宿駅構内で実施する。

 同ホテルは「すべての旅の、気軽な拠点。」をブランドプロミスとする。ホテル内にはパブリックスペースや、24時間営業のマーケットプレイス、ゲスト用のランドリーなどを設ける。パブリックスペース「ソーシャルハブ」は、宿泊客が気軽に過ごせるラウンジで、旅のスタイルに合わせた利用ができる。

 このほど大阪・本町エリアに開業するのは、「ガーナーホテル大阪本町駅」「ガーナーホテル大阪本町御堂筋」「ガーナーホテル大阪本町北船場」の3店。

 IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの飯沼潔人COOは、「最新のミッドスケールと言われるエッセンシャルホテルブランド『ガーナー』が日本に初上陸した。ガーナーのブランドコンセプトを伝える特別イベントでピールオフをご体験いただき、ガーナーについて知っていただきたい」とコメントした。

新宿駅には記念オリジナルPakeのピールオフ広告を設置

栃木・上三川町に県内4軒目のスーパーホテル開業 天然温泉付き

2024年12月9日(月) 配信

ホテル外観

 スーパーホテル(山本健策社長、大阪府大阪市)は12月6日(金)、栃木県・上三川町に「スーパーホテル栃木・上三川天然温泉」(栃木県河内郡上三川町上三川3221)を開業した。国内173店舗目、栃木県では4店舗目となる。

 東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線石橋駅から車で約10分で、真岡市や下野市、壬生町にも約10分と便利な立地。同エリアに広がる工業団地の会社のビジネス需要などを狙う。

 同社によると、同ホテルは周辺エリアでは唯一の天然温泉付きホテルで、ラウンジでは自由にアルコールやソフトドリンクが楽しめる「ウェルカムバー」のサービスを用意する。朝食は健康を意識したビュッフェで、栃木名物のかんぴょうを使用したご当地メニューなどを用意する。

 また、上三川のご当地ソウルフード「黒チャーハン」を提供する周辺飲食店舗の食事付きプラン提供など、地域とのコラボレーションをはかり、地域経済の活性化に寄与していきたい考え。

「アライマウンテンリゾート」に名称変更 妙高・ロッテアライリゾートのスキー場

2024年12月9日(月) 配信

アライマウンテンリゾート

 ロッテアライリゾート(福井朋也社長、新潟県妙高市)はこのほど、ウィンターシーズンに向け、併設スキー場の名称を「アライマウンテンリゾート」に変更する。今シーズンのオープンは12月14日(土)から。

 これまでホテルとスキー場、アクティビティ、温泉、スパなど複合リゾートの名称として「ロッテアライリゾート」、スキー場を「アライスノーリゾート」としていたが、グリーンシーズンを含めた、世界水準の魅力を創造するリゾートにしていきたいとの想いから名称を変更する。

 なお、複合名称の「ロッテアライリゾート」、運営会社(LOTTE Hotel Arai)に変更はない。

E8系「つばさ」とのコラボご当地ベアが登場 新幹線シリーズ3種類に(FUJISEY)

2024年12月9日(月) 配信

(左から)E5系「はやぶさ」とE6系「こまち」、今回発売のE8系「つばさ」

 観光土産品の製造などを行っているANAグループのFUJISEY(小口浩子社長、山梨県甲府市)は12月9日(月)に、「ご当地ベア」と東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両E8系新幹線「つばさ」とのコラボレーションベアを売り出した。7月に発売した車両と同じ色の新幹線コラボシリーズ「はやぶさ」と「こまち」に「つばさ」が仲間入りした。

 ご当地ベアは2012年から販売を開始した、日本全国の「ご当地」で出会える“くまのぬいぐるみ”。ご当地性のあるデザインを特徴に、各地域の限定商品として現在は300種類を超えるベアを展開している。

 新幹線コラボベアは今年の7月からE5系「はやぶさ」、E6系「こまち」を売り出し、好評という。今回は東京-山形間を走行するE8系とのコラボ「ご当地ベア東北E8系新幹線ぬいぐるみS」が登場。「つばさ」を手に抱えたご当地ベアで、新幹線のマスコット部分はマジックテープのため取り外しが可能。ボディの色は新幹線の車両をイメージした紫色となっている。

 価格は3960円(税込)。主な発売場所は宮城県・仙台駅のNEWDaysなど。

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(239)」 「静岡遺産」への期待(静岡県)

2024年12月8日(日) 配信

近代教育遺産 旧岩科学校(松崎町)

 2015年から始まった日本遺産は、現在104件が認定されているが、当面は新たな認定は予定していない。

 このようななか、静岡県では22年から独自に「しずおか遺産」の認定に取り組んでおり、筆者も参加している。

 都道府県や市町村などが独自に「地域遺産」を認定する例は少なくないが、その草分けは、1997年に堀達也北海道知事(当時)が提唱した「北海道遺産」であろう。堀氏は「北の世界遺産構想」を提唱、道庁内にプロジェクトチームや民間有識者による委員会、のちに「北海道遺産構想推進協議会」などを設立して、その推進をはかった。最新の2022年の第4回選定で合計74件が選定されている。道民自身が残したいと思う「北海道遺産」を推奨し、その保存・活用の活動を通じて北海道に新たな活力を生み出し、町おこしにつなげようというものである。

 一方、「しずおか遺産」は、15年に創設された日本遺産を意識して創設された。認定基準や補助制度の仕組みなどは、ほぼ日本遺産と同じである。ストーリーの興味深さ、斬新さ、訴求力、希少性に加えて、「静岡らしさ(地域性)」という点を強調している。日本遺産では、活用のための具体的ビジョンや地域活性化を推進する体制の整備などを求めているが、しずおか遺産でも、同じである。

 県独自の審査委員会を設け、これまでに5件の「しずおか遺産」が認定された。22(令和4)年度は「近代教育に情熱をかけたしずおかの人の結晶」(磐田市ほかシリアル)、「秋葉信仰と街道」(浜松市ほかシリアル)、「文学の聖地『伊豆』と温泉」(伊豆市ほかシリアル)。そして23(同5)年度は「文武に秀でた今川一族」(藤枝市ほかシリアル)、「日本平が紡ぐ悠久の歴史文化回廊」(静岡県・静岡市)などである。

伊豆文学物語 旧天城トンネル(伊豆市・河津町)

 第1号認定となった「近代教育に情熱をかけたしずおかの人の結晶」では、明治の新時代、新しい世の担い手となる若者教育に力を注ぐため、1872(明治5)年の学制発布とともに、静岡県内でも洋風の外見をもつモダンな校舎が多数造られた。これら学校群は、子供たちが初めて体感した「近代」であり、地域の人々に愛され、今も語り継がれている。まさに「しずおか人」の教育にかける意気込みを今も伝える地域の誇りである。

 紙面の制約で、個々の紹介はできないが、大切なことは、しずおか遺産のストーリーを地域の人々が深く知り、多くの人々が、これらを継承・活用する活動に参画することであろう。

 日本遺産も、創設からやがて10年。大切なことは、遺産活用のための体制(組織)やこれを担う人材である。遺産を生かす観光などの活用はもとよりだが、地域の遺産を通じて、地域の人々が誇りを取り戻すとともに、地域活性化の当事者として活躍することが何よりも重要であろう。

(観光未来プランナー 丁野 朗)