採集難しいツノクラゲ展示 神戸須磨シーワールドで (グランビスタ ホテル&リゾート)

2024年12月5日(木) 配信 

ツノクラゲ

 グランビスタ ホテル&リゾート(荒井幸雄社長、東京都千代田区)は11月22日(金)から、運営施設する神戸須磨シーワールド(兵庫県神戸市)でツノクラゲを展示している。

 ツノクラゲは日本近海に分布する動物。クラゲとして大型で、体長20センチほどに成長する。角のような突起が付いているのが特徴。名前の体は非常に脆く、弱い水流でも崩れてしまうため、人による採集や飼育は難しいという。

 同社は今回クラゲの調査において、良好な状態で捕獲することができた。搬入後、水流や餌料などを調整し、安定した飼育が可能となったため、公開することを決めた。

JTB、中高生の探究学習に メタバース上で社会体験

2024年12月5日(木)配信

メタバース上のイメージ

 JTB(山北栄二郎社長)は12月3日(火)、企業の事業活動を仮想空間(メタバース)で学べる、社会体験学習プラットフォーム「Potential Meets You Academy」(PMY Academy)を発表した。2025年4月の本格開校に向けて、メタバースに多様な探究テーマの教室を順次公開し、全国の中学校や高等学校で試験導入を進めている。

 PMY Academyは、ドバイのNOBORDERZ(ノーボーダーズ)が開発する、AI×Web3.0メタバース「XANA(ザナ)」上に構築。時間や場所を選ばない仮想空間上での学びの場と共に、生徒の希望に沿った多様な企業の活動を探究学習プログラムにすることで、教育の格差や制約の解消を目指している。

 24年12月以降に、三菱UFJアセットマネジメントや第一三共ヘルスケア、ニチレイフーズなどがプログラムを提供する教室を公開する予定。

 JTBは、28年までに参画企業60社、全国1000校、45万人の生徒に導入を目指し、未来社会を切り開く若者の主体性や実行力、職業観の育成を支援する狙いだ。

 なお、学習素材と運営費用は参加企業の協賛により、学校側は費用負担なく導入できるうえ、学校の通信回線や情報端末、周辺機器などを事前に確認し、適切な選択肢を提案するとしている。

HIS、海外航空券+ホテルのブランドAirZ展開 パッケージ商品と区分け明確に

2024年12月5日(木) 配信

新ブランドのイメージ
 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は12月3日(火)から、海外航空券とホテルを組み合わせた商品の新ブランド「AirZ(エアーズ)」を立ち上げた。海外航空券+ホテルと従来のパッケージツアーの区分けを明確にし、利用者の希望に近い旅行を提案する。
 
 同ブランドは航空機「Airplane」のAirと、眠ることを意味する「ZZZ」のZを組み合わせ、AとZを文字として表すことで旅に必要なすべてを手配できることを表現した。
 
 AirZは400社以上の航空会社と約7万軒のホテルのほか、現地の送迎やアクティビティ、保険など旅のオプションも申し込める。利用者は滞在中24時間、日本語で同社のサポートを受けることができる。
 
 HISは同ブランドのスタートを記念して12月19日(木)午後6時まで、1グループ当たり最大1万円の割引クーポンをプレゼント。さらに、東京を発着するソウル3日間の商品を2万4800円で販売している。

東京都内で静岡茶の試飲・商談会開く(静岡県茶業会議所)

2024年12月5日(木) 配信

静岡茶の試飲なども行った

 静岡県茶業会議所は12月3日(火)、東京都内でバイヤーや宿泊施設、旅行会社などを招き、静岡茶の試飲会・商談会を開いた。

 各エリアでの独自の商談会などは実施していたが、県全体としての東京都内での開催は初めて。

 当日は静岡の茶生産者やお茶さんなど12社が出展し、それぞれのお茶の試飲や、お茶に合うスイーツなどを持ち込み、宿泊施設には静岡茶の取り扱いを、旅行会社には茶畑見学や茶摘み体験などのツアー造成を呼び掛けた。

福旅協・石旅協共栄会、24年度合同総会開く 行政への働き掛けや送客施策を実施へ

2024年12月5日(木) 配信

総会のようす

 石川県旅行業協会共栄会(会長=萬谷正幸・瑠璃光会長、148会員)と福井県旅行業協会共栄会(会長=前田健二・あわら温泉 美松社長、131会員)は12月3日(火)、みやびの宿加賀百万石(石川県・山代温泉)で2024年度合同総会を開いた。いずれの共栄会も会員増強活動と行政への働き掛け、送客施策、情報宣伝、送客実態調査を行うことを決めた。

 萬谷会長は「需要回復を期待したが、能登半島地震が発生した。多くの会員の業績はコロナ禍前に戻っていない」と報告。さらに、「今後人口は減少し、観光業の大きな課題になる。受入と送客の連携で、業界を発展させ、乗り越えていきたい」とした。このための1つの施策として、「講演会を中止し、商談会の開催時間を2時間に拡大する。今回を踏まえ、新しい取り組みも考えていく」と語った。

萬谷正幸会長

 前田会長は商談会について、「今回の経験を生かして、共栄会事業のさらなるステップアップをはかっていく。実施後に意見があれば、言ってほしい」と呼び掛けた。

前田健二会長

 また、「25年は北陸新幹線長野―金沢間の開業から10周年を迎え、大阪・関西万博も開催される。コロナ禍や能登半島地震からの復興につながるよう力を入れたい」との考えを示した。

 来賓の石川県加賀市の宮元陸市長は「観光産業は地元の発展に欠かせない」との認識を示し、「地域の観光業が国のリーディング産業となるよう、セールス会の開催などを通じて、支援していく」と述べた。

宮元陸市長

 また、総会では地区別旅館等送客実績(23年10~24年9月)が発表された。総送客数は石川県旅行業協会が18万8504人、福井県旅行業協会は11万2507人だった。今回から日帰り客を除き、調査した。全国旅行支援の終了で、個人旅行の需要が減り、送客数は減少したという。

 その後、商談会と意見交換会が開催され、盛会裏に終了した。

商談会のようす

全国初!ロケ弁GP開催 旭市の特産品を全国へ (地域活性プランニングとあさひロケーションサービス)

2024年12月5日(木) 配信

13社の出展者(飲食事業者)と審査員

 千葉県旭市と包括連携協定を結ぶ地域活性プランニング(藤崎慎一社長、東京都港区)とあさひロケーションサービス協議会(平野陽一会長)は10月23日、旭市で全国初の1つの自治体をテーマにした「ロケ弁グランプリin旭市」を開いた。地域の食を生かしたロケ弁を発信し、旭市の認知度を高め、観光客やふるさと納税寄付額増加を狙う。

 同市の豚肉産出額は全国2位だが、広く知られていないため、同市は2022年にロケ誘致を開始。ドラマや情報番組などに取り上げられ、23年度のふるさと納税寄付額は前年度比約2倍だった。

 ロケ弁はメディアでもたびたび取り上げられ、芸能人が自身のSNSで発信するなど話題となる。旭市の魅力を詰め込んだロケ弁を通し、産品のPR効果が期待される。今回のコンテストでは「旭市ならではの食材を使う」ルールのもと13社の弁当が並んだ。

 審査員は、映画監督の柴山健次氏やテレビ朝日「食彩の王国」プロデューサーの太田伸氏、駅弁マニアで弁当愛はアイドル界随一というAKB48の岩立沙穂氏、ロケ地ポータルサイト「ロケなび!」の、ロケ弁王子こと田島潤氏など普段からロケ弁を食する10人。「冷めてもおいしい」「見た目のバランス、彩り」など11の指標をもとに評価した。

(右2番目から)太田伸プロデューサー、柴山健次監督

 グランプリは、……

【国土交通省】人事異動(12月1日付)

2024年12月4日(水) 配信

 国土交通省は12月1日付の人事異動を発令した。

大臣官房付(水管理・国土保全局治水課技術調整官)今井誠

水管理・国土保全局治水課技術調整官(水管理・国土保全局河川環境課水防企画室長)新屋孝文

年末年始の海外・国内旅行動向 9連休で海外・国内ともに前年比1・5倍に(阪急交通社)

2024年12月4日(水) 配信 

 

 阪急交通社(酒井淳社長)はこのほど、12月27日(金)~2025年1月5日(日)出発の海外旅行・国内旅行の予約状況から、年末年始の旅行動向をまとめた。これによると、海外・国内旅行の予約者はともに、前年同期比1・5倍となったことがわかった。

 物価上昇に伴い、消費者の節約志向が続いているが、今年の年末年始は9連休となることで、海外・旅行ともに需要が増加している。

 海外旅行の出発日のピークは、12月29日(日)、12月30日(月)、12月28日(土)と、12月下旬に集中している。

 旅行先の人気ランキングは、1位が台湾、2位がヨーロッパ、3位韓国、4位ベトナム、5位エジプト。

 安短近のアジアが人気を集めている一方で、長期の休暇が取りやすい今年は、旅行日数の長いフランス、イタリア、スペインを中心とするヨーロッパや、エジプトの需要が高まっている。とくにエジプトは、旅行に適したシーズンを迎えることで、伸び率が前年比2倍となった。

 国内旅行の出発日のピークは12月31日(火)、1月4日(土)、1月2日(木)と、9連休の中で偏ることなく分散して選択されている傾向にある。

 旅行先の人気ランキングは、1位近畿、2位関東、3位北陸・甲信越、4位東海、5位中国地方。

 人気のテーマは、1位富士山、2位高級宿、3位初詣、4位日帰りツアー、5位冬の味覚(カニ)──となった。

デジプラ本格リリースで2週間無料体験キャンペーン 日本観光振興協会

2024年12月4日(水) 配信

 

 日本観光振興協会(菰田正信会長、東京都港区)は各地の観光DX化をサポートするためのデータ戦略ツール「日本観光振興デジタルプラットフォーム(デジプラ)」の本格リリースを記念して、2025年1月6日(月)~1月19日(日)までの2週間「全国版無料体験キャンペーン」を実施する。12月4日(水)から募集を開始しており、応募期間は12月20日(金)まで。

 デジプラは観光に関するデータを地域が効率的かつ戦略的に管理するためのデータプラットフォームで、自主的で主体的な観光地経営の実現をはかるためのもの。このほど、観光関連産業におけるデータ戦略の高度化、エビデンスに基づく政策立案を後押しするため、地域だけでなく企業にも提供を開始する。

 日観振が保有する全国の約12万件の観光情報と30の統計・ビッグ・調査データをあらかじめ搭載しており、ワンストップで可視化して時間やコストをかけずに観光戦略に活用できる。22~24年の観光庁観光DX事業に採択され、一部地域で実証を実施。現在は全国約100の地域で利用されている。

 無料体験の応募はデジプラWebサイトから。参考までに通常の利用料は日観振会員は1市町村の閲覧が無料となり、全国版は地域の年間利用料が100万円(税別)、一般企業が200万円(税別)。非会員は地域が120万円(税別)、一般企業が240万円(税別)。

12月6~8日に国境離島PRイベントを開く 東京都が沖ノ鳥島と南鳥島の重要性を発信

2024年12月4日(水) 配信

12月7日に小島よしおさんが来場

 東京都は12月6日(金)~8日(日)まで、東京都江東区の有明ガーデンで国境離島PRイベント「知る!学ぶ!体験する!沖ノ鳥島・南鳥島 MUSEUM」を開く。2つの島の重要性を分かりやすく発信し、認知度向上をはかる。

 日本には小さいものを含めると10万以上の島があるといわれている。そのなかで、四方を海に囲まれた島国日本をかたちづくる「国境離島」は約500。とりわけ、東京都・小笠原村の沖ノ鳥島と南鳥島は日本の一番南と東にある国境離島で、周辺に広がる排他的経済水域はそれぞれ約42万平方メートルと約43万平方キロメートルで、いずれも国土面積(約38万平方メートル)を上回る。都は「両島によってもたらされる海の恵みは、私たちの暮らしに欠かせないもので、国土保全上とても重要な島」と位置付けており、今回はその重要性を広く発信するのが狙い。

 12月7日(土)はキャンペーンキャラクターを務めるお笑い芸人の小島よしおさんと海洋専門家の海洋研究開発機構(JAMSTEC)主任研究員・川口慎介氏が、国境離島の大切さを伝える「沖ノ鳥島・南鳥島トークイベント」を開催。このほか、期間中はスタンプラリーや国境離島VR体験会などで国境離島の魅力を体感できるコンテンツを用意する。

 来場者には特典として、ミュージアム限定のオリジナルグッズをプレゼントする。開催時間は午前10時~午後5時まで。