オープン1カ月で来場者数11万人突破 南佐久の「道の駅八千穂高原」

2024年11月20日(水) 配信

道の駅八千穂高原 外観

 長野・南佐久エリアの佐久穂町が地域振興の場として9月27日に、開設した「道の駅八千穂高原」はこのほど、開業から約1カ月で来場者数が11万人を突破したと発表した。佐久穂町の基本計画で想定されていた1年の来場者数の3分の1にのぼり、好調な滑り出しとなった。運営は畑八開発(笹崎俊一社長、長野県・佐久穂町)とアドバンス(池田俊介社長、兵庫県豊岡市)が担っている。

 好要因として、同道の駅は開業前からSNSを積極的に活用し、グランドオープンまでに1500人以上のInstagramフォロワーを獲得するなど、準備段階から広報活動に力を入れたことを挙げた。農業地帯である南佐久地域の農産物の魅力発信拠点として、直売所では地元野菜や果物の販売、レストランでは地元食材を使った料理の提供などを行い、観光客から地元住民まで喜ばれるような工夫に努めているという。

 このほか、観光案内所や車中泊用区画サイト、アウトドアショップ、ドッグランなどを備える。

 同道の駅は「『あふれる つながる 生きていく』をコンセプトに、地域の皆様のお力添えもいただきながら、『元気の出発点』を目指す。一人でも多くの方に佐久穂町の魅力に気づいていただけるよう、今後も季節ごとにさまざまなイベントを行っていく予定だ」としている。

「和多屋別荘」(嬉野温泉)内に来春、日本語学校開校へ

2024年11月20日(水) 配信

嬉野温泉和多屋別荘

 イノベーションパートナーズ(本田晋一郎社長、東京都港区)は、ともに企業立地を進める嬉野温泉和多屋別荘(小原嘉元社長、佐賀県嬉野市)内に、このほど12社目となるリンクスタッフ(杉多保昭社長、東京都港区)のオフィス立地と、関連企業のアイ・シー・エイが運営する日本語学校の開校が決まった。

 日本で働きたいものの、日本語でのコミュニケーションに不安がある外国人材が、嬉野温泉の旅館や観光施設などでアルバイトをしながら日本語を学ぶことによって、「人手不足の解消や、移住促進など地域課題の解決につながる」(イノベーションパートナーズ)とし、来年4月から生徒が通う学校、教室が旅館内に整備される予定。

館内に日本語学校開校(イメージ)

 1学年50人の2年課程で、将来的には100人の生徒が通学することになる。イノベーションパートナーズは、旅館をハブとした地域のコミュニティー形成に取り組んでおり、外国人が日本語を勉強しながら、嬉野温泉周辺の旅館や企業で働ける環境を整備していく考えだ。

鉄道5社が新宿でキャンドルナイト開催 12月20・21日に

2024年11月20日(水) 配信

キャンドル装飾イメージ

 小田急電鉄と京王電鉄、西武鉄道、東京地下鉄(東京メトロ)、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道5社は12月20日(金)、21日(土)に、東京・新宿東口駅前広場で新宿グランドターミナルのプロモーションとして「Candle Night@Shinjuku East Shinjuku East Square2024-新宿想い線-」を開く。キャンドルを灯すイベントで、無料で参加できる。

 会場では、キャンドルを包むキャンドルホルダーを装飾できる。オリジナルのぬり絵シートへの色付けのほか、自由な想いも書き込むことができる。また、都立新宿高等学校の音楽部による合唱が行われる。小田急電鉄が所属する新宿中央公園パークアップ共同体は同日、新宿中央公園で同様のイベントを開催し、こちらでもキャンドル装飾が可能。

 キャンドル装飾はオンラインでも参加できる。特設サイトから、「ぬり絵をする」ボタンをタップし、好きなデザインを1つ選択。色を塗って、投稿ボタンを押すと投稿完了となる。投稿したぬり絵は、特設サイトや当日の会場モニターで鑑賞することができるという。

 会場での開催時間は各日午後5~8時まで。

JNTO、北陸4県に韓国の観光関係者100人を招請 北陸ツアー造成・販売促進へ

2024年11月19日(火) 配信

 日本政府観光局(JNTO)は10月29日(火)~11月2日(土)の期間、能登半島地震からの復興を目的とし、韓国旅行業協会(KATA)加盟の旅行会社など100人を、福井・石川・富山・新潟の北陸4県に招請した。

 参加者は2班に分かれ、北陸地域の観光スポットを3泊4日の行程で視察した。おもな視察地は、Aコースが月岡温泉、燕市産業史料館、雨晴海岸、大岩山日石寺など。Bコースが、永平寺、恐竜博物館、県立図書館、片山津温泉など。

 10月30日(水)には、新潟県で日本の観光関係者約40人との意見交換会を開き、新潟県の郷土芸能である万代太鼓の疲労や日本酒の試飲会など、北陸地域の魅力を韓国の観光関係者に広く紹介し、今後の北陸地域へのツアー造成や販売促進を働き掛けた。

 意見交換会では、韓国旅行業協会の呉敞熙(オ・チャンヒ)会長が、「北陸は宝石のように魅力のある場所。韓国の観光客に北陸の美しさを感じてもらえるよう努力する」と、北陸送客に向けてコメントした。

 

幼児教育×地方創生日帰りツアー 「未来を生きる非認知能力とグローバル力を育てる!親子de大山自然あそび体験」(日本旅行)

2024年11月19日(火) 配信

「親子de大山自然あそび体験」チラシ

 日本旅行(小谷野悦光社長)は11月19日(火)から、地域での自然体験や文化体験を通して、乳幼児の「非認知能力」をはぐくむプログラムを開発し、親子で参加する実証ツアーとして、「未来を生きる非認知能力とグローバル力を育てる!親子de大山自然あそび体験」を売り出した。

 日本旅行総合研究所では、幼児の「自分の気持ちを表現する力」「チャレンジする力」「失敗から立ち直る力」といった子供の「非認知能力」に着目。観光や地方創生事業と掛け合わせた事業開発を推進してきた。

 日帰り旅行商品として売り出した同ツアーでは、自然の中で親子が一緒に外遊び体験をするほか、専門性を持ったトレーナーが保護者向けにトレーニングを行うペアレントトレーニングプログラムを行う。

 また、グローバル力を育て、親子が同じ目線でチャレンジができるように、プログラムはすべて英語で実施。自然遊びと文化体験をしながら、幼児期に必要な英語教育のきっかけとなるような仕組みを作っている。

 同ツアーは、2025年1月18日(土)に開催。申し込みは専用ホームページから受け付ける。

【国土交通省】人事異動(11月15日付)

2024年11月19日(火) 配信

 国土交通省は11月15日付の人事異動を発令した。

 四国地方整備局次長(併)四国地方整備局総務部長(不動産適正取引推進機構調査研究部長)藤原啓志

ロケツーリズム協議会、地域が映像制作者にロケ誘致 各首長が魅力アピール

2024年11月19日(火) 配信

宮城県登米市の熊谷盛廣市長(写真中央)もロケを誘致した

 ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長、東京都港区)は11月14日(木)、渋谷キューズ(東京都渋谷区)で今年度4回目の会合を開いた。今回は、23の地域が51人の映像制作者にロケ地候補地をアピールするマッチング大会を行った。

 同大会には、地域活性化につながる作品を撮影できる場所を積極的に探す制作者が多く参加しているという。事例紹介では、過去のマッチング大会を通じて撮影につながった会員自治体や企業の実績が報告された。

 今回は初参加の岐阜県・笠松町の古田聖人町長のほか、千葉県茂原市の市原淳市長、静岡県下田市の松木正一郎市長など10人の首長らも出席。先頭に立ち、まちの魅力やロケの受入体制などを説明し、撮影を誘致した。

 古田町長は「ロケツーリズムは地域の魅力をアピールでき、シビックプライドにつながる大きな効果がある」と参加の目的を語った。

 同大会を終えて、宮城県登米市の熊谷盛廣市長は「マッチングした作品のファンを増やし、さらに市のファンを増やしていけるよう、ロケツーリズムに力を入れていく」と抱負を述べた。

 その後の名刺交換会には、各首長も引き続き参加。各地域のロケ誘致担当者同士による実績の活用に向けた意見交換や、制作者との情報交換が商談会に続いて行われた。

栃木県日光市、新しい観光資源を発信 東京都・代官山で展示・販売イベント

2024年11月19日(火) 配信

限定デザイン御ゆ印手ぬぐい

 栃木県日光市(粉川昭一市長)は11月20日(水)まで、代官山 蔦屋書店(東京都渋谷区)で新しい日光の観光資源を発信するブランディング「NEW DAY,NEW LIGHT.日光」の一環として、日光風呂詣の展示・販売イベントを開催している。

 同イベントは、日光の各温泉地の御ゆ印札やルートマップなどを展示し、多様な旅の楽しみ方を提案。また、同温泉地の御ゆ印札のデザインを染めた「限定デザイン御ゆ印手ぬぐい」や栃木県産のヒノキで作られた「おうちで風呂詣〜香り檜の御守〜」のほか、日光産の素材を使用した「日光コーラ」や「日光メープル」などを販売する。「秋冬の旅を考える前に、一度日光に触れてほしい」(同市)としている。

サービス連合、学生に「旅行業の魅力」発信 JATAと共催セミナー開く

2024年11月19日(火) 配信

セミナーのようす

 サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(サービス連合)は9月26日(木)、ツーリズムEXPOジャパン内で、日本旅行業協会(JATA)との共催で、学生を対象としたセミナーを開いた。サービス連合が同イベントでセミナーを開催したのは初めて。産業の持続的な発展に向けて、旅行業の魅力を発信した。

 同連合とJATAは定期的に「観光業界が選ばれる産業」となるため、人手不足の課題や人材への投資、ジェンダー平等推進の重要性について意見を交わしてきた。このようななか、人材にフォーカスしたセミナーの実施を決めた。

 セミナーには、サービス連合会長の櫻田あすか氏、JATAの運営委員でIACEトラベル社長の西澤重治氏、東洋大学客員教授の越智良典氏が登壇した。聴講したのは学生や学校関係者など約50人。

 登壇者は、労働時間の削減と有給休暇の取得増加で、年間総実労働時間が減少傾向にあることを説明。さらに、ジェンダー平等推進への取り組みや、働く人から選ばれる魅力ある企業を目指して、変革を進めている旅行会社の事例なども紹介した。その後の質疑応答では、学生と大学関係者が旅行業界の魅力や将来に向けた可能性などを問い掛けた。

第50回「100選」選考審査委員会開く 12月11日に旅行新聞HPで発表

2024年11月19日(火) 配信

第50回「100選」選考審査委員会のようす

 旅行新聞新社(石井貞德社長)は11月15日(金)、東京都内で「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の選考審査委員会を開き、50回目を迎える総合100選と、選考審査委員会特別賞「日本の小宿」10施設を決定した。

 「第45回プロが選ぶ観光・食事、土産物施設100選」、「第34回プロが選ぶ優良観光バス30選」「第8回プロが選ぶ水上観光船30選」などを加えた主なランキングは、12月11日(水)に更新する旅行新聞のホームページ(https://www.ryoko-net.co.jp)で発表する。

表彰式は来年1月17日(金)に、東京都新宿区の京王プラザホテルで開く。なお、受賞者を中心に50回の節目を記念した祝賀パーティーも開催する。

 「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」は、全国1万4292の旅行会社(支店や営業所を含む)を対象に、9月21日~10月31日まで専用ハガキおよびWebによる投票を募った。

 集計結果を後援団体の全国旅行業協会(ANTA)や日本旅行業協会(JATA)、旅行ライターや旅行雑誌編集者らで構成される選考審査委員会で審査し決定した。

 旅行会社の皆様からのたくさんのご投票をありがとうございました。