新春の風物詩「長浜盆梅展」 3月10日まで開催中

2024年1月11日(木) 配信

90鉢の盆梅が並ぶ

 長浜観光協会(岸本一郎会長、滋賀県長浜市)は1月10日(水)から、新春の風物詩で日本最大級の梅の盆栽展「長浜盆梅展」を開いている。73回目を迎える今年は3月10日(日)までの開催。

 136年の歴史がある、明治建築の慶雲館に90鉢の盆梅を展示している。紅白の梅の盆栽が並ぶ姿は圧巻という。なかには樹齢400年という古木も。また今年のテーマは干支にちなみ「盆梅×龍」。切り絵作家・早川鉄兵氏とのコラボレーションした「龍」のアート展示も見ものだ。

 新館2階には盆梅カフェや土産コーナーを設置。今年は盆梅展限定のスイーツを開発し、雪をまとった盆梅をイメージした「雪中梅」などを土日限定で販売する。

 また、1月上旬~2月上旬の火・木・金曜日限定で庭園での雲海など昼間とは異なる演出を施し、夜間特別観覧を実施する。午後5:30~と7時~の1時間入れ替え制で料金は大人2000円、6~15歳1600円。さらに、1月下旬~2月の土日・祝日限定で夜間ライトアップも実施。本館2階の特別盆梅展を夜間限定で公開する。こちらは日没から午後8:30まで、盆梅展の通常料金・大人800円、小中学生400円で楽しめる。

日本RV協会、被災地へキャンピングカー貸与 自治体職員の宿泊拠点を設立

2024年1月10日(水) 配信

日本RV協会はこのほど災害対策支援でキャンピングカーを貸与する(画像は熊本地震復興支援時のもの)

 日本RV協会(JRVA、荒木賢治会長、神奈川県横浜市)はこのほど、石川県珠洲市からの要請を受け、令和6年能登半島地震被災地の災害対策支援のため、JRVA会員企業のキャンピングカー数十台を貸与する。

 被災地の復興の中心になる自治体職員と、全国各地からの応援職員の宿泊場所として、自治体職員宿泊拠点整備「RVパーク村」を設立する。

 珠洲市内に設置し、今後は他の市町村にも拡大していく予定。災害時におけるキャンピングカーの有用性として、簡易宿泊所、移動可能な避難シェルター、パーソナルスペ―スの確保、生活インフラの維持、就寝スペースを確保することによるエコノミー症候群の予防、電力供給の確保、通信手段の維持──などを挙げる。

 JRVAは、「キャンピングカーは、災害時において身の安全を守り、落ち着いて過ごすことができる生活環境を提供できる。また、電力確保や通信手段の維持にも役立つ存在だ」と話す。

トラベルコ、新CMを放映開始 綺咲愛里さんが踊って歌う

2024年1月10日(水) 配信

綺咲愛里さん(写真左)が友人と旅を楽しむようすを歌とダンスで表現

 旅行比較サイト「トラベルコ」を運営するオープンドア(関根大介社長、東京都港区)は1月9日(火)、俳優の綺咲愛里さんを起用した新CMの放映を始めた。

 新CMでは、歌唱力もありダンス経験が豊富な綺咲愛里さんを起用し、空港とホテルを舞台に友人との旅を楽しむようすを歌とダンスで表現している。CMソングには旅行需要が高まるなかで、トラベルコ最大の訴求ポイントである「最安値」でお得に旅行を楽しんでもらいたいという思いを込められた。

 全7種のCMはテレビとユーチューブを中心に放映され、同社は「今後も幅広い世代の人にトラベルコの魅力を伝えていく」とした。

 なお、CMはユーチューブのトラベルコ公式チャンネルに期間限定で公開している。

6室のスイートルームがオープン 飛騨高山・本陣平野屋 花兆庵

2024年1月10日(水) 配信

創業30周年を迎えた

 岐阜県・飛騨高山の旅館「本陣平野屋 花兆庵」はこのほど、新たに6室のスイートルームをオープンした。創業30周年を機に既存の和室9室をスイートタイプの客室6室に改装した。

 コロナ禍後、外国人観光客が急増するなか、同宿の23年のインバウンド比率は45%と約半数を占めるため、外国人も快適に寛げる設計を意識した。とくに多いのは欧米客で、新客室はその土地の文化風土への関心が高い欧米客に飛騨高山の歴史を感じてもらえるような客室に仕上げた。

 客室は「惟・響・慈・覚・縁・坐」と漢字一文字の名で、「心が休まるような滞在になるように」と願いが込められている。一部屋ずつ字のイメージに沿って色や設えを変えるなど工夫を凝らしている。

令和トラベル、被災者などの取消料全額負担 2月29日(木)出発までの商品で

2024年1月10日(水) 配信

申告は同社の問い合わせフォームで受け付ける

 令和トラベル(篠塚孝哉社長、東京都渋谷区)はこのほど、2024年1月1日(月)~2月29日(木)に出発する旅行を対象に令和6年能登半島地震を理由とする取消料を同社で全額負担する措置を始めた。被災者や旅行を楽しめる状況でなくなった人に配慮する。

 対象は被災者のほか、旅行を楽しめる状況でなくなった人などすべての申込者。出発前までに申告することが条件となっている。

 申告は同社のお問い合わせフォームで受け付けている。

フィフティーズが破産 負債は約5億4000万円(帝国データバンク調べ)

2024年1月10日(水) 配信

 ホテル運営業者の「フィフティーズ」(梶川文男社長、東京都江戸川区)は昨年12月20日(水)、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約5億4000万円。

 同社は1998(平成10)年9月に設立されたホテル運営事業者。01年に「ファミリーイン・フィフティーズ大崎駅前」、02年に「ファミリーイン・フィフティーズ大阪(肥後橋)」をオープンし、低価格設定によりファミリー層をターゲットにしていた。

 04年には大崎駅前を閉鎖し、新たに「ファミリーリゾート・フィフティーズfor舞浜」を開業。東京ディズニーリゾート(TDR)への観光客の取り込みに注力し、06年3月期には年間収入高約2億8700万円を計上していた。

 しかし、「先行投資によって創業時から赤字経営が続き債務超過となる」(帝国データバンク)なか、20年以降は新型コロナの影響で収入は急減した。同年9月をもって大阪の施設を閉鎖し、舞浜のみの運営となっていたが好転せず、23年5月に事業を停止していた。

 なお、関連会社のエム・エイチ・ディベロップメント(梶川文男社長、東京都江戸川区)も同日、破産手続き開始決定を受けている。

日本バス協会、加盟会社が臨時運行 羽田空港の航空機事故で

2024年1月10日(水) 配信

旅客機の乗客を貸切バスの臨時バスで輸送(写真はイメージ)

 日本バス協会(会長=清水一郎・伊予鉄グループ社長)は1月9日(火)、東京・羽田空港で2日(火)に起きた航空機衝突事故を受け、バス協会の加盟事業者が貸切バスの臨時運行など行ったと発表した。

 同空港が事故の影響で一時全面閉鎖となり、空港到着予定便の一部を、茨城空港や成田空港などへの到着空港の変更(ダイバート)や、羽田空港到着時刻の遅延が発生。バス協会に加盟するバス事業者が迅速に対応し、旅客機の乗客を貸切バスの臨時バスで輸送するなど、年末年始の休暇で帰省先などから帰宅する多くの人の足を確保した。

 ダイバート対応(1月2日)により、茨城空港から石岡駅までの貸切バスの臨時バスを、関鉄グリーンバス4便、出久根観光2便、池田交通1便の計7便約310人を輸送した。また、成田空港からの高速乗合バスを増便し、東京駅まで京成バス1便、ジェイアールバス関東1便の計2便74人、羽田空港まで東京空港交通2便の計81人を輸送した。

 羽田空港到着便の遅延対応では、丹沢交通が貸切バスによる臨時バスを1月3日(水)、4日(木)、5日(金)の3日間で1便ずつ運行。羽田空港から吉祥寺駅まで計49人、小岩駅まで計73人、千葉駅まで計23人を輸送した。空港アクセスバス(乗合)も増便し、1月3日(水)~7日(日)の5日間では東京空港交通が東京・新宿方面の増便で計25便の計799人、京浜急行バスが横浜方面などの増便で計25便の計619人を輸送した。

チケットの売上で能登半島地震の支援活動実施へ 三陸花火大会

2024年1月10日(水) 配信

ボランティアバスツアーへの参加者募集中

 三陸花火競技大会実行委員会(岩手県陸前高田市)はこのほど、4月28日(日)に開催する「三陸花火大会」のチケットの売上の1%を令和6年能登半島地震の支援活動、ボランティアバスツアーに活用することを発表した。ボランティアへの参加者募集も併せて開始した。

 同花火大会は東日本大震災で被災した三陸地域の復興を目的に始まり、実行委員会には、現地のボランティア活動経験者や被災したメンバーが含まれている。その経験を踏まえ、災害ボランティアが初めての人にも参加しやすく現地の力になれる活動を行いたい考え。

 ボランティアツアーは1回あたり30~50人、金沢駅や仙台駅を発着地に現地へ向かうことを想定する。日程は現地からの要請があり次第、即座に出発する予定。参加希望者はフォームに記入しておくと、日時が決定した際に実行委員会から参加可否についての連絡があるという。

 実行委員会は、復旧・復興には長い年月を要するため、継続的な支援を前提に活動を行う。「先ずは、瓦礫撤去や家財整理などの活動が多くなると思いますが、その後もさまざまな活動が必要になります。皆様の日ごろの仕事や特技が生かされる活動もたくさんあると思います」とし、「少しでも興味のある方はお気軽に仮登録していただきたい」と呼び掛けている。

JTB、被災地へ5000万円寄付 トラベルポイント寄付受付も

2024年1月9日(火)配信

受付期間は1月5日(金)~3月31日(日)

 JTB(山北栄二郎社長)は1月9日(火)、令和6年能登半島地震の被災地支援として、日本赤十字社の災害義援金と被災県に対して5000万円の寄付を行ったと発表した。早期復旧と復興に向けて、JTBトラベルメンバー会員がトラベルポイントで支援できる「能登半島地震災害義援金ポイント寄付受付」も始めた。

 ポイント寄付の受付期間は1月5日(金)~3月31日(日)。申し込み可能ポイントは100、500、1000ポイントの3種類で、1ポイントにつき1円相当額が届けられる。寄せられた義援金は日本赤十字社へ送り、「令和6年能登半島地震災害義援金」として、全額が各都道府県に設置された義援金分配委員会を通じて被災者に届く。

 JTBグループでは、今後も継続的に被災地の状況に応じた支援を実施していくとしている。

奥白馬高原開発が特別清算 負債は約48億円(東京商工リサーチ調べ)

2024年1月9日(火) 配信

奥白馬高原開発は昨年12月21日(木)、特別清算開始命令を受けた

 奥白馬高原開発(代表清算人=岩本孝氏、東京都中央区)は昨年12月21日(木)、東京地裁から特別清算開始命令を受けた。東京商工リサーチによると、負債総額は約48億円。

 同社は、長野県・小谷村の「ホテルグリーンプラザ白馬」を主体としたホテルやリゾート施設の経営を手掛けていた。ホテルやスキー場のほか、アドベンチャー施設などを併設し、ピーク時の1993年5月期には売上高約28億4000万円を計上していた。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、ホテルと施設の休業を余儀なくされた。2021年3月期の売上高は約7億2600万円に減少し、約3億3000万円の最終赤字となり、財務面でも債務超過が続いていた。

 22年11月に事業を奥白馬総合リゾート(東京都中央区)へ譲渡し、23年9月30日(土)に株主総会の決議によって解散。今回の措置となった。

 同社が運営していたホテルは、奥白馬総合リゾートが運営を継続している。