東日本・西日本、花火大会人気ランキングを公開(クラブツーリズム調べ)

2024年6月26日(水) 配信

2024年「花火大会」東・西人気ランキング

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都江東区)は6月25日(火)、夏の花火大会シーズンの本格到来を前に、2024年花火大会ツアーの予約動向を基に、東日本・西日本の「花火大会」人気ランキングを発表した。

 調査は6月9日(日)、クラブツーリズムの花火大会鑑賞ツアー(7月13日~10月31日発)の申込者数から集計した。24年は、円安や物価高などで国内旅行の需要が高まり、新型コロナウイルスの5類移行後初の花火大会シーズンを迎えた23年を上回り、好調に推移。花火大会鑑賞ツアーは例年人気が高く、今年も既に1万5000人以上の申し込みがあるという。

 東日本の1位に輝いたのが「長岡まつり大花火」(新潟県)。例年人気が高く昨年に引き続き1位にランクインした。同社では、個人手配での手配が難しいマス席で鑑賞できるツアーなどを多数用意し、豊富に用意したコースも既に多くが満席になってきている。

 2位には「大曲の花火」(秋田県)、3位に「諏訪湖祭湖上花火大会」(長野県)と続いた。昨年8位だった「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」(新潟県)が4位に急浮上。「越後三大花火」の一つとして知られる同大会は、水面から扇状に広がる「海中空スターマイン」など海上から打ち上げる花火が特徴。今年は資材の高騰で有料席が1000円値上げしたが、人気は健在。

 そして、西日本の1位に輝いたのは「熊野大花火大会」(三重県)。船上で重さ250キロの三尺玉を爆発させ、直径約600メートルの半円形に広がる「三尺玉海上自爆」など迫力ある花火が人気だ。加えて今年は、熊野古道世界遺産登録20周年!記念花火も予定され、注目が高まっている。

 2位にランクインしたのが「びわ湖大花火大会」(滋賀県)。今年は混雑対策として、椅子なしの観覧スペースを広げることで収容人数を増やした。また25年に開催する大阪・関西万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」のテーマに合わせた花火も打ち上げ予定。3位には、「松江水郷祭湖上花火大会」(島根県)がランクインした。

【観光庁幹部人事】10代目観光庁長官に秡川直也氏 内閣官房内閣審議官など歴任

2024年6月26日(水) 配信

秡川直也氏

 国土交通省は6月25日(火)、髙橋一郎観光庁長官が退任し、10代目観光庁長官に秡川直也内閣官房内閣審議官を充てるなどの幹部人事を発表した。7月1日(月)付の発令。

 秡川 直也氏(はらいかわ・なおや) 1988(昭和63)年東京大学法学部卒、同年4月運輸省(現・国交省)に入省。2018(平成30)年内閣官房IR推進室審議官、20(令和2)年自動車局長、22(令和4)年観光庁次長、23(令和5)年内閣官房内閣審議官内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局長次長などを歴任。神奈川県出身、59歳。

(6月30日)

▽【出向】経済産業省(観光庁国際観光部長)星野光明
▽観光庁国際観光部長(復興庁福島復興局次長)中野岳史

(7月1日)

▽【辞職】(観光庁長官)髙橋一郎
▽観光庁長官(内閣官房内閣審議官内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局長次長)秡川直也
▽国土交通省大臣官房危機管理・運輸安全政策審議官(観光庁次長)加藤進
▽観光庁次長(鉄道局次長)平嶋隆司
▽国土交通省中部運輸局長(観光庁観光地域振興部長)中村広樹
▽観光庁観光地域振興部長(内閣官房内閣審議官内閣官房国際博覧会推進本部事務局次長)長﨑敏志

モンベル・辰野代表のトークイベント付き ジャルパックが北海道アウトドア体験ツアー企画

2024年6月26日(水) 配信

モンベル代表・辰野勇氏

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)はこのほど、JALPAKブランド誕生60周年特別企画として、モンベル(辰野勇会長兼CEO、大阪府大阪市)と共同でJALダイナミックパッケージ「モンベル代表 辰野 勇氏トークイベント付きHOKKAIDO アウトドア体験ツアー3・4日間」を売り出した。9月25日(日)出発限定。

 同ツアーは秋の富良野・美瑛・東川など、北海道を代表する自然を満喫できるコースを設定。初日の夜は、新富良野プリンスホテルでウェルカムディナーを開催し、モンベル代表の辰野氏によるトークイベントを実施する。エピソードを交えながら辰野氏ならではの解説で、各自治体の魅力を解説する。

 2日目はトレッキングとカヌー、サイクリングの3種類のアクティビティを用意。どのコースも初心者でも楽しめる設定だという。

 1日目と3日目は北海道の代表的な観光地も訪れ、紅葉した富良野・美瑛を満喫できる。

 宿泊先は1日目が新富良野プリンスホテル、2日目がキトウシの森ケビンまたはラビスタ大雪山、4日間コースの3日目はアートホテル旭川。ダイナミックパッケージのため、価格は申し込みタイミングにより異なる。

グリーンズと京都市が災害協定結ぶ 避難場所にコンフォートホテルERA京都東寺を提供

2024年6月25日(火) 配信

コンフォートホテルERA京都東寺

 グリーンズ(村木雄哉社長、三重県四日市市)は6月24日(月)、京都府京都市(村井孝治市長)と「災害等の発生時における宿泊施設の提供等に関する協定」と、「災害発生時における観光客等に対する施設利用等の協力に関する協定」を結んだ。

 2つの協定は、災害が発生した際に、帰宅困難者へのロビー開放や、大規模災害時などに、市の指定避難所・指定緊急避難場所として、避難者に対し同社が運営する「コンフォートホテルERA京都東寺」の客室を提供するもの。

 同社は、福祉避難所としてのホテルの提供について全国の自治体と協定を結んでおり、災害発生時のその他の対応も含めると、今回で22件目の締結となる。「今後も、すべての店舗展開地域における災害協定の締結を目指し、安心で安全なまちづくりの実現にさまざまなカタチで取り組んでいく」とした。

JTB所属の松山選手が金メダル、フェンシングアジア選手権で

2024年6月25日(火) 配信

松山恭助選手

 JTB所属のフェンシング・男子フルーレ日本代表の松山恭助選手が6月24日(月)、クウェートで行われたアジア選手権・男子フルーレ個人戦で、金メダルを獲得した。

 所属先のJTBとは、2019年4月から松山選手とスポンサー契約を、加えて20年4月から社員契約を結んでいる。

 松山選手は現在、男子フルーレナショナルチームのキャプテンとして世界大会を転戦。東京2020オリンピックでは団体戦で第4位に輝いた。世界選手権2023ミラノ男子フルーレ団体戦では金メダルを獲得。併せて、同大会男子フルーレ個人戦でも銅メダルを獲得した。

親子で楽しむ「世界のクワガタ・カブト大集合!」 ふれあいコーナーや昆虫教室も 群馬県・みなかみ町で7月13日(土)、14日(日)開催

2024年6月25日(火) 配信

「世界のクワガタ・カブト大集合!」チラシ

 月夜野きのこ園(金子崇範社長、群馬県・みなかみ町)は7月13(土)、14日(日)の2日間、自然や生き物に触れたい親子のための体験型イベント「世界のクワガタ・カブト大集合!」をみなかみ町の「ノルン水上スキー場」で開催する。

 展示即売会では、クワカブソムリエが虫の選び方や飼い方を案内するため、初めての飼育する人も安心だ。

 ふれあいコーナーは、ヘラクレスオオカブトの成虫や幼虫を見て触り、巨大ヘラクレスのオブジェと一緒に記念撮影ができる。

 また、昆虫教室も開かれる。7月13日(土)は、月夜野昆虫倶楽部のメンバーであるクワガタ・カブトムシ飼育の名人飼育担当のShiho氏と、ちっぴー氏による「昆虫採集&飼育教室」が行われる。7月14日(日)は、全国を回りながら環境保全を子供たちに伝える昆虫ヒーロー「ミヤマ仮面・クワガタ忍者」が講師として登場する。両日とも、午前と午後の2部構成。

 また、目玉企画として、Shiho氏が採集したミヤマクワガタの雌雄同体個体の標本展も行われる。

旅行読売出版社、ムック「韓国のホットプレイス51」発刊

2024年6月25日(火) 配信

「韓国のホットプレイス51」表紙

 旅行読売出版社(坂元隆社長、東京都中央区)は6月24日(月)、ムック「韓国のホットプレイス51」を発刊した。スマートフォンで見られる現地紹介動画と、人気公演や施設などで特典が受けられるクーポンが付いている。

 企画は、韓国の制作会社Fiveone Co.,Ltd.(池慶埈社長、ソウル麻浦区)。現地ライターがソウルをはじめ、仁川、京畿道、忠清、全羅、済州、江原、慶尚道、大邱、釜山など、韓国で人気のスポット“ホットプレイス”を紹介する。韓国の若者たちがSNSで発信するスポット、韓流ドラマや映画、ミュージックビデオでの話題の場所、韓国の食べ物や祭りなどの情報も掲載。初めて韓国を訪れる人も、何度も訪れている人でも楽しめる一冊とした。

 同書で指定されている写真をスマホのAR(拡張現実)アプリを使って読み込むと、臨場感あふれる動画を楽しめる。大人気の舞台公演「NANTA(ナンタ)」の観覧料2万ウォン引き、木浦海上ケーブルカーの運賃8000ウォン引き、南山ソウルタワー展望台入場券10%オフなど、10種のウェルカムクーポン付き。

 裵聖植(ベ・ソンシク)著。定価2000円(税別)で、A5判変型の320ページ。

日商が国の観光施策への提言まとめる 「新たな局面を迎えるわが国の観光に関する要望」

2024年6月25日(火) 配信

 日本商工会議所(小林健会頭)は6月24日(月)、観光立国の実現や持続可能な観光地域づくりに向けて、国が重点的に強化すべき施策について提言をまとめた。「新たな局面を迎えるわが国の観光に関する要望~地域を支える産業として観光が発展するために~」と題した要望は、今後、国土交通大臣をはじめ、政府や政党に提出し、実現に向けて働き掛けていく方針だ。

 同要望は、「地域経済の好循環を促す観光地域づくりの促進」「地域に人と投資を呼び込む地域ブランディングの促進」「観光産業の持続的発展に向けた環境整備」など3つの観点から構成されている。

 日本の経済は「停滞から成長」への転換局面にあり、観光分野においてもインバウンド需要の回復と、今後の増加が期待できる。少子化・人口減少が加速化するなかで、地方の人口流出も課題となっており、「地域社会・経済において観光が果たす役割はこれまで以上に重要」だとした。

 一方で、インバウンド需要は都市圏へ偏在傾向にあり、オーバーツーリズムと地方誘客が急務となっている。高付加価値化による観光消費の拡大とともに、観光から得た収益が還元される地域経済循環の構築が必要となる。

 同会議所は、「今後は、地域の多様な主体が参画して共有したビジョンの下で、地域事業者の収益力を向上させ、地域経済に好循環を生む『地域の持続可能な観光地域づくり』を一層推進していく必要がある」と訴えた。

栃木県旅行業協会、要望聞き有益情報発信へ 「能登復興も応援していく」

2024年6月25日(火) 配信

総会はホテルニューイタヤで開催された

 栃木県旅行業協会(國谷一男会長、130会員)は6月21日(金)、ホテルニューイタヤ(栃木県宇都宮市)で2024年度通常総会を開いた。

 國谷会長は能登半島地震の発生に触れ「1日も早く復興できるよう応援していく」との考えを示した。また貸切バス料金の高騰や団体旅行を受け入れるホテル・旅館が減少していることについて、「皆様の色々な要望を聞きながら、我われはさまざまなことを投げ掛けていきたい」と語った。

國谷一男会長

 今年度は消費者のニーズを敏感に感じ、変化する時代の流れを汲めるよう、行政や関連団体と連携し、会員に有益な情報収集や発信を行う。

 その後、商談会・懇親会が開催された。

 受入施設などで構成する賛助会の小野吉正会長(鬼怒川パークホテルズ、栃木県)はOTAによる送客数が増加するなか、「栃木県旅行業協会の皆様は地元に密着し、ニーズを十分に把握している。心のこもった接客で旅の魅力を案内していただいている」と謝辞を述べた。そのうえで、「栃木県旅行業協会の皆様の得意とする小グループはOTAの苦手分野である一方、単価が高い。情報収集し、送客してほしい」と呼び掛けた。

小野吉正会長

 来賓の㈱全旅の中間幹夫社長は「さまざまな最新技術が誕生するなか、我われも色々なシステムを構築していく。皆様の不安解消に努める」と話し、さらなる㈱全旅への協力を求めた。

中間幹夫社長

 また6月30日(日)付けで桑原恵子前事務局長が退任。新たな事務局長に赤羽由木江氏が就任する。

東旅協協定会員連盟、会員の発信を強化 「Webの積極的活用へ」

2024年6月24日(月) 配信

東京都旅行業協会協定会員連盟の児島博司会長

 東京都旅行業協会協定会員連盟(会長=児島博司・浪漫の館月下美人社長、130会員)は6月19日(水)、東京都内で2024年度通常総会を開いた。今年度は会員情報発信の強化をはかるため、会員施設を紹介する総合カタログの発刊に代わり専用のホームページ制作に着手するなど、デジタル化を推進する。

 会員総合カタログのWeb移行について、児島会長は「(Web上で)既存のプログラムが見られるようにして、冊子に掲載していた会員施設の情報を組み込んでいく。旅行業者がすぐに見られるようにするなど、Webの積極的な活用を考えていきたい」と話した。

 他方、児島会長は「消費税が旅館業にとって非常に重要な問題」との認識を示した。他業種と比べて徴収額が倍になることもあると述べ、このほかの問題とともに「東京都旅行業協会と一緒に、問題を解決しながら対処したい」と語った。

 24年度事業計画では、多様な業種からの新規参入を推進し、会員増強に努めるとしている。会員情報発信の強化をはかるため、総合カタログ専用のホームページ制作に着手するほか、広告メールの活用や旅行業者との対面でのPRが可能な機会の創出や情報の提供など、会員の営業強化につながるよう努めていく。

 また、来年1月に東京で開かれる国内活性化フォーラムや、東旅協福利厚生事業(提携保養施設)への協力、全旅クーポン制度の周知強化と入会促進などに取り組む。

 総会後、別会場で通常総会を開催した東京都旅行業協会と合同で名刺交換会、業務懇談会が開かれ、盛会裏に終わった。