京阪電気鉄道が7月27日から2200系デビュー60周年の記念企画

2024年6月17日(月) 配信

リバイバル塗装(8両編成時代のもの)

 京阪電気鉄道(平川良浩社長、大阪府大阪市)は7月27日(土)から、京阪本線・鴨東線・中之島線を走る2200系がデビュー60周年を迎えるにあたり、記念企画を実施する。1988(昭和63)年当時の車体外観に復元するほか、記念ヘッドマークの掲出などを行う。

 2200系は1964年に登場した各駅停車用の2000系スーパーカーに続いて新造した急行用車両で、最盛期には100両が在籍していたというが、現在は4両のみ。今回はデビュー当時の塗装を復元して7月28日(日)から営業運転する。これに先駆け、27日にはリバイバル塗装編成によるミステリーツアーを開催する。

 記念ヘッドマーク掲出は7月27日~8月31日。リバイバル塗装ヘッドマークと記念ヘッドマークがある。

 7月27日の午前11時~午後2時まで、樟葉駅下車KUZUHA MALL内のSANZEN-HIROBAで京阪電車オリジナルグッズ販売会を実施する。キーホルダーやTシャツ、缶バッジスタンドなどが並ぶ。

 また、記念企画展として「―高度経済成長期における京阪間の輸送を支えた車両―」をSANZEN-HIROBAで7月27日~11月28日まで開く。

 このほか、記念デザインの企画乗車券を7月27日~2025年3月31日まで売り出す。大阪・京都1日観光チケットと京都1日観光チケットが同企画デザインになる。

宿で旅する呑み比べセット 定山渓花もみじが夏酒の提供開始

2024年6月17日(月) 配信

3種の夏酒セット

 ホテル鹿の湯が運営する「定山渓花もみじ」(北海道札幌市)は6月17日(月)から、札幌の1910年創業の老舗酒屋「桜本商店」が厳選した全国各地の日本酒「夏酒」の吞み比べセットを期間限定で売り出した。

 「宿で旅する吞み比べセット」と題し、北海道の旬食材を使用した夏限定の和食会席の夕食とともに楽しめる。3種3勺の各60ミリリットルで、価格は1650円(税込)。販売は8月31日(土)まで。なお、それぞれ1合でも注文できる。

6月19日からJR上野駅で岩手産直市開く 新幹線で商品運ぶ

2024年6月17日(月) 配信

産直市のイメージ

 東日本旅客鉄道(JR東日本)盛岡支社は6月19日(水)~23日(日)までの5日間、東京・上野駅で「岩手産直市」(協力・岩手県、いわて観光キャンペーン推進協議会)を開催する。

 産直市では21日(金)に、新幹線で荷物を運ぶ「はこビュン」(上野着午後2時1分)を利用し、盛岡市の人気パン「福田パン」や花巻市の「花巻温泉のあんぱん」を運び販売するほか、期間中は農水産加工品や地酒、菓子、果物などを販売する。

 また、観光コーナーでは県内観光地のパンフレット配布や観光PR動画を放映する。

JALが調査研究を行う新会社「JAL航空みらいラボ」7月設立へ

2024年6月17日(月) 配信

 

 日本航空(JAL)は7月1日(月)、航空業界の持続的な成長・発展に向けた調査研究を行う新たなグループ会社「JAL航空みらいラボ」を設立する。航空会社を取り巻く環境が急速に変化していることから、広範囲な調査や研究が必要だと判断した。

 国や地域、人とモノのつながりなどを支える航空会社の果たすべき役割の重要性がますます高まっている一方、国内の人口減少や地域課題、環境負荷への対応など取り巻く環境の急速な変化・複雑化に直面している。これらの課題に適切に対応するため、新会社を立ち上げる。

 「JAL航空みらいラボ」は、JALが有する航空に関わる専門的知見に加えて、教育機関や研究機関などを含めた社外からの見識を取り入れた客観的な調査研究を推進し、航空業界の持続的な成長・発展、安全・安心でサステナブルな社会の実現に貢献していきたい考え。主な事業内容は航空業界および関連する諸分野に関する総合的な情報の収集、分析、調査研究および課題解決支援や産学連携を通じた価値創造および次世代育成の推進など。

会社概要
名称:株式会社JAL航空みらいラボ(英文名: JAL AVIOFUTURE LAB CO., LTD.)
代表取締役社長(予定):柏 頼之(かしわぎ よりゆき) ※JAL取締役と兼任予定 
資本金:1000万円
株主:日本航空100%
住所:東京都品川区東品川2-4-11  野村不動産天王洲ビル
設立:2024年7月1日予定

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(161)お客様に寄り添うとは 想像力をはたらかせて

2024年6月16日(日) 配信

 

 クライアント企業に、「対応が冷たい」という「お客様の声」が届きました。「接客」を大切にする企業だけに、「もてなし」に疑問を持つその声は、経営者の受け止めも重く、私に対応への相談をされました。とくに現場の担当者は、常に丁寧な対応を心掛けていただけに、とてもショックを受けたようです。

 近年、医療関係者の「おもてなし」に対する関心が高まっています。これまでは病院の大きさや医師の評判などで病院を選んでいた利用者は、その対応に不快な思いをしても、仕方ないとあきらめていました。

 先日、内科に行ったときに、毎年の検診予約をしました。看護師から「説明をしますので、外でお待ちください」と言われ、「外とはどこですか」と質問すると「出たところです」といったやり取りがありました。

 このときに、クライアント企業が受けた「対応が冷たい」という言葉の意味が分かりました。看護師は患者に不快な思いをさせている、という認識はないでしょう。しかし、利用者の多くは、言いたいことを我慢しているのです。看護師は毎日、患者に話すことでしょうが、私は戸惑うばかりでした。

 理由は、看護師には、外のイメージが明確にあって話しているのですが、私は同じイメージを持っていない。こういうときに、誤解が生まれ説明不足といった苦情を受けるのです。説明も、後遺症などについて書類を見ながら小さな声で早口に話されるだけです。何度か受診しているので内容は分かりますが、これで「サインしてください」と言われても納得できません。「言う」ではなく、「伝える」ことが大切なのです。

 そのためには、聞いてもらえる環境をつくり、クッション言葉を使うことが有効です。「恐れ入りますが」「お聞きいただいたこともおありだと思いますが、大切なことですので」という、相手に寄り添う言葉を使えば、聞く側も話す人に意識を向けます。さらに動作がそこに加われば、良い対応と評価が上がります。

 ある日伊丹空港で、家族から頼まれたチーズケーキを購入するため、売り場を探しましたが見つかりません。レジのスタッフに聞くと、「30分後の14時から個数限定で販売される」と説明して、その後に自分の持ち場に「レジ中止中」の看板を出して、レジから出て来てその場所まで案内してくれたのです。

 しかしそこでは、「このラインでお待ちいただければ、整理券が配られますのでしばらくお待ちください」と案内されました。空のワゴンを前に30分間どうしたらよいのかと悩む私をイメージして、掛けてくれたその寄り添う言葉に感動すら覚えたのです。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

 

 

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(233)」江差の5月は江戸にもない(北海道・江差町)

2024年6月15日(土) 配信

江差いにしえ夢街道の花嫁行列

 GWで賑わう5月3日、道南の檜山郡江差町を訪ねた。海に面した表通り「いにしえ街道」では、この日、昔ながらの婚礼の行列が練り歩いていた。花嫁と花婿は、50人ほどの行列を従えて、祝い唄「長持唄」を歌いながら姥神大神宮前の特設会場までを練り歩く。

 江差は、かつてニシンと北前船で栄え、「江差の五月は江戸にもない」と謳われるほど栄えた。人口減少と高齢化で昔とは比べようもないが、今日だけは江戸時代の繁栄が蘇ったかのような賑わいであった。

 江差は海岸線に沿った段丘の下側に街並みが形成されている。かつては海に近い表通りに、切妻屋根の建物が立ち並び、各家に飾られた暖簾・看板・壁には、それぞれの屋号が掲げられていた。その一つ旧中村家を訪ねたが、通りから海側に緩やかに下る地形にあわせて、蔵が階段状に連なっている。一番下の蔵には、漁網や海から採ったニシンを加工するための大きな鉄製の釜、魚油を絞る圧搾機などが置かれていた。

 このニシン糟は、北前船で備前から関西方面に運ばれ、綿花栽培のための肥料となった。倉敷の「一輪の綿花から」の日本遺産物語や、東洋のマンチェスターと呼ばれた大阪の紡績業の発展を支えたのも、まさにこのニシン糟である。

瓶子岩と開陽丸(復元)

 江差の段丘に上ると、カモメが羽を広げた形をしたかもめ島が臨める。その島の手前には、瓶を逆さにしたような特徴的な「瓶子岩」がある。

 この岩には、江差町のニシン漁に関わる言い伝えが残されている。今から500年も昔、1人の老婆がいた。あるとき、婆は翁から小さな瓶を渡され、これを海に投げると、海にニシンの群れ(群来)が現れたとか。この瓶が石と化して瓶子岩になり、婆は折戸さまと崇められ、現在の姥神神社の境内に折戸社として祀られている。

 こうして江差はニシン漁と北前船交易で繁栄したが、その繁栄を、江戸後期に古川古松軒が「東遊雑記」で紹介し、「江差の五月は江戸にもない」と謳われるようになった。

 江差と言えば、もう一つ開陽丸にも触れておかなければいけない。榎本武揚率いる幕府海軍のオランダ製軍艦である。旧幕府軍は函館・五稜郭を占領すると、松前城を奪取、開陽丸も江差に進軍したが、天候が急変、強い風浪により座礁、そのまま沈没した。

 開陽丸は1873(明治6)年、大砲や弾丸、錨などが引き揚げられたが、1974年以降、文献から沈没位置を推定、潜水調査によって本格的な引上げが行われた。3万3千点にも及ぶ遺留品が発見され、日本の海中考古学の先駆けとなった。オランダに保管されていた設計図をもとに、開陽丸の復元プロジェクトも行われ、復元軍艦内に引揚げ品を配置して「開陽丸青少年センター」として公開されている。

 いにしえの夢を彷彿させる江差、是非、訪ねてほしい。

(観光未来プランナー 丁野 朗)

新社長に高橋敦司氏 JR東日本びゅうツーリズム&セールス

2024年6月14日(金) 配信

高橋敦司新社長

 JR東日本びゅうツーリズム&セールスは6月14日(金)に開催した取締役会で、ジェイアール東日本企画常務取締役の高橋敦司氏を代表取締役社長に据える人事を内定した。6月28日(金)に開く定時株主総会とその後の取締役会で正式に決定する。なお、森崎鉄郎社長は7月1日から日本政府観光局(JNTO)で勤務する予定。

                ◇

 高橋 敦司(たかはし・あつし)氏 1967年生まれ。89年4月東日本旅客鉄道入社。2013年6月営業部次長、15年6月営業部担当部長、17年6月事業創造本部付勤務出向・ジェイアール東日本企画常務取締役営業本部長、24年4月同社入社・社長補佐CDO、常務取締役ソーシャルビジネス・地域創生本部長などを歴任。

上野村の浜平温泉しおじの湯で「ひのき露天風呂フェア」 6月末まで

2024年6月14日(金) 配信

上野村森林組合のヒノキ端材を湯船に浮かべる

 豊富な森林資源の恩恵を受けるとともに、保全や活用に関する林業や事業が盛んに行われている群馬県・上野村。村内の浜平温泉しおじの湯では、6月末まで木材加工や木工品の製作を行う上野村森林組合のヒノキ端材を湯船に浮かべる「ひのき露天風呂フェア」を期間限定で開催している。

 心地よい香りが特徴的なヒノキは、気持ちを落ち着かせる効果があるといわれる。しおじの湯の特徴的なメタケイ酸たっぷりの温泉成分の湯に、プカプカと浮かぶヒノキを眺めながら体を温めることで、美肌効果とストレスの軽減や質の高い睡眠効果が期待できる。

 森林面積95%の上野村の森林整備や木材加工を行う上野村森林組合。森林資源に付加価値を付けるために始めた木工品部門では家具や食器、おもちゃなど製作・販売している。

 ヒノキ材は水に強く、耐久性が高いため、古くから高級建築材として利用されており、上野村森林組合ではその特徴を生かした風呂に入れて楽しむ「おふろであそぼ」や口当たりが柔らかくて軽い箸「箸上野村桧」を製作している。

 今回のひのき露天風呂フェアで使用している端材は、柱や板などの資材を作る過程で出たもので、上野村では環境保全に積極的に取り組んでおり、SDGsの一環としてヒノキ端材を使用している。

 また、しおじの湯内の食事処しおじやでは、上野村産はちみつを使った期間限定「はちみつソフト」の販売を開始した。濃厚なのにさっぱりとした甘さとアーモンドのカリカリ感が相性抜群のソフトクリームで、疲労回復や健康に良い効果が期待できる。さらにエゴマを使った「冷や汁うどん」やタイ人スタッフ直伝の「グリーンカレー」などの夏メニューも販売を開始した。

 浜平温泉しおじの湯の営業時間は午前11時~午後7時(土曜は午後8時まで)、火曜定休日。入浴料金は大人(12歳以上)600円、70歳以上500円、子供400円。

 問い合わせ=浜平温泉しおじの湯 ☎0274(59)3955。

Klook、ZIPAIR共同「海外旅行全力応援CP」 ギフトカードやポイントで50万円分プレゼント

2024年6月14日(金) 配信

KlookとZIPAIRが共同で、「海外旅行全力応援キャンペーン」を行う

 旅行・レジャー予約サイトのKlookは、ZIPAIR Tokyoと連携し、6月14日(金)~8月31日(土)まで、「海外旅行全力応援キャンペーン」を行う。

 観光施設チケットや現地ツアー、交通チケットなど、旅先で必要なものがそろうKlookでの商品購入に使えるKlook eギフトカードや、クーポン50万円分、ZIPAIRの航空券購入に使えるZIPAIRポイント50万円分を、特設サイトや2社のSNSキャンペーンでプレゼントする。

 特設サイトでは、毎月1回回せる、ZIPAIRポイントやKlookクーポンが当たる「クルックくじ」で、Klookの海外商品に使える新規限定10%オフクーポン、5%オフクーポンを配布する。また、2社それぞれのSNSアカウントで、ポイントやギフトカードが当たるCPを開催する。

富士河口湖町に8月オープン ワイナリーヴィラ「7c villa & winery」

2024年6月14日(金) 配信

日本初のワイナリーヴィラ 7c villa & winery

 大伴リゾート(伴一訓社長、山梨県・富士河口湖町)は7月29日(月)、日本初のワイナリーヴィラ「7c villa & winery」をグランドオープンする。同社は2022年8月に富士河口湖町初のワイナリーとして「7c | seven cedars winery」(セブンシダーズワイナリー)を開業。そこで造られたワインを心ゆくまで堪能してもらうための新しい宿泊施設。

 ワイナリーヴィラとは「ワイナリー+ヴィラ」の造語であり、ワイナリーや葡萄畑に隣接した場所で葡萄栽培やワイン造りを身近に感じながら別荘のように寛げる快適な客室があり、宿泊者専用ラウンジにおいてワインと食のペアリングが味わえる。さらに「7cマイスター」であるスタッフが提案するワイン造り体験など、さまざまなおもてなしが楽しめる施設となる。

 客室タイプは、ツインベットタイプのモダンツイン(64平米・露天風呂付・プライベートガーデン併設)9室と、スイートルームのモダンスイート(96平米・露天風呂付・プライベートガーデン併設)1室の2タイプを用意した。全10室。

 宿泊料金は1人当たり1万9000円から(税込)。

 特徴は、河口湖の自然や葡萄畑を身近に感じながら、露天風呂やプライベートガーデンで寛げる上質で快適な客室。葡萄畑を眺めながら心地よい開放感を味わい、リラックスできる空間のなか、伝統的木工家具職人が手作りした洗練された家具が室内を和の色調で彩り、非日常感を演出する。

 宿泊者専用ラウンジでは、7cのワインを楽しむことはもちろん、アペリティフやフリードリンクが自由に楽しめ、オプションメニューとして、地産食材を使用したワインとのペアリングメニューも提供する。訪日外国人や泊食分離の旅行形態に合わせ、気軽に利用できるラウンジの設計となっている。

 夜の時間帯(午後5~9時予定)には、地域の協力店である、昭和2年創業の肉専門店「うし奥」が、ライブキッチンでのパフォーマンスを披露。希少価値の高いシャトーブリアンから甲州ワインビーフまで、シェフが目の前で炭火焼きを行い提供する。

 朝食はワイン箱に見立てた7cオリジナルのボックスの中に朝食セットを仕込み、各部屋にお届けするスタイル。寛ぎの空間やプライベートガーデンの非日常感の中、7cオリジナルワインとともに彩り豊かな料理をゆっくりと食べることができる。

 問い合わせ=☎0555(25)7668(受付=午前10時~午後5時)。