富士河口湖町に8月オープン ワイナリーヴィラ「7c villa & winery」

2024年6月14日(金) 配信

日本初のワイナリーヴィラ 7c villa & winery

 大伴リゾート(伴一訓社長、山梨県・富士河口湖町)は7月29日(月)、日本初のワイナリーヴィラ「7c villa & winery」をグランドオープンする。同社は2022年8月に富士河口湖町初のワイナリーとして「7c | seven cedars winery」(セブンシダーズワイナリー)を開業。そこで造られたワインを心ゆくまで堪能してもらうための新しい宿泊施設。

 ワイナリーヴィラとは「ワイナリー+ヴィラ」の造語であり、ワイナリーや葡萄畑に隣接した場所で葡萄栽培やワイン造りを身近に感じながら別荘のように寛げる快適な客室があり、宿泊者専用ラウンジにおいてワインと食のペアリングが味わえる。さらに「7cマイスター」であるスタッフが提案するワイン造り体験など、さまざまなおもてなしが楽しめる施設となる。

 客室タイプは、ツインベットタイプのモダンツイン(64平米・露天風呂付・プライベートガーデン併設)9室と、スイートルームのモダンスイート(96平米・露天風呂付・プライベートガーデン併設)1室の2タイプを用意した。全10室。

 宿泊料金は1人当たり1万9000円から(税込)。

 特徴は、河口湖の自然や葡萄畑を身近に感じながら、露天風呂やプライベートガーデンで寛げる上質で快適な客室。葡萄畑を眺めながら心地よい開放感を味わい、リラックスできる空間のなか、伝統的木工家具職人が手作りした洗練された家具が室内を和の色調で彩り、非日常感を演出する。

 宿泊者専用ラウンジでは、7cのワインを楽しむことはもちろん、アペリティフやフリードリンクが自由に楽しめ、オプションメニューとして、地産食材を使用したワインとのペアリングメニューも提供する。訪日外国人や泊食分離の旅行形態に合わせ、気軽に利用できるラウンジの設計となっている。

 夜の時間帯(午後5~9時予定)には、地域の協力店である、昭和2年創業の肉専門店「うし奥」が、ライブキッチンでのパフォーマンスを披露。希少価値の高いシャトーブリアンから甲州ワインビーフまで、シェフが目の前で炭火焼きを行い提供する。

 朝食はワイン箱に見立てた7cオリジナルのボックスの中に朝食セットを仕込み、各部屋にお届けするスタイル。寛ぎの空間やプライベートガーデンの非日常感の中、7cオリジナルワインとともに彩り豊かな料理をゆっくりと食べることができる。

 問い合わせ=☎0555(25)7668(受付=午前10時~午後5時)。

松陰神社がクラウドファンディング開始へ 松下村塾などの史跡の大規模修繕目指す

2024年6月14日(金) 配信

「CAMPFIRE」でプロジェクト実施

 松陰神社(白上陽一郎宮司、山口県萩市)は6月14日(金)正午から、ユネスコ世界文化遺産にも指定されている「松下村塾」をはじめとする史跡の大規模修繕を目的に、クラウドファンディングを開始する。寄付は「CAMPFIRE」のサイト上で受け付ける。

 明治維新の魂を今に伝える史跡「松下村塾」「吉田松陰幽囚ノ旧宅」ともに建築されてから180年以上が経過し、激しい老朽化が見られることから修繕は急務。一方、神社の近隣地区は近年落雷被害が相次いでおり、境内でも7年で4度の落雷被害にあっている。この復旧や、コロナ禍で参拝者が7割減少したこと、建築資材の原価高騰などの要因が重なり、修繕費用の捻出が厳しいことから今回のクラウドファンディングを企画した。

 今回、修繕を必要とする建物のなかでも優先的に取り組みたいのは「松下村塾」と「杉家旧宅幽囚室」、茶室「花月楼」。

 寄付額の設定は5000円~200万円まで幅広く設定している。リターンとして用意するのは特別限定御朱印帳や萩市特産品、女性限定の巫女着付け・撮影体験など。プロジェクト期間は8月31日まで、リターンの配送は11月以降の予定。

「ふっかちゃん」のお誕生日をお祝い! 6月29日に「バースデイぱーちぃ2024」

2024年6月14日(金) 配信

深谷市でふっかちゃんをお祝い

 埼玉県深谷市(小島進市長)は6月29日(土)、深谷城址公園などで同市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」の誕生を祝う「ふっかちゃんバースデイぱーちぃ2024」を開く。新一万円札の顔・渋沢栄一バージョンのふっかちゃんも登場して会場を盛り上げる。

 ふっかちゃんのお誕生日は6月28日。イベントは今年で14回目となる。県内外の13キャラクターがお祝いに駆け付ける。屋外イベントは深谷城址公園で行い、ステージイベントや記念撮影、グッズ販売、キッチンカーブースなどを展開する。時間は午前の部が9:30~午後0:30、午後の部が1~4時まで。

 なお屋内イベントも行われるが、事前申込制ですでに募集は終了している。

 また、商店街の指定店舗を回り、ふっかちゃんの限定カードを集める「ふっかちゃんチェキラリー」を6月26日(水)~7月3日(水)まで実施する。限定カードは全5種類で、今回はチェキ風カードを配布する。運がよければ直筆サイン入りカードがもらえることも。数量限定のため、なくなり次第終了という。

静岡県旅行業協会、研修と会員数増へ 「皆様と切磋琢磨する」

2024年6月13日(木) 配信

総会のようす

 静岡県旅行業協会(嶋津禎武会長、153会員)は6月12日(水)、ホテルアンビア松風閣(静岡県焼津市)で2024年度通常総会を開いた。今年度は研修事業に積極的に参加し、会員の資質向上をはかるほか、会員増加と㈱静旅ブランドの旅行商品を造成する。

 嶋津会長は「皆様に還元できる事業や情報提供を行う。知恵を借り、切磋琢磨しながら進めていきたい」と方針を語った。

嶋津禎武会長

 来賓の全国旅行業協会(ANTA)の北敏一副会長は、旅行業の更新登録で直近の決算書類を用いて計算する基準資産額が法で定める額を下回った際、コロナ禍前の決算書で計算できる救済措置について、「今年度で終了する。(現在)皆様が対策を考えていると思う。これを受けて、観光庁に見直しを繰り返し求めていく」と語った。

北敏一副会長

 同日には静旅協・協定会員連盟(風間秀一会長、104会員)が24年度の総会を開いた。

 風間会長は「団体が戻ることで、コロナ前の業績に回復する。今日は旅行会社が60社ほど来ている。商談会を成功に導いてほしい」と呼び掛けた。

風間秀一会長

 今年度は旅行業協会との合同事業である特典サービスプラン「湯~旅プラン」を展開。静岡県旅行業協会と協力してマーケットの開拓と宣伝活動も強化する。

 総会後には合同懇親会が開かれ、盛会裏に終了した。

第2回JATA SDGsアワード、読売旅行が大賞に ツアー販売で浜通りの復興を後押し

2024年6月13日(木) 配信

JATAはこのほど、第2回JATA SDGsアワードの各賞を発表した

 日本旅行業協会(JATA)はこのほど、第2回「JATA SDGsアワード」の各賞を発表した。大賞は、読売旅行の「常磐沖の海産物など福島県『浜通り』地域の味覚と新たな魅力を体験する一般向けツアーを販売・実施し、『浜通り』の風評払しょくと復興を後押しする取組」に決定した。応募総数は18社50件。このうち大賞を含む20件を表彰する。

 表彰部門は、①社会・人権②経済・産業③地球環境④共創──の4つ。JATA会員がSDGs達成に向けて実施した活動・事業、近年継続して実施した活動・事業を表彰対象としている。

 社会・人権部門の優秀賞は、エイチ・アイ・エス(HIS)の「聴覚障害があっても旅を楽しめるように 手話で学ぶトラブル今教養講座『しゅわ旅カレッジ』」。経済・産業部門の優秀賞は、大賞と同様。地球環境部門では、ベルトラの「癒しの中の学び 次世代につなぐツーリズムの推進」。共創部門では、トヨタファイナンシャルサービスの「乙女よ駆けろ!野うさぎスタンプラリー」が優秀賞を獲得した。

 表彰式は7月10日(水)を予定している。

東京の国際競争力向上へ 東商が国と都へ都市政策に関する要望まとめる

2024年6月13日(木) 配信

国際文化都市東京の実現へ

 東京商工会議所(小林健会頭)は6月13日(木)、首都圏問題委員会(委員長=野本弘文副会頭・東急会長)で、東京の国際競争力向上に向けた都市政策などに関する要望をまとめたと発表した。国土交通省と東京都に対し、東京や首都圏が持つ「文化の力」によるまちの魅力向上などを要望する。

 国土交通省あては「東京及び首都圏の国際競争力向上に向けた都市政策等に関する要望」、東京都あては「首都・東京の国際競争力向上に向けた都市政策等に関する要望」。

 重点事項としては、「国際文化都市東京」に向けて、ナイトタイムエコノミーの活性化や漫画・アニメ、歴史文化を活用したまちづくりなどを求める。また、インフラ関連産業の人手不足対策として、建設業と運送業の2024年問題への継続的な支援や地域の実情を踏まえたライドシェアの検討、街並み・景観整備などを要望している。

ビッグホリデーが6月14日から夏旅タイムセール 15日間限定

2024年6月13日(木) 配信

創業60周年大感謝祭の第1弾

 ビッグホリデー(岩崎安利社長、東京都文京区)は6月14日(金)から、創業60周年の大感謝祭第1弾として「夏旅タイムセール」を実施する。往復航空券と宿泊のパッケージツアーで使える最大3万円分の割引クーポンを15日間限定で配布する。

 対象商品は「航空券+宿泊」のツアーと、航空券付きの「東京ディズニーリゾート®への旅」。ダイナミックパッケージツアーはオプションも追加可能だ。クーポンは夏休みやお盆期間も使える。

 予約は6月14~28日まで、ツアーの出発期間は6月20日~10月31日まで。事前に同社ホームページでクーポンコードをコピーしたのち、支払い方法選択時のクーポンコード入力欄に入力すると適用される。

東急ホテルズ&リゾーツが、「日本遺産研究発表会」開く 北米の留学生対象に日本遺産ストーリー巡る

2024年6月13日(木) 配信

「日本遺産研究発表会」はセルリアンタワー東急ホテルの能楽堂で行われた

 東急ホテルズ&リゾーツは6月12日(水)、「日本遺産研究発表会」をセルリアンタワー東急ホテルの能楽堂で開催した。北米の大学生・大学院生などを対象に中・上級日本語の集中教育を行うアメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(IUC、ブルース・L・バートン所長、神奈川県横浜市)の学生が、日本遺産にまつわる各所をストーリーに触れながら訪問し、研究成果を発表した。

 日本遺産に関する知識や訪問による体験などの共有からヒントを得て、日本ならではの観光コンテンツ造成につなげる目的。

 主催者あいさつで登壇した東急ホテルズ&リゾーツ常務執行役員の宮島芳明氏は、日本遺産研究に協力した文化庁、地方自治体、日本航空(JAL)など、協力者に謝辞を述べた。

 「大事なのは、地方が長く育んできた文化、伝統、物作りなどを、点ではなくストーリーとして捉えるもの。北米の優秀な学生さんたちが、日本に興味を持ち、日本語を学び、日本をもっと知りたいということで1年間日本に留学に来られている。実際に地方へ行き、地方の空気を吸って、地域の方と知り合ったことで、地方のファンになっていただきたい」と、IUC学生へ呼び掛けた。

 来賓として出席した文化庁参事官(文化拠点担当)の磯野哲也氏は、「日本遺産とは、日本のストーリーを紹介するものなので、この研究発表の場所として能楽堂というのはぴったり。日本遺産というのは、地域に根差したストーリーを文化庁が認定するもの。国内外から沢山の方に日本遺産を訪れてもらって、その地域でストーリーを体感・体験してもらい、地域活性化、観光振興をはかることを目的としている。留学生の皆さんが、各地の日本遺産に認定されている各地を訪問することで、どのような印象や感想を聞けることを楽しみにしている」とあいさつした。

 研究発表会では、日本遺産のある地域を訪れたIUCの学生10人が、地域に点在する歴史、文化、工業、伝統工芸などを線でつなぎ、海外に向けて魅力を伝える発表を行った。

 発表ストーリーと発表者は次の通り。

▽北海道・「カムイと共に生きる上川アイヌ~大雪山のふところに伝承される神々の世界~」アレックス・ランゲル
▽(同テーマ)タオ・チュア
▽北海道・「本邦国策を北海道に観よ~北の産業革命『炭鉄港』~」カラリー・カスト
▽(同テーマ)ジョナサン・マイヤーズ
▽近畿・「300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊」ワン・イーフェイ
▽近畿・「中世に出逢えるまち~千年にわたり護られてきた中世文化遺産の宝庫~」アラナ・ベリー
▽中国・「日が沈む聖地出雲~神が創り出した地の夕日を巡る~オサシャ・ファタル
▽四国・「『四国遍路』~回遊型巡礼路と独自の巡礼文化~」マイケル・ジャド
▽九州・「古代日本の『西の都』~東アジアとの交流拠点~」エレナ・シャビエル
▽(同テーマ)イリヤ・ボブコフ

NHK25年秋の朝ドラ「ばけばけ」、小泉セツをモデルに島根県など舞台

2024年6月13日(木)配信

島根県松江市にある小泉八雲記念館(本文とは直接関係ありません)

 NHKは12日(水)、2025年秋スタートの連続テレビ小説を「ばけばけ」に決定したと発表した。怪奇文学作品集「怪談」などで知られる明治時代の作家小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻、小泉セツをモデルにする。

 物語はセツの出身地でハーンと出会った島根県から始まり、ヒロインの人生が進むにつれて舞台は熊本などに移り変わる。ときは急速に近代化が進む明治の日本。暮らしや価値観が大きく変わるなか、夫婦が愛した「怪談」など人々の心の物語にスポットを当てるという。

 大阪放送局が制作し、25年春クランクインの予定。原作がないオリジナル作品で、セツをモデルとするが、生涯を大胆に再構成しフィクションとして描く。

 脚本を担当するふじきみつ彦氏は「何も起きない物語を書いています。セツさんは特別なことを成し遂げたりとてつもない夢を叶えたりした人ではありません。何気ない日常を送った普通の人かもしれません。そんな光でも影でもない部分に光を当てたいです」とコメントしている。

 セツは松江藩家臣の小泉家の次女として生まれ、没落した家を支えるため11歳から織子として働く。22歳のとき、松江に英語教師として赴任してきたハーンのもとで働くようになり、当時珍しかった国際結婚をする。再話文学の語り手としてハーンの著作に大きく貢献した。

 ハーンはギリシャ生まれのアイルランド人(英国籍)。ジャーナリストとして米国で活動するなか、日本文化や英訳「古事記」に魅了され、1890年に来日。セツと結婚後、日本に帰化し、小泉八雲を名乗る。「怪談」「知られぬ日本の面影」など、日本の古来文化を記した著作は今も高い評価を受ける。

国際観光日本レストラン協会、今夏も「親子体験食味学習会」開催 参加者募集

2024年6月13日(木) 配信

「2024親子体験食味学習会」の参加者を募集中

 おいしい夏休みを体験しよう――。国際観光日本レストラン協会(鍔一郎会長)は7月13日(土)~8月31日(土)まで開催する「2024親子体験食味学習会」の参加者を募集している。

 対象は、日本の食文化や食育に興味のある幼児、小・中・高・大学生(店舗により異なる)と、その保護者。開催場所は協会加盟の全国のレストラン、料亭など26店舗。参加費は1人2000~1万2000円(税・サービス料込)。

 「親子体験食味学習会」は09年、協会創立50周年事業としてスタートし、今年で15回目となる。

 同協会は「素晴らしい日本の食文化を維持するとともに、後世に継承していかなければならない」と考え、毎年夏休み期間に、未来を担う子供たちに全国の一流レストランや料亭で、伝統ある日本の食文化のさまざまな知識や、技術を体験・学習する機会を提供している。

 一例として、石川県金沢市の「つば甚」では、8月4日(日)午前11時~午後1時30分まで、小・中学生と保護者を対象に「和食の基本、出汁のとり方の実習と料亭マナー」を学ぶ。料金は1人5500円(同)。

 詳しくは国際観光日本レストラン協会http://japan-restraurant.jp/まで。