2024年6月11日(火) 配信
岩手県久慈市は6月5日(水)から8日(土)までの4日間、東京・東銀座の県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」で物産展を開催した。
会場では久慈琥珀関連商品や黒豆、平庭高原のはちみつと白樺樹液コスメ、そして岩のりや乾燥布ノリ、初登場のウニの瓶詰などの海産物を販売。とくにウニにはミョウバンを使用していない本来の味が楽しめる逸品として買い求める人が多かった。
2024年6月11日(火) 配信
岩手県久慈市は6月5日(水)から8日(土)までの4日間、東京・東銀座の県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」で物産展を開催した。
会場では久慈琥珀関連商品や黒豆、平庭高原のはちみつと白樺樹液コスメ、そして岩のりや乾燥布ノリ、初登場のウニの瓶詰などの海産物を販売。とくにウニにはミョウバンを使用していない本来の味が楽しめる逸品として買い求める人が多かった。
2024年6月10日(月) 配信
ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は6月10日(月)から、中四国最大級の野外ロックフェス「MONSTER baSH 2024 JAL OFFICAL TOUR」の抽選販売を開始した。JALPAKブランド誕生60周年特別企画として、フェスの2日通し券付きツアーを用意。8月24日(土)出発で、2日間コースと3日間コースがある。
同フェス「モンバス」は2000年から開始しているもので、今年で25周年を迎える。毎年、夏の風物詩として8月に香川県・国営讃岐まんのう公園で開催している。
ツアーは東京発着の航空券とホテル、モンバスの2日通し券、空港・宿泊ホテルから会場までのJALPAK専用送迎バスが付く。
抽選応募の1次期間は6月10日(月)午後2時~24日(月)午後11:59まで、2次は6月25日(火)午前零時~7月16日(火)午後11:59まで。第1次募集で落選、また2次募集時で満席だった場合は自動的にキャンセル待ちとなる。
販売価格は2日間が1人1室利用で1人10万8800円、3日間は同11万5800円など。宿泊は高松東急REIホテル。
2024年6月10日(月) 配信
グランピング施設「ブリリアントヴィレッジ日光」(栃木県日光市)は6月5日(水)から、日光江戸村や東武ワールドスクウェアの入場券がセットになった「テーマパーク付きプラン」を売りだした。鬼怒川カントリークラブでの平日1ラウンドプレーが付いた「平日限定ゴルフプラン」も同時に販売した。
同グランピング施設は約1万坪の敷地内に18棟のドームテントが点在しており、日光の地元食材を使ったバーベキューやキャンプファイヤー、満天の星空などが楽しめる。
チケット付きプランは宿泊日の翌日に各施設が利用できるもので、チェックアウト時に各施設のチケットを渡す。プランはいずれも1泊2食付きで、日光江戸村のプランの料金例は1人2万2400円から。
2024年6月10日(月) 配信
日本旅館協会(大西雅之会長、2174会員)は6月6日(木)、東京都内のホテルで2024年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、桑野和泉氏(由布院玉の湯、大分県)が新会長に就任した。今年度は9月に大分県・由布院で業界の抱える資金繰りなどに対する議論を深める全国金融懇談会を行う。
大西会長は、財務省などに要望していた資本性劣後ローンについて、
2024年6月10日(月) 配信
日台観光推進協議会(事務局=日本観光振興協会・日本旅行業協会)と台湾側のパートナーである台日観光推進協議会(葉菊蘭会長、事務局=台湾観光協会)は5月31日(金)、台湾の高雄市で「2024日台観光サミットin高雄」を開いた。日台から210人が参加し、持続的な観光と双方向のバランスの取れた交流の発展に向け、「日台観光サミット・高雄宣言」に合意した。
高雄宣言のなかでは、コロナ前の相互訪問者数700万人を超えることを目指し、①観光地や移動サービスのデジタル化の推進②人流データの把握・分析による観光品質の向上③AI等の先端技術の活用による旅行商品の購入利便性および業務プロセスの合理化④地域文化の多様性と環境保全の価値の強調による相互訪問および再訪のモチベーション向上――を掲げた。
5月31日の会議終了後と6月1日は高雄市主催のエクスカーションが行われ、サミット参加者は高雄市の魅力を体験した。
日台観光サミットは台湾からの訪日旅行・日本からの訪台旅行双方の促進と相互交流人口の拡大を目指して、08年に日台双方の旅行業界の経営者や観光業界のトップらが参加して第1回の会議を開催。その後、日本と台湾で交互に開いており、今年が15回目となった。次回の25年は鳥取県で開催する予定だ。
2024年6月10日(月) 配信
長野県大町市で8月1日(木)~3日(土)まで関電トンネルバス開通60周年を記念した「トロバースデーイベント」が開かれる。大町市を中心に各会場でさまざまな企画を用意する。主催は市の観光文化課と観光協会が事務局を務める大町市プロモーション委員会。
関電トンネルトロリーバスは大町市・扇沢駅と黒部ダム駅間を走行していたバスで、出発式を1964(昭和)39年8月1日に行ってから今年で60年の節目を迎える。2018年に54年間の運行を終えた翌年、解体が決まり、すでに解体業者の手に渡っていたトロバス最後の1台を市がクラウドファンディングを活用して取り戻す奇跡のストーリーを経てから、バースデーイベントが始まった。
今年はバースデーイベントを拡充して開催する。扇沢駅で8月1日に行われる記念セレモニーのほか、子供を対象にしたワークショップや体験ツアー、国内初の観光EVバスでバースデー会場に移動するイベント、オリジナルデザイン旗付き黒部ダムカレー販売、黒部ダム駅からダム展望台まで8月2日の1日限定で特別復刻する昔の屋外ルートを歩くツアーなど3日にわたりさまざまな企画を行う。
2024年6月10日(月) 配信
観光庁は、3月8日(金)~4月17日(水)まで募集していた「地域一体型ガストロノミーツーリズムの推進事業」の採択事業を決定した。
同事業は外国人旅行者から需要が高い「日本の食」について、魅力的なガストロノミーツーリズムコンテンツを造成し、インバウンド誘客や地方誘客を促進する取り組みを支援するもの。
採択した事業は次の通り。
▽NEPKI「沙流川流域のアイヌ食文化*道産子ガストロノミー~生命と食と自然のハーモニクス共創事業~」(北海道沙流郡平取町)
▽久慈市「世界に誇る北岩手のSDGs『久慈・やまがたガストロノミーツーリズム』」(岩手県久慈市)
▽小松まちづくり「世界を魅了するジャパンクタニと石川の海山の幸の美味しいフュージョン歴史ある日本遺産を発信し五感で味わうガストロノミーツーリズム事業」(石川県小松市)
▽宮津市「天橋立ガストロノミー~神が育んだ海底湧き水の恵を食す~」(京都府宮津市)
▽井原市「星空×シェフ×地域ブランド食材×伝統工芸五感で匠を楽しむ世界認証の饗宴『美星アーティザン・ツーリズム』」(岡山県井原市)
▽GOTOKU「Kagoshima Unearthed: Unfiltered Local Life & Cuisi~活火山と黒潮から生まれたローカル文化とヒトを通じて素材にアクセスする旅~」(鹿児島県)
2024年6月10日(月) 配信
日本航空(JAL)と神奈川県横浜市はこのほど、廃食油を原料としたSAF(持続可能な航空燃料)製造に関する連携協定を締結。取り組みの第1弾として、ダイエーが運営するイオンフードスタイル鴨居店で試行的に廃食油の回収ボックスを設置し、家庭で発生する廃食油の回収を行ってきた。鴨居店での廃食油回収が継続的に実施できると判断したことから、6月5日(水)から本格回収を開始した。
回収は店舗内ボックスで、原則毎日行っている。方法は、家庭で集めた廃食油を回収ボックスに直接流し込む。ペットボトルなどで持参することが可能だが、油を入れたあとのペットボトルはリサイクルができないので店頭での容器回収は行わない。
第2弾として、イオンフードスタイル三ツ境店で7月1日(月)から、またイオンフードスタイル港南台店では7月22日(月)から店内に回収ボックスを設置して廃食油回収の取り組みを開始する。
JALは航空機の脱炭素化を進めるため、家庭の廃食油を回収し、SAFへの再利用を呼び掛ける「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクトを展開している。店頭で200円(税抜き)で参加することができ、回収ボトル1つとJALオリジナルステッカーがもらえる。
2024年6月9日(日) 配信
1910(明治43)年に、福井県福井市手寄町に村中甘泉堂は創業した。100年を超える歴史ある老舗だ。初代・村中久松氏が和菓子の製造・卸・販売業を営んだのが始まりだ。創業当初から羽二重餅を看板商品に季節感と地域の秀材を生かしたお菓子作りを行ってきた。今では市内に複数出店し、オンラインショップにてお取り寄せすることもできるようになった。2021年にはパティスリーKANSENDOを本店内に移転させ洋菓子も人気を博している。
福井といえば羽二重餅といわれるほど根強い人気だが、店のホームページには「羽二重餅」が考え出された背景には「『名産品の羽二重を彷彿とさせるような土産物を』という福井の人たちの思いがあったようです。聞くところによると、ほぼ同時期に福井の複数の菓子屋さんから同時多発的に販売が始まったそうです」と記されている。
「羽二重餅」は、米・砂糖・水飴で作る菓子で、それだけに材料への心配りがそのまま風味や食感を左右する。この店は「100%福井米」を貫き、県内でも山沿いで水のきれいな、大野市・勝山市・池田町産の米を産地指定で仕入れるようにしているという拘りようだ。
今回ご紹介するのは、この店の人気の一品で、代々伝わる羽二重餅の技法を生かして考案された「八咲羽二重」だ。爽やかな酸っぱさと、ほんのりした苦味が特徴の和歌山産八朔をふんだんに使用したものだ。この和歌山産八朔と白あんを、上品な甘さできめ細やかな舌触りの羽二重餅で包んだもの。とにかく他では味わったことのない高級感に満ち溢れた和菓子で幾つ食べても飽きがこない。消費期限は3日間なので、離福する日に買うことにしている。我が家では、4個入りを3箱買いもとめ3日間続けて1日4個(1人1個)を大切にいただいている。宅配便で送る場合は要冷蔵(10度以下)で、クール便で届けていただける。到着後は、急ぎ冷蔵庫に保管し、早めのお召し上がりをおすすめする。
北陸新幹線が福井(鯖江駅)延伸で、村中甘泉堂の八咲羽二重を食べる機会が増えてきた。
(トラベルキャスター)
津田 令子 氏
社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。
2024年6月8日(土) 配信
加齢のために疲れ易くなったので、大型連休期間中はどこも人出が多いだろうと予想して自宅で読書しながらのんびりと過ごした。その間に野口悠紀雄氏の近著「プア・ジャパン:気がつけば『貧困大国』」(朝日新書)を読んだ。野口氏は経済学の碩学で1940年生まれ、東大工学部卒業後に大蔵省に入省、その後、米国エール大学で経済学博士号を取得し、一橋大、東大、早大などの教授を歴任。
本書の冒頭で野口氏は「日本の貧しさが、さまざまなところで目につくようになった。アベノミクスと大規模金融緩和が行われたこの10年間の日本の凋落ぶりは、目を覆わんばかりだ」と指摘。2000年には1人当たりGDPがG7諸国中で最上位だったが、現在は最下位に低迷。12年には日本の1人当たりGDPは米国と同水準だったが、現在は約3分の1に低下。
野口氏は「日本衰退の基本的な原因は、日本の経済・社会の構造が世界の大きな変化に対応できなかったことだ。高度成長という成功体験のために経済・社会構造が固定化し、それを変えることができなかった」と指摘している。
実は旅行・観光業界にとって哀しいことであるが、野口氏は「外国人旅行者の急増は『プア・ジャパン』の象徴」と論じている。要するに外国人旅行者の急増は日本の貧しさの結果というわけだ。日本の観光地の価値が高まったために外国人が高いお金を払って日本に来るようになったのではなく、日本での旅行や買い物が安くなったために生じた現象とみなしている。
日本は世界の劇的な構造変化に対応できないままに、政府はさまざまな分野において補助政策を盛んに展開し、補助によって改革と創造の力が削がれて、甘えと依存の構造が広がった。野口氏は「現在の日本に必要なのは、補助ではなく、産業構造と社会構造の改革」と指摘し、「それを支える人材を育成することだ。人材こそが革新を生み、社会を変える。重要なのは、高度の専門的技術を身につけた人材が相応に報われる社会構造を作り上げていくことだ」と提言している。
旅行・観光分野においても公的補助を求めるだけでなく、旅行・観光産業のシステム改革と高度専門人財の育成・確保に本気で取り組み、新しい旅行・観光のあり方を意欲的に創造する必要がある。
北海道博物館長 石森 秀三 氏
1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。
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