草津温泉に全室露天付の素泊まり宿がオープン 「湯畑泉水」

2024年5月14日(火) 配信

外観

 ニューコーポレーション(小林恵生社長、群馬県・草津町)はこのほど、草津温泉に全室天然温泉露天風呂付の素泊まり旅館「湯畑泉水(ゆばたけせんすい)」を開業した。湯畑から歩いて1分という好立地で、散策や湯めぐりに便利な宿。

 施設内では同県富岡市の絹糸を使用したほか、客室は桐生市の桐生染をイメージしたインテリアを配した。1階には繭玉を模したロビーラウンジ&Barを設け、カフェやお酒が楽しめる。

 客室は電子レンジやミニキッチンを備えるため、滞在にも便利。また、館内には県産の食材が味わえるレストランも開業する予定だ。

 現在、オープンを記念して、50%引きになる宿泊プランを売り出している。

鬼怒川温泉あさや、館内レストランをリニューアル

2024年5月14日(火) 配信

リニューアルオープンしたレストラン「ウィステリア」

 栃木県日光市の鬼怒川温泉あさや(八木澤哲男社長)はこのほど、館内の和風ダイニング「和彩工房」を改装し、4月17日(水)にレストラン「Wisteria(ウィステリア)」をオープンした。

 落ち着いた色合いを基調としたシックなデザインの中に、栃木県宇都宮市の大谷地区で採掘される大谷石を配し、重厚ながらも柔らかく温かみのある雰囲気を醸している。客席には半個室のスペースを設けており、程良いプライベート空間で食事が楽しめる。

 内装のリニューアルに合わせて、食事の内容も変更した。夕食時には従来の会席料理をベースとした創作料理のコースを用意。旬の食材や地元食材を取り入れて様々な調理法でアレンジし、器や盛り付けにもこだわった。

 同館では、「リニューアルしたレストラン『ウィステリア』にて、上質で心地よい空間とこだわりの料理を提供いたします」と説明している。

「京阪沿線魅力再発見2024」開催(京阪HD)

2024年5月14日(火) 配信

京阪HDはこのほど、「京阪沿線魅力再発見2024」を開く

 京阪ホールディングス(石丸晃宏社長、大阪府大阪市)はこのほど、地域資源を生かし来訪・交流の促進、文化・観光の振興を目的とした、「京阪沿線魅力再発見2024」を開く。初夏から秋にかけて各種プログラムを展開する。

 同社は、京阪沿線の歴史、文化や芸術にスポットをあてて、西国三十三所や街道をテーマに「京阪沿線魅力再発見」企画をシリーズ化してきた。今回はテーマを絞らず、沿線の文化施設などと連携し、さまざまな視点から京阪沿線の歴史・文化、芸術を深掘りする。

 「ぶらり芸術(アート)めぐり」では、現代美術で活躍する村上隆氏の「洛中洛外図 岩佐又兵衛rip」や倉俣史郎氏のデザインなど、芸術を通じて京都の沿線の魅力を掘り起こす。

 「ぶらり街道めぐり~食の路編~」では、有斐斎弘道館と共同し、「食」「芸能」をテーマに沿線の歴史・文化を学ぶ。桂吉坊氏による落語「宇治の柴船」や、同氏と太田宗達氏による「宇治・石山寺」を題材にした対談を行う。

 「ぶらり江戸の京都めぐり」では、伊藤若冲をクローズアップし、日本史美術を研究する太田梨紗子氏が、さまざまな視点から見た「伊藤若冲」を寺社や船内で解説する。

KNT-CTHD、中期計画を見直し 26年純利益80億円目指す

2024年5月14日(火) 配信

米田昭正社長

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長、東京都新宿区)が5月9日(木)、コロナ禍に策定した2021~25年度までの中期経営計画を見直すと発表した。新計画は24~26年度までの3カ年で、「信頼回復と持続的成長に向けたグループ一体運営の強化」をテーマに掲げた。最終年度となる26年度の連結決算では、営業利益が23年度比16.9%増の85億円、当期純利益が同6.1%増の80億円の達成を目指す。

 21年度に策定した中期経営計画では、コロナ禍に伴う旅行需要の消失という未曾有の事態に対処するため、事業構造の抜本的見直しをはじめとする施策に取り組み、財務状況を改善してきた。

 一方で、新型コロナ関連のBPO事業での過大請求により、信用を大きく失墜。加えて、アフターコロナでの旅行市場の変化や、人手不足の深刻化や円安・物価上昇などの社会・経済構造の変化など、新たな経営課題に直面している。このようななかで、同日に新社長に内定した小山佳延専務は「社会からの信頼を再び取り戻して持続的成長を実現するために、中期経営計画の見直しを通じて、新たな経営の方向性を示すことが不可欠と判断した」と説明した。

新社長に内定した小山佳延専務

 重点施策として、①信頼回復に向けた企業風土改革の継続②事業ポートフォリオの再設計③BtoC事業の価値向上④人的資源の最大活用――の4点を柱に推進していく。

 具体的には、近畿日本ツーリストとクラブツーリズムが一体となって地域共創事業と訪日事業の拡大に取り組み、グループ各社で取り組むBtoC事業はクラブツーリズムを軸とした一体的運営により事業価値の向上をはかる。これらを実現するために不可欠な人的資源やシステムなどは、グループ共通化により、全体最適の視点からグループ経営資源の最大活用を進めるとしている。

24年3月期連結決算、売上増も純利益減少

 KNT-CTホールディングスの24年3月期(23年4月1日~24年3月31日)の連結決算は、売上高が前年同期比1.3%増の2554億2700万円となった。

 営業利益は同36.3%減の72億7200万円、経常利益は同33.8%減の79億7700万円、当期純利益は同36.0%減の75億4000万円。国内・訪日旅行が堅調な回復を見せた一方、海外旅行の回復の遅れや新型コロナ関連のBPO事業の大幅減などが影響した。

 25年3月期連結業績予想では、売上高が同11.6%増の2850億円、営業利益が同3.1%増の75億円、経常利益が同6.0%減の75億円、当期純利益が同0.5%減の75億円を見込む。

らく通withとタビチャットエンジンが連携

2024年5月14日(火) 配信 

らく通withとタビチャットエンジンは5月13日(月)、連携を始めた

 JRグループの鉄道情報システム(本多博隆社長、東京都渋谷区)が提供する宿泊施設向け旅行会社・予約サイト一元管理システム「らく通with」は5月13日(月)、NinNin(横田啓介代表、東京都新宿区)が運営する「タビチャットエンジン」と連携を始めた。

 らく通Withは、ホテルシステム(PMS)やレベニューマネジメントツールとの自動データ連携もできる。同サービスを利用している宿泊施設は、「共通販売機能」で登録した室タイプやプランを、タビチャットエンジンで売り出すことができるようになる。

 共通販売機能は、らく通withに登録した共通のプランや在庫、料金情報を、旅行会社・予約サイトが取得し販売するもの。予約成立前に在庫を確認するため、オーバーブックのリスクを低減できる。

鴨川シーワールドが「シャチものしり講座」を開く 国際博物館の日の記念イベント

2024年5月13日(月) 配信

「シャチものしり講座」イメージ

 鴨川シーワールド(勝俣浩館長、千葉県鴨川市)は5月18日(土)、19日(日)に特別レクチャー「シャチものしり講座」を開く。5月18日の「国際博物館の日」を記念するイベント。

 国際博物館の日は、国際博物館会議(ICOM)が提唱し、1977年に設けられた。博物館の役割を広く多くの人に知ってもらうのが目的。日本では2002年から日本博物館を主体として参加・取り組みが始まり、今年で23年目を迎える。各地の博物館で記念行事が催されるという。

 鴨川シーワールドの「シャチものしり講座」では、飼育現場の几帳な写真や映像を使い、トレーナーがシャチについて詳しく解説する。同館では1970年10月からシャチを飼育して、シャチパフォーマンスを公開している。1998年には日本で初めてシャチの繁殖に成功し、2008年には日本で初めて生まれ育ったシャチ「ラビー」による3世の出産に成功した。

 講座は各日とも午後0:30から。場所はマリンシアターで、入館者は無料で聴講できる。

新潟の教育旅行情報を発信 「Egata(イーガタ)」開設へ

2024年5月13日(月) 配信

ポータルサイト「Egata(イーガタ)」

 新潟県観光協会はこのほど、新潟県の教育旅行に関する情報を発信するポータルサイト「Egata(イーガタ)」を開設した。体験できるコンテンツやモデルコースなどを紹介し、教員や旅行会社が教育旅行を計画する際に活用してもらいたい考え。

 同県への教育旅行では、自然と地域資源を生かしたさまざまな生業や文化に触れられる。各地域で体験プログラムを多数用意しており、深い学びと理解が得られるという。

 サイト内のモデルコース紹介ページでは、県内5地域のモデルコースを掲載している。各地域を知り尽くした「にいがたのプロ」が地域の魅力が詰まったコースを案内する。各モデルコースは動画や特集記事で詳しく紹介する。

 新潟県内で学べるコンテンツはエリアによる検索や、「歴史・文化学習」「SDGs・探究学習」など、カテゴリーからも検索できる。

JR東海のEXサービス×小田急箱根コラボ企画 5月15日(水)から発売

2024年5月13日(月) 配信

東海旅客鉄道はこのほど、小田急箱根とコラボしたプランを売り出す

 東海旅客鉄道(JR東海)が提供する「EX旅パック」「EX旅先予約」では、EXサービス会員向けに、小田急箱根とコラボしたプランを5月15日(月)から発売する。

 新幹線と宿泊施設、箱根フリーパスをセットにしたプランや、箱根フリーパスと「cu─mo箱根」の名物スムージー「ニューベル」がセットになったプランなど、初夏の箱根を楽しめる企画を用意した。

 どちらも設定期間は5月16日(火)~7月19日(金)まで。

 各種商品は旅行前日までに申し込みが必要。また、箱根フリーパスは、小田原駅構内の小田急旅行センター小田原で、実券への交換が必要となる。

 箱根フリーパスは、1枚で箱根エリアの8つの乗り物が乗り降り自由となるほか、温泉や美術館など約70施設のスポットの割引優待が付く。

「どこを取っても花束に」 昭和記念公園、線路のあるブーケガーデンが見ごろ

2024年5月13日(月) 配信

線路の先には公園のシンボルツリーである大ケヤキがある

 国営昭和記念公園(東京都立川市、昭島市)は5月26日(日)まで、フラワーフェスティバル2024を開いている。3月の寒咲ナノハナやソメイヨシノから始まり、現在は「どこを切り取っても花束に」をコンセプトにした花畑、「ブーケガーデン」が見ごろを迎えている。

 花畑はシャレーポピーやカスミソウ、ジャーマンカモミールなど18品種20万本の花が咲いており、同一品種の大規模花畑とは違う華やかさは同園の魅力の1つという。18品種の開花ピークは少しずつ異なるため、同園は訪れた日の「一期一会の景色」が楽しめるとアピールする。

 花のほか、ガーデン内には3カ所のフォトスポットが設置されている。とくに、昨年秋に開園40周年記念企画で、東日本旅客鉄道(JR東日本)とコラボレーションして設置した「線路」は人気のスポット。公園内に線路がある風景は珍しく、注目を集めている。

訪日ベトナム人向け小冊子作成 高付加価値旅行をサポート(グローバル・デイリー、サイゴンツーリスト)

2024年5月13日(月) 配信

小冊子イメージ

 訪日外国人向けの広告PRを行うグローバル・デイリー(石川和則社長、東京都台東区)はこのほど、グローバル・デイリーベトナム(中原宏尚代表)や、ベトナムの旅行会社であるサイゴンツーリストと連携し、訪日ベトナム人の高付加価値旅行をサポートする小冊子を共同制作した。

 同冊子は、A5サイズ32㌻。購買意欲の高い訪日予定の富裕層ベトナム人に対し、情報を発信していくツールとして作成した。

 グローバル・デイリーは、「日本の正しい観光と商品情報を持っていただき、高付加価値な旅行や体験をより良いものにしていただける内容となっている」とした。

 インバウンド向け高付加価値旅行体験コンテンツの1つとして、サイゴンツーリストを介して、日本を訪れる人へ旅行チケットなどとともに配布される。

 次回発行は7月ごろを予定する。