楽天トラベル、GWの人気上昇都道府県ランキング 北陸新幹線で注目の福井県が1位に

2024年4月26日(金) 配信

楽天トラベルはこのほど、GW期間の人気上昇都道府県ランキングを発表した

 楽天トラベルはこのほど、今年のゴールデンウイーク(2024年4月27日宿泊~5月5日宿泊分)期間の、人気上昇都道府県ランキングを発表した。前年同期比の予約泊数の伸び率でみたとき、1位は福井県となった。

 集計日は4月17日(水)、国内の宿泊施設の国内旅行・インバウンド・ダイナミックパッケージ・デイユースを含む予約泊数を、都道府県別に集計した。

 この結果、1位は福井県、2位長崎県、3位奈良県、4位茨城県、5位広島県──となった。

 1位の福井県は、3月に北陸新幹線延伸で、関東圏からアクセスしやすくなったことなどが要因となり、全体で前年同期比1・2倍以上に増加した。とくに、延伸の終着駅である敦賀駅周辺エリアや福井駅周辺エリアを中心に予約が好調に伸びていることが分かった。

 2位の長崎県は、「ハウステンボス」周辺エリアの伸びが目立ち、同エリアの予約数は前年同期比で約1・3倍に伸長した。長崎県全体では男女2人利用や、男性1人の利用を中心に予約が入っており、とくに子連れ旅行の伸びが好調。

 3位の奈良県は、GW期間のインバウンドの予約伸び率が全都道府県の中で最も高かった。さらに、近年では高級宿を含む新規宿泊施設の開業が進み、旅行者から注目を集めている。

牡丹とシャクヤクの共演 つくば牡丹園、春の営業は5月19日まで

2024年4月26日(金) 配信

シャクヤク「スカーレットオハラ」と牡丹「黄冠」

 茨城県つくば市のつくば牡丹園(関浩一園長)は5月19日(土)まで、今年春の営業として「PEONY GARDEN2024」を開園している。通常は4月下旬に見ごろを終えるという牡丹だが、今年はゴールデンウイークまで見ごろが続く見通し。4月23日時点では牡丹875株・シャクヤク1株が開花中で、両花の共演が楽しめる。

 シャクヤクはこれからが咲き始めの時期。毎年恒例で好評のシャクヤクを使用した花いかだは、5月11~12日、5月18~19日の週末にヒーリングエリアの池で開催する。いかだ用のシャクヤクは専用畑を用意して育てているが、同園によると「今年はシャクヤクの開花が遅めで早咲きのコーラル系など例年とは違う彩りが見られるかもしれない」という。

約5000輪のシャクヤクの花筏

 また、同園は今年35周年。これを記念して、「グリーンハントノート」を販売している。園内の100種類の草花を記載しており、より楽しく散策ができる。園内で見つけた植物のイラストなどを描いて自分だけの1冊に仕上げられる。

 このほか、ハーベストカフェの新商品として「やきいもラテ」を売り出した。園内で農薬不使用のさつまいもを栽培しており、そのさつまいもを焼き芋にしてラテを作っているという。

 期間中の入園料は大人1200円、中学生以下は無料。営業時間は午前9時~午後5時(入園は4:30まで)。

屋形船晴海屋 「浮かぶ料亭」カタチに(日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2023)

2024年4月26日(金) 配信

安田進社長

唯一無二の日本文化を提供

 屋形船晴海屋(安田進代表、東京都江東区)は、旅行新聞新社が取材活動などを通じて観光業界の取り組みから、創意工夫の見られるものを独自に選び、表彰する「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2023」の特別賞を受賞した。

 屋形船の内装をリニューアルし、コンセプトである「浮かぶ料亭」を船という空間で実現した取り組みが評価された。屋形船業界の新しい挑戦について、安田社長に話を聞いた。

◇  ◇

 カウンター式屋形船「あかね」は、コンセプトである「浮かぶ料亭」に見合ったサービスを提供したいという安田進社長の長年の思いがカタチになった船。「類似のない特別な空間」と「美食と伝統を味わう食体験」で唯一無二の「日本文化」を提供することをコンセプトに掲げる晴海屋独自の商品だ。

 船内は伝統的な和の要素と現代の洗練されたデザインを融合させた内装で、昨年12月には、日本国内と欧州(EU)の内装意匠権を取得した。

 最大11人が着席できるカウンター席では、

【特集 No.656】周永暉長官にインタビュー “日台観光交流拡大に向けて”

2024年4月26日(金) 配信

 旅行新聞は3月12日、昨年9月に台湾観光局から台湾観光庁(交通部觀光署)に昇格した初代長官の周永暉氏に、台湾観光庁(台北市)で単独インタビューを行った。訪台日本人旅行者数は2019年に約220万人を記録し、双方向の交流は700万人を突破したが、コロナ禍の影響もあり、伸び悩みが続いている。「日本と台湾の観光交流拡大に向けて」をテーマに、台湾観光の目指すべき方向性や、日本の旅行会社や旅館・ホテルに要望することなどを周長官に問い掛けた。

【聞き手=本紙代表取締役社長・石井 貞德】

台湾観光庁初代長官 周  永暉(シュウ・エイキ)氏

訪台日本人250万人目指す スマート観光に注力、技術交流も

 ――台湾観光局が昨年9月15日に「台湾観光庁」に昇格されました。組織や事業方針はどのように変わりましたか。

 台湾は観光政策に一層重点を置くために、観光庁に昇格させ、新たな組織となりました。
 大きく変わった点は、3つあります。1つ目は、

楽天トラベル「さきどりサマー」CP開始 海外ツアーが最大5万円オフに

2024年4月25日(木) 配信  

楽天トラベルはこのほど、夏の海外旅行を楽しめる「さきどりサマー」CPを始める

 楽天トラベルは4月25日(木)から、夏の海外旅行をお得に楽しむことができる「さきどりサマー」キャンペーンを始める。海外ツアーを対象とした最大5万円オフクーポンや、海外ホテルを3人以上で利用すると「楽天ポイント」を最大6000㌽獲得できる。

 同CPでは、金額条件を満たせば、海外ツアーの代金が5万円オフになるクーポンなど、複数のクーポンを枚数限定で配布する。

 5月10日(金)までの予約が対象。旅行対象期間は7月1日(月)出発~8月31日(土)出発。

 また、「海外ホテルさきどりサマー」CPでは、1予約当たり3人以上の海外ホテル予約を対象に、利用人数に応じて楽天ポイントを最大6000㌽進呈する。

 エントリー期間は、5月10日(金)まで。予約対象期間は4月25日(木)~5月10日(金)。旅行対象期間は、7月1日(月)~9月30日(月)。

東武トップツアーズ、安芸高田市で販売 デジタル住民票NFT

2024年4月25日(木)配信

抽選受付は4月30日まで

 東武トップツアーズ(百木田康二社長)は4月23日(火)、広島県安芸高田市とメディアエクイティ(椛島誠一郎社長)と連携し、デジタル住民票NFT(非代替性トークン)の抽選販売を始めた。メディアエクイティが運営するNFTマーケットプレイス「HEXA(ヘキサ)」で、同月30日(火)まで受け付ける。

 同事業は、安芸高田市民だけでなく市外の人とともにコミュニティを構築し、歴史や観光、伝統文化を通じた関係人口の創出を目的としている。デジタル住民であると証明でき、同市が誇る「ひろしま安芸高田神楽」の県外公演が1000円引きなどの特典が受けられる。

 発行枚数は3000枚、1枚1000円で販売。当選発表は5月3日(金)、同月10日(金)から2次取引を始める。

GWの出発ピークは4月27日、着は5月6日 航空各社の予約状況

2024年4月25日(木) 配信

航空各社がGWの予約状況発表

 航空各社はこのほど、ゴールデンウイーク期間(4月27日~5月6日)の予約状況を発表した。国内線、国際線ともに概ね出発(上り)のピークは4月27日、到着(下り)のピークは5月6日となった。各社とも予約数などは4月19日発表時点のもの。

 日本航空(JAL)グループ国内線の提供座席数は、

スマホ1つで旅管理が簡単に ANA Xの「TaaS」構想、ANAマイル経済圏広げる 

2024年4月25日(木) 配信

TaaSプラットフォーム構想イメージを示す森田將裕部長

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)は4月22日(月)、スマートフォン1つで旅の検索から予約、管理まで完結する新たなサービスTaaS(タース、Travel as a Service)プラットフォームの構築に取り組むと発表した。「ANA X TaaSプラットフォーム」構想は、ANAマイル経済圏の幅を広げ、マイル利用の活性化をはかる。2026年度の完成を目指しており、第1弾として国内宿泊予約サービスを大幅にリニューアルし、宿泊施設を拡充した。

 旅行業を取り巻く環境は、旅行需要自体はコロナ後回復傾向にあるが、旅行会社の取扱高はコロナ前の水準には届いていない。観光庁が発表している「主要旅行業者の旅行取扱状況」をみると、2023年度の国内旅行募集型企画旅行取扱高は19年度比72%と厳しい状況だ。顧客のニーズは従来の固定型のパッケージ旅行から航空券と宿泊のダイナミックパッケージ(DP)、さらにはすべて個別に手配する個人旅行へと変化している。

 同社は同日、東京都内で会見を開き、旅行事業推進部の森田將裕部長がTaaS構想について説明した。森田部長によると、

ホテル運営「エコシステム」(長崎市)、負債は約2億円(帝国データバンク調べ)

2024年4月25日(木) 配信

 エコシステム(田島清志代表、長崎県長崎市)は4月5日(金)、長崎地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約2億円。

 同社は1994(平成6)年6月に関係会社が行っていた風力発電の立地調査業を分離するかたちで設立された。

 2013年ごろからは事業をホテル運営に切り替え、佐賀県嬉野市で「山水ローバルイン」「ことぶきグローバルイン」の2施設の運営を手掛けていた。その後、関係会社が他企業のグループ傘下に入ったため、19年までには完全に独立していた。

 しかし、コロナ禍の影響で稼働率が大幅に低下していたことに加え、「前代表の死去に伴い、現代表が就任し、清算に向けた準備が進められ、23年1月までに両ホテルを閉館。不動産も売却していた」(帝国データバンク)という。

モデル観光地11地域と連携し、プロモ強化 地方誘客を推進する(JNTO)

2024年4月24日(水) 配信 

中山理映子理事

 日本政府観光局(JNTO、蒲生篤実理事長)は4月24日(水)に開いた会見で、3月の訪日外客数が308万1600人と、単月で過去最高を更新したことを発表した。また、国別にみたとき、春の桜シーズンやイースターの時期が重なり、欧州や米・豪州が大幅に伸びたことも報告した。

 地方誘客の強化に向けた2024年度のおもな取り組みとして、