温故知新、ホテルシーズン日南の全株式取得へ 2軒目の自社物件

2024年11月22日(金) 配信

ホテルシーズン日南(イメージ)

 温故知新(松山知樹代表、東京都新宿区)は11月22日(金)付で、ホテルシーズン日南(秋元邦夫代表、宮崎県日南市)の全株式を取得した。同社としては、「礼文観光ホテル 咲涼(旧・三井観光ホテル)」に続き、2軒目の自社物件となる。

 ホテルシーズン日南は、全室太平洋を望むオーシャンビューを誇る。また、春秋のキャンプシーズンには広島東洋カープの選手に常宿として利用されているほか、付帯施設に広島東洋カープ展示室がある。客室数は57室。

 同社によると、施設の運用方針については協議段階であるとし、施設名称は検討中。

 日南市が持つ、自然をはじめとした豊かな文化や食、歴史などの魅力と個性を楽しめる「地域のショーケース」となるようなホテル運営を目指す考え。

日本旅行、制服の完全撤廃 廃棄制服はコースターなどへアップサイクル

2024年11月22日(金) 配信

アップサイクル後のオリジナルアイテム

 日本旅行(小谷野悦光社長)はこのほど、店頭店舗での制服着用義務を完全撤廃し、回収したスタッフ制服によるアップサイクルを行った。従業員の多様性尊重と、柔軟な働き方の観点から、同社が制定した身だしなみガイドラインに基づいた「オフィスカジュアル化」を導入した。

 今年の6月末に、これまで店頭店舗で活用していた女性スタッフ制服の着用義務を撤廃。不要になった制服を「PANECO®」にアップサイクルし再資源化することによって、コースターやウェルカムボード、キャッシュトレイなどのオリジナルアイテムとして再び営業活動で活用していく。

 PANECO®は、ワークスタジオ(原和広代表、東京都新宿区)が開発した廃棄衣料繊維を原料としたサステナブルなボード。

 同社はこの取り組みを通じ、多様性の尊重と循環型社会の実現に貢献していく考え。

ベストツーリズムビレッジ2024で2地域認定 山形県・西川町、鹿児島県・天城町(UN Tourism)

2024年11月22日(金) 配信

山形県・西川町 月山(イメージ)

 国連世界観光機関(UN Tourism)は11月14日(木)、「ベストツーリズムビレッジ2024」を55地域認定した。このうち、日本からは山形県・西川町と、鹿児島県・天城町の2地域が認定された。これにより、日本のベストツーリズムビレッジ認定地域は8地域となった。

 これまで、北海道・ニセコ町、京都府南丹市美山町、北海道・美瑛町、宮城県・奥松島地区、長野県・白馬村、岐阜県・白川村が認定を受けている。

 このほか、選出に至らなかったものの、取り組み内容の向上に向けた支援を受けられる「アップグレードプログラム」には、新潟県・山古志村、福井県・白山地区が選ばれた。

 「ベストツーリズムビレッジ」は、持続可能な観光地域づくりに取り組む優良な地域を認定するプロジェクト。このPJに認定されると、ロゴマークが使用できるほか、選ばれた地域間で知見や経験を共有するためのネットワークに加入できる。

札幌・除雪職人の技ツアー、11月26日までブラックフライデー割(東武トップツアーズ)

2024年11月22日(金) 配信

除雪職人の技術を間近で体験できる

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は、札幌の除雪職人の技術を間近で体験できる特別ツアー「世界最高水準!豪雪都市さっぽろ 除雪職人の技ツアー」を、11月26日(火)まで約15%引きの特別価格で売り出す。

 今回の企画は、北海道商工会議所連合会、北海道経済同友会、北海道観光機構、北海道経済連合会の道内経済4団体が実施する「Black FRIDAY企画」として、初冬からの閑散期対策や道産品販売の支援喚起をはかる。

 同ツアーは、2025年1月14日(火)~3月7日(金)までの平日1日1組限定で実施する。普段は見ることのできない除雪作業を、実際の除雪事業者の説明を受けながら見学できる貴重な体験ツアーで、除雪車の体験乗車も予定している。

 旅行代金は税込で、ジャンボタクシーの料金(1〜6人まで乗車可能)、食事料金やガイド料金、ヘルメットや防寒作業着のレンタル料などを含めて通常25万円のところ、特別価格の21万2500円から。

ツアーの詳細や予約は特設サイトから

 詳細や予約は、北海道観光公式ホームページ「HOKKAIDO LOVE!」内の特設サイト「The Five Senses of North -北の五感-」から。予約フォームでは、備考欄に「BLACK FRIDAY」の入力が必要。

ハワイ団体旅行促進 セールスコンテストでハワイ団体エキスパート育成へ(JATA)

2024年11月22日(金) 配信 

JATA海外旅行推進部の稲田正彦部長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は11月21日(木)に開いた会見で、アウトバウンド促進協議会(JOTC)北中南米部会における活動の一環として、ハワイ州観光局日本支社Meet Hawai’i(Hawaii Visitors & Convention Bureau、HVCB)と共同で、団体旅行の販売コンテストを行うと発表した。対象期間中の団体宿泊部屋数を評価し、上位30人を「ハワイ団体エキスパート」として認定・表彰する。受賞者には、報奨ファムツアーが提供される。

 同コンテストは、団体マーケットをさらに伸ばすことと、ハワイに精通した営業担当者を増やすことを目的に開催する。

 JATA海外旅行推進部の稲田正彦部長は、「コロナ禍の3年間は旅行商品を造成できず、配置換えなどでノウハウが失われたほか、オペレーションを経験したことがないスタッフが増えるなど、精通した担当者が減少したように見える」と危機感をあらわにした。

 「表彰そのものより、コンテストをもとに各企業の中でインセンティブを設けてほしい。ハワイに訪れた人の家族がその後ハワイに訪れるなど、副次的な効果も期待できる。エントリー数は300人が目標。自覚をもってハワイを売ってくれる担当者が増加することを望む」と期待を込めた。

 対象者は、JATA会員旅行会社に所属する、団体営業業務経験10年以内のセールスパーソン。1社あたりのエントリー人数制限なし。

 対象期間は、旅行契約が2025年4月1日(火)~11月30日(日)。旅行出発が25年6月1日(日)~12月31日(木)。

 対象団体は、受注型企画旅行および手配旅行(教育旅行を除く)。最低1泊20部屋以上の利用が必須となる。

 選考方法は、25年11月末日時点で、担当者の獲得団体回数×ルームナイト数をポイント換算し、上位順でハワイ団体営業エキスパートを決定する。1社あたりの上限人数は5人。

 なお、ハワイ州観光局が運営する公式ラーニングサイト「アロハプログラム」のハワイスペシャリスト検定で、初級以上の取得合格が必須。

 HVCBアジア・オセアニア地区常務取締役のアンドリュー・コー氏は、「JATAと協力しコンテストを開催できることは我われにとって特別なこと。日本にとって最も重要なデスティネーションにハワイを位置付けていただいている証明だと思っている」と述べた。

HVCBアジア・オセアニア地区常務取締役のアンドリュー・コー氏

G7観光大臣会合を報告 持続可能・人材育成・AI活用などを議論(秡川観光庁長官)

2024年11月22日(金) 配信

観光庁の秡川直也長官は11月20日(水)、会見を開いた

 観光庁の秡川直也長官は11月20日(水)に開いた会見で、11月13(水)~15日(金)にイタリア・フィレンツェで行われたG7観光大臣会合の議論内容・成果について報告した。

 G7の枠組みとして観光大臣会合が行われたのは初めて。議長国はイタリアが務めたほか、フランス、米国、イギリス、ドイツ、カナダ、EU、ブラジル、エジプト、インド、サウジアラビア、OECD、UNツーリズム、WTTCなどの国・機関が参加した。

 同会合では、持続可能で包摂的な観光の役割・観光産業における人材育成・観光産業におけるAI導入の可能性と課題の3点について活発な議論が交わされた。

 日本からは、観光大臣会合の前週に宮城県仙台市で行われた観光レジリエンスに関する閣僚級会合について紹介。観光レジリエンス向上に向けた今後の取り組みの方向性を取りまとめたことを発信した。

 さらに、秡川長官は、「日本の人口において高齢者や障害者などバリアフリーを必要とする人の割合は3割。日本の旅行者における割合は2割となっている。この人たちが旅を諦めないために、この1割の差をどのように埋めるかを、ユニバーサルツーリズムやバリアフリーの観点から考えなくてはならない」とし、各国の関心を得たと報告した。

 また、各国共通の課題として観光産業における人材の不足が挙げられたほか、AIの活用によって新たな雇用機会の創出や、事業運営、業務組織の改善、ビッグデータの活用などによって観光の持続可能性に貢献することができるとした。

 一方で、フェイクレビューやディープ・フェイク、消費者の行動操作などの、市場を歪め競争を不要に変化させる可能性のあるAI技術の悪用のリスクについて、観光事業者と観光地が必要な知識を得ることが重要だとした。

 同会合では、これらを盛り込んだコミュニケを採択した。

 観光庁によると、2024年10月の訪日外国人旅行者数は、単月として過去最高の331万2000人。1~10月の累計では、3019万2600人となり、過去最速で3000万人を達成した。

 一方で、日本人の海外旅行については、10月の出国日本人数が114万8400人となり、19年同月比31・0%減と、約7割の回復。1~10月の累計では1064万人となり、5年ぶりに年間累計が1000万人を突破した。

 秡川長官は、「航空ネットワークの維持や国間の相互理解などの国際関係構築のほか、日本人の国際感覚の磨き上げのために、海外旅行に出掛けることは大事」という認識を示した。「海外への修学旅行促進などで、文科省と協力できれば」と省庁を跨いだ連携も視野に入れている。

【茅ヶ崎市美術館】「生誕130年 青山義雄とその時代」展(12月14日~)

2024年11月22日(金) 配信

展覧会チラシ(画像:青山義雄《花》 油彩・キャンバス 1994年 茅ヶ崎市美術館蔵)

 茅ヶ崎市美術館(神奈川県茅ケ崎市東海岸北1-4-45)は12月14日(土)~2025年2月24日(月・祝)まで、フランスに焦がれた湘南の画家!「生誕130年 青山義雄とその時代」展を開催する。

 2024年に生誕130年を迎えた画家・青山義雄(1894~1996年)は、現在の神奈川県横須賀市に生まれた。父の転勤に伴い、三重県、北海道で少年期を過ごす。1910年に絵画を学ぶため上京後、21年に渡仏。

 その後、一時帰国を挟みながら生涯のほぼ半分をフランスで過ごし、1986年からは茅ヶ崎市東海岸のアトリエを兼ねた住宅で、最晩年まで制作を続けた。

 アンリ・マティス(1869~1954年)に「この男は色彩を持っている」と評された青山の作品は、その多くが鮮やかな色彩で描かれている。フランスの海岸風景、美しい夕景、そしてバラや百合などの花々を題材にした彼の作品は、今も人々を魅了している。

 青山は生涯マティスを師と仰ぎ、画壇と一定の距離を保ちつつ、自分の画業と向かい合い続けた画家だった。その一方で、梅原龍三郎(1888~1986年)が創立に携わった春陽会には長きにわたり出品し、共に制作に励むなど、梅原とは強いつながりがあったことが伺える。

 同展では、油彩画、スケッチなど茅ヶ崎市美術館が所蔵する青山義雄作品のすべてを展示。知友である梅原龍三郎や、フランスで一緒に展覧会を開いた椿貞雄らの作品も紹介する。

【休館日】月曜日(ただし、1月13日、2月24日は開館)、年末年始(12月29日~25年1月3日)、1月14日(火)。

【開館時間】午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。

【料金】一般400円、大学生200円、市内在住65歳以上200円。高校生以下、障害者とその介護者は無料。20人以上の団体割引あり。

国際観光施設協会、中間報告とセミナー 久米設計の藤澤社長が講演

2024年11月22日(金) 配信

鈴木会長(右)と久米設計の藤澤社長が議論を交わした

 国際観光施設協会(鈴木裕会長)は10月24日(木)、東京・大手町の交流拠点3×3Lab Futureで、各委員会・分科会が協会活動を報告する中間報告会を開いた。久米設計(東京都江東区)の藤澤進社長を講師に招き、セミナーや鈴木会長とのクロストークも行った。

 セミナーは、藤澤社長が「久米設計における建築・まちづくりへの取り組み―これまでとこれから―」と題して講演。これまで観光を切り口に、東急歌舞伎町タワーをはじめ、東京ベイ潮見プリンスホテルやプルマン東京田町などのライフスタイルホテルの建築やインテリアを手掛け、「その土地らしさや地域とのつながりを重視して設計してきた」と振り返った。

 加えて、本社がある潮見地区での子供向けワークショップや職業体験のほか、これまで培ったノウハウを生かし、まちづくりにつながるワークショップの企画運営やコンサルティングなど、地域に根差した活動も取り組んでいると紹介。地域的な活動を、まちづくりや建築づくりにつなげていきたいと明かした。

 藤澤社長は「建築を通して培われた能力を生かしながら、社会貢献していくことが設計事務所の使命」と主張。社会が複雑化、多様化した現在は課題自体が分かりづらくなっているとして、「地域の人たちと共に行うさまざまな活動を通して、課題自体を構想しながら共に解決していくことで、より良いまちづくりや建築につなげていきたい」と力を込めた。

 クロストークでは、鈴木会長と藤澤社長がお互いの考えに共感を示したうえで、建築設計の発想を切り口にしたまちづくりや地方創生のあり方について議論を交わした。

上野に忍者参上! 「伊賀上野NINJAフェスタ2024」11月22~24日開催

2024年11月22日(金) 配信

伊賀流忍者が会場で大迫力のパフォーマンス披露

 三重県伊賀市は11月22日(金)~24日(日)まで、東京・上野恩賜公園で「伊賀上野NINJAフェスタ2024」を開く。「忍者市」を宣言した同市が、国内外から人気の忍者や同市の魅力を発信するイベント。忍者体験や食、伝統工芸などが楽しめる。

 23、24日はステージで伊賀忍者特殊軍団阿修羅が忍術実演ショーを開催するほか、伊賀市観光大使の「いが☆グリオ」ショーも行われる。

 体験ブースでは、毎日手裏剣打ちなど忍者体験アトラクションを実施する。物産ブースでは、伊賀くみひもや伊賀焼、伊賀の特産品などを販売する。くみひもと伊賀焼は体験もできるという。

 各日とも午前10時~午後6時まで。最終日は一部4:30まで。

11月22~24日まで「弘前ねぷた浅草まつり」開催 浅草で弘前の観光プロモーション

2024年11月22日(金) 配信

弘前ねぷた浅草まつり

 青森県・弘前観光プロモーション実行委員会は、11月22日(金)~24日(日)まで、東京・浅草で「第12回 弘前ねぷた浅草まつり」を開く。弘前市の魅了を広くアピールし、誘客をはかるため、弘前ねぷたの運行や展示、物産販売などを行う。

 物産展の開催場所はユニクロ浅草店前で、時間は午前11時から午後6時まで。弘前銘菓やリンゴ生果などの販売を行う。

 また、ねぷたの運行はミニ巡行が午後1:30からスタートし、商店街巡行は午後5時に出発する。いずれもユニクロ浅草店前広場から出発して、浅草寺周辺を巡る。