屋上バーベキューテラスがリフレッシュオープン 新横浜プリンスホテル

2024年3月28日(木) 配信

アメリカンガスグリルとラグジュアリーシートで極上のBBQを

 ホテル屋上で青空を眺めながら食事を楽しめるバーベキューテラス「ROOF TOP BBQ BREEZE TERRACE(ルーフトップバーベキューブリーズテラス)SHINYOKOHAMA」が年3月1日(金)、新横浜プリンスホテル(横浜市港北区)の7階にリフレッシュオープンした。 こだわり食材をセットにした3つの「手ぶらプラン」と自身で食材や飲料を用意する「持ち込みプラン」を利用シーンに応じて選べる。

 手ぶらプランの「スタンダードバーベキュー」コースは5000円(1人税込)。鶏もも肉バジル風味や豚肩ロース、骨付きソーセージ、漬け込み牛カルビ、グリル野菜などボリュームたっぷりだ。同時に予約するとフリードリンクは税込1人2200円が1500円で利用できる。子供向けのキッズバーべキューセットや桜マスの紙包み焼きなど春限定メニュー(4月15日まで)も用意している。持ち込みプランの料金は1人2000円(同)。

 中庭には可愛いテントが設置された人口芝のフリースペースもあり、家族そろってバーベキューが楽しめる。

旅行ライター&エディター三堀 裕雄

東武トップツアーズ、探究型教育旅行 共同開発に向け連携へ

2024年3月27日(水)配信

地域・教育魅力化プラットフォームの岩本悠代表理事(左)と東武トップツアーズの百木田康二社長

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は3月14日(木)、中学校・高等学校対象の新しい探究型教育旅行の共同開発に向けて、地域・教育魅力化プラットフォーム(岩本悠代表理事、島根県松江市)と包括連携協定を結んだ。

 地域・教育魅力化プラットフォームは、都道府県の枠を超えて地域の特色ある公立高校に入学する「地域みらい留学事業」を中心に、生徒の越境学習を推進する地方創生事業を展開している。今後は両者間の人材交流や、企業版ふるさと納税の仕組みの活用を前提として、新しい探究型教育旅行を日本各地で実施、展開していく方針だ。

 同日に東武トップツアーズ本社で行った調印式で、百木田社長は「学生が自分の力で人生を切り拓き、新しい時代に活躍できるプログラムづくりが我われの課題となっている。両者のリソースを生かし、新しい探求型教育旅行の構築を目指す」と述べた。さらに、新しい探究型教育旅行の共同展開を目指し、大阪府東大阪市で3月26日(火)~28日(木)の2泊3日、高校対象の「地域みらい旅」の実証を行うと発表した。

 同実証は、生徒が地元で旅行プログラムを企画・運営するための知識やノウハウを、講座形式と経験学習を通して学ぶもの。全国から4県6校の生徒や教員など20人が参加。フィールドワークや現地生徒との交流会などを通して、東大阪市のツアープラン案を企画してもらい、企画力やプロジェクトマネジメント力の向上をはかるという。

 2024年度には、同実証の参加者が主催で、自分たちの地元で実施する「地域みらい旅」を企画。25年度は、大阪万博を契機に来日する在外教育施設などの中高生を対象に企画し、全国の生徒が日本の魅力を再発見するツアーを実施する。

 なお、3年間の実証を経て修学旅行のカタチを大幅にアップデートした新しい教育旅行を、東武トップツアーズが全国の高校へ提案・展開する計画としている。

「不正根絶に向けた旅行業界・JATAの取り組み」 地区委員会を廃止、コンプラ推進室・懲戒委員会の設置へ(日本旅行業協会)

2024年3月27日(水) 配信

日本旅行業協会は3月27日、「不正根絶に向けた旅行業界・JATAの取り組み」を発表した。(左から)池畑孝治理事・事務局長、髙橋広行会長、蝦名邦晴理事長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は3月27日(水)、外部有識者による「旅行業界におけるコンプライアンス徹底に係る有識者委員会」から、度重なる不正事案の原因分析や今後の再発防止策について、報告書と提言を受け取った。JATAは同日に会見を開き、取りまとめた「不正根絶に向けた旅行業界・JATAの取り組み」を報告した。

 髙橋会長は、「関係の皆様方にはご迷惑ご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げる。この事態を受けて、外部の専門家からなる有識者委員会を設置し、原因分析や再発防止策について検討をいただいた」と説明した。

 新型コロナ禍以降の旅行業界では、公務受託事業費の不正請求や、雇用調整助成金の不正受給などの不正事案が続いた。

 23年5月には、観光庁から法令遵守の徹底や調査報告を求められていたが、11月には大手旅行会社各社による談合の疑いで公正取引委員会による立ち入り検査を受けるなどの事案も発生し、観光庁の指示を受けて、弁護士などで構成された外部専門家による有識者委員会を設置した。

 有識者委員会は、今般の不正事案の主な発生原因として、「旅行業とは異なる受託事業の契約上の特性や注意点に関する認識・知識不足」「利益を過度に指向する風土の存在、コンプライアンス軽視の姿勢」「不正を防止する業務管理体制の不備」「JATA地区委員会のガバナンス不全」の4点を挙げた。

 これを受けてJATAは、①内部統制の改革②地域組織の改革③意識の改革──の3つの観点から対応策をまとめた。

 内部統制の改革では、社内管理体制の整備と強化や、電子的システムによる業務管理の推進を行い、支店の業務に関して、本社でも把握できるチェックシステムを推進する。

 また、コンプライアンス通報相談窓口のほか、コンプライアンス推進室や、除名処分などの懲戒規程を整備したうえで懲戒委員会を新たに設置する。

 地域組織の改革では、不正事案の生じることのない社内文化を構築するため、コンプライアンスやガバナンス強化を目的とする支店長向け研修の毎年の受講を必須化する。

 さらに、地区委員会を廃止し、各県別組織を改めて設ける場合には、理事会による決議を前提とし、本部からのガバナンス強化をしたうえで設置する。

 不正事案の発生は、受託業務の知識不足が原因とされることから、受託事業に関わるマニュアルを作成・活用し、この上で事例研究を含めた専門家による実務的な研修を新設する。また、コンプライアンスに対する意識を向上させるため、経営者や従業員に対し、それぞれに適したコンプライアンス研修の実施や、各社・地域への講師派遣を実施する。

 さらに、5年ごとに受講が必須である旅行業務取扱管理者の定期研修に、コンプライアンスに係る科目を取り入れる。

 髙橋会長は、「会長である私自身が先頭に立って、これらの対応策を着実に実行し、旅行業界から不正事案を根絶すべく取り組んでいく」と述べた。

不正根絶のためJATAから再発防止策提出 髙橋長官「観光庁としても厳しく監督する」

2024年3月27日(水) 配信

髙橋一郎長官(左)は、JATAの髙橋広行会長から再発防止策の報告を受けた

 観光庁は、近畿日本ツーリスト・日本旅行による事業費不正請求や、名鉄観光サービスによる雇用調整助成金不正受給、青森市における関係5社による談合疑いなど相次いで発覚した旅行業界の不正事案について、日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)に対し、不正事案の原因分析や再発防止策の報告を求めていた。JATAの髙橋広行会長は3月27日(水)に観光庁を訪れ、不正根絶に向けた再発防止策を髙橋一郎長官へ提出した。

 報告を受けた髙橋長官は、「今回の事案は直接旅行業に関わるものではないが、国民からの信頼を失墜させたことは非常に重大な問題であったと認識している。コンプライアンス遵守策を徹底的に会員企業に実行してもらうべく、会長としての責任をしっかりと果たし、会員企業を指導してほしい。観光庁としても厳しく監督していく」と述べた。

日本ホテル協会、23年客室利用率は70・4%に回復 定保会長「従業員の待遇改善へ」

2024年3月27日(水) 配信

定保英弥会長

 日本ホテル協会(定保英弥会長、232会員)は3月27日(水)、帝国ホテル東京(東京都千代田区)で2024年度春季通常総会を開いた。定保会長は冒頭、「コロナ禍で消失していた需要が少しづつ回復し、久しぶりに活気が戻ってきた1年だった」と述べた。

 23年は、会員の客室利用率は70・4%(22年は54・2%)、客室平均単価(ADR)は2万1899円(同1万6911円)、1室当たりの収益額(Rev PAR)は1万5517円(同9103円)と回復している。

 さらに、定保会長は人手不足などホテル業界の課題を挙げながら、「宿泊客からの対価をしっかりと還元し、従業員の待遇改善をはかっていく」と述べた。

“匠”の工芸アート”が彩る特別な客室「TAKUMI」の提供を開始(ホテル小柳)

2024年3月27日(水) 配信

それぞれ意匠や設えが異なる客室

 湯田上温泉に位置する「ホテル小柳」(野澤隆義代表、新潟県・田上町)は昨年12月、“匠”の工芸アート”が彩る特別な客室「TAKUMI」3タイプの提供を開始した。

 「TAKUMI-S」では、アナログレコードの音楽をサウナや露天風呂、客室で楽しめる。アナログレコードが聞けるプレーヤーやスマートフォンをサウナ内のスピーカーとBluetoothでつなぐ、温泉旅館としては初の試み。宿泊客は1階ラウンジからアナログレコードを数枚選択し、客室内に持ち込むことができる。

TAKUMI会席

 露天風呂で温泉入浴が楽しめる3客室には、それぞれ意匠や設えが異なる「玉川堂」(燕市)の鎚起アートや、「大湊文吉商店」(加茂市)の組子細工、創業者が燕市出身の廣田硝子(東京都墨田区)の江戸切子オブジェを設置。宿泊者限定の新潟の食とカトラリーが楽しめる「TAKUMI会席」も用意した。

「モダンガール」に注目 「昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~」 ホテル雅叙園東京で6月16日まで

2024年3月27日(水) 配信

ノスタルジックなBarをイメージした設えの「草丘の間」

 ホテル雅叙園東京(東京都目黒区)は6月16日(日)まで、「昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~」を行っている。

 東京都指定有形文化財「百段階段」の7 部屋を舞台に、モダンガールの装いや、おしゃれ、当時を代表する作家たちにより描かれた女性画などを通して、新たな大衆文化が開花した時代をめぐるように楽しむことができる企画展。

 同ホテルは「大正ロマン」をテーマに2022年から文化財「百段階段」で企画展を開催している。

モダンガールの装い

 3回目となる今回は、同テーマを象徴する「モダンガール」に注目し、大正から昭和初期の都市文化を享受していた女性たちと、華やかなりしモダン都市東京の都市文化をテーマにした展示を展開する。

竹久夢二「エイプリルフール」(左)と小林かいち「彼女の青春」

 企画展の見どころの一つが、今年生誕140年、没後90年の節目を迎える竹久夢二と、「京都のアール・デコ」とも称されるなぞ多き画家小林かいち作品の競演。夢二が手掛けた「婦人グラフ」や「セノオ楽譜」などのイラストと、かいちが描いた絵封筒や絵葉書など約60点を通し描かれたモダンガールの姿を紹介する。

 また清方の間では、当時流行した「大正デカダンス」という言葉にスポットを当て、怪奇幻想小説を代表する作家・江戸川乱歩と現代のイラストレーター夜汽車のコラボレーションによる「人でなしの恋」(「乙女の本棚」シリーズ・立東舎)の立体展示を展開。最後の部屋「頂上の間」には、画家の加藤美紀さんによる文化財「百段階段」とモダンガールをモチーフにした新作も展示している。

蜂木宥哉氏(ホテル四季の館 箱根芦ノ湖)グランプリに 春の食材テーマに料理コンテスト開催(日本ハウスホテル&リゾート)

2024年3月27日(水) 配信

蜂木氏

 日本ハウス・ホテル&リゾート(山栄共靖社長、東京都千代田区)は3月21日、「ホテル東日本宇都宮」(栃木県宇都宮市)で「第24回料理コンテスト」を開いた。

 同社社長と外部審査員3人による審査で、蜂木宥哉氏(ホテル四季の館 箱根芦ノ湖)の「神奈川県産恵水ポークのデクリネゾン~春野菜をふんだんに使って~」が最優秀賞に選ばれた。

蜂木氏が手掛けた一皿

 デクリネゾンとは、さまざまな調理方法でひとつの食材を生かす調理方法のこと。蜂木氏は豚のさまざまな部位を使い、パテ・アン・クルートや豚ロースの桜燻製ハム、香草パン粉焼きからなる一皿を考案。「春野菜の使い方と、お客様に喜んでいただける5味の伝え方を重点的に考えました。2回続けて優秀賞だったので、最優秀賞に選ばれてとても嬉しい」と喜びを語った。

 料理の魅力向上を目的に年2回開催されている同コンテストの今回のテーマは、「春の食材を使用した料理」。同グループが運営する7施設から42人のエントリーがあり、原価500円以内という条件のもと料理を考案。各施設の総料理長による予選を経て、5人が本選に進んだ。

 山栄社長は料理コンテストの終了に際し、「料理人は、もっと料理を勉強したい、作ってみたい、(技法などを)真似してみたいと思うことが大切。次回に向け、さらに(料理に対する)研鑽を積み重ねてほしい」と呼び掛けた。

(左から)藤原氏、菊池氏、蜂木氏、中島氏、高砂氏

 優秀賞以下各賞の受賞者は次の各氏。

優秀賞:菊池夕奈(ホテル四季の館 箱根芦ノ湖)

特別賞:中島貴弘(ホテル東日本宇都宮)

アイディア賞:藤原連(ホテル森の風立山)▽高砂勇人(ホテル四季の館 那須)

添乗員の待遇改善が喫緊の課題 TCSAが24年度総会開く

2024年3月27日(水) 配信

金澤悟会長

 日本添乗サービス協会(TCSA、金澤悟会長、35会員)は3月26日(火)、東京都内で2024年度の通常総会を開いた。添乗員数の減少や高齢化が進むなか、待遇改善を喫緊の課題として添乗員確保の取り組みに注力する。総会後に開いた会見で、金澤会長は「添乗の仕事が好きな人が生きがいとして、一生添乗業務ができるような社会にしていきたい」と力を込めた。

 昨年度実施した会員会社への調査によると23年の所属添乗員数は専従とスポット、また男女合計で6675人となり、5年前の18年から約2400人減少した。平均年齢は51・6歳で18年から約5歳上がり、若年層の成り手が少ないことが見受けられる。

 減少の要因の1つはコロナ禍での添乗業務減少だが、働き方改革で実働時間が減り、時給は上がる一方、総収入が減少するなどの実情もある。

 会員会社も人材の流出や社会保険適用条件の緩和による経費増加など、厳しい状況が続いている。

 待遇改善には派遣先の旅行会社や、旅行代金を支払う旅行客の理解が不可欠だ。金澤会長は「高い賃金を求める場合、耐えうるだけの質の高い添乗が必要。各所への働きかけとサービスレベル向上の両方を行うことが待遇改善につながる」と述べた。

 関係各所の理解を得るためにも、今年度はコロナ前に観光庁で行われていた「添乗サービスを持続的に提供するための検討会」の再開を要望する。厚生労働省や旅行会社団体らも参加しており、添乗業務を検討する貴重な場として求めていく。

 このほか、インバウンド検定は昨年度に続き、初級と中級の試験を実施。作業部会では上級の試験実施への検討を行う。

 人材確保の一環として、従来は高校卒業後の学生を対象としていた「ツアコンカフェ」や職業フェアに高校生も参加できるよう検討していく。

民宿げんろく(富山県氷見市) 負債は約1億5000万円(帝国データバンク調べ)

2024年3月27日(水) 配信

 民宿げんろく(嶋田真一郎社長、富山県氷見市)は3月4日(月)、富山地裁高岡支部から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約1億5000万円。

 同社は1995(平成7)年7月に設立された民宿の運営業者。地元の食材を使用した料理と天然温泉を強みに、ピーク時には年間収入高約1億円を計上していた。

 しかし、景気後退や周辺同業者との競合に加え、新型コロナの影響で業況が悪化し、23年8月末までに事業を停止していた。