開業5周年でリニュールやイベント目白押し ムーミンバレーパーク

2024年3月27日(水) 配信

新設キャラクターのテープカット

 2024年3月16日(土)に開業5周年を迎えたムーミンバレーパーク(埼玉県飯能市)は、「5TH ANNIVERSARY」と題して、リニューアルやイベント企画を進めている。

 園内ではこのほど、リトルミイのプレイスポットが「ムーミン谷の映画館」としてリニューアルオープン。トーベ・ヤンソンの絵本の世界を表現し、フィンランドで制作されたアニメーション「さびしがり屋のクニット」(約17分)」が上映されている。 さらにムーミンをはじめ、リトルミイ、スナフキンなど、5体のキャラクターオブジェがパーク内各所に場所に登場。周囲の風景と一緒に写真撮影を楽しめるようになった。

 3月の土・日・祝日の午後6時30分から約5分間、「ムーミン谷の小さな花火大会 春 ~5th ANNIVERSARY Ver.~」を実施し、ムーミンパークのオリジナルソングに合わせて、湖上から花火を打ち上げる。4月以降の日程は公式ガイドでずい時更新予定。 このほか、5周年限定の「ムーミンぬいぐるみ」や「クッキー缶」などの販売もある。               

旅行ライター&エディター三堀 裕雄

「プラスナリタラボ」設立 地域経済活性化支援機構、GPA、成田国際空港

2024年3月26日(火) 配信 

プラスナリタラボは4月1日(月)から、成田空港周辺地域の飲食・観光を推進する

 地域経済活性化支援機構とグリーンポート・エージェンシー(GPA)はこのほど、DMC「プラスナリタラボ」(福島健之代表、千葉県成田市)を設立し、成田国際空港のサポートのもと、成田空港周辺地域産品を活用した物販・卸事業、飲食事業、観光事業を4月1日(月)から推進する。

 成田国際空港グループ(NAA)では、成田空港や周辺地域に訪れてみたい人を増やすことで、空港と地域が共に発展する地域ビジネスの確立を目指す。全国各地でDMCを組成した実績のある同機構と、日本の玄関口として多くの訪日外国人がやってくる成田空港の強みを掛け合わせた地域ビジネスを推進し、収益をあげながら持続的に展開していく仕組みづくりに取り組む考え。

 同社では、周辺地域の産品を活用した商品シリーズを企画・開発し、販売することで、商品の高付加価値化やブランド力向上をはかる。空港内で飲食店を運営し、地域産品を活用した飲食メニューを売り出す。さらに、空港内のPRスペースや、観光体験予約サイトを活用して、空港を起点とした周辺観光地への送客を行う。

オーバーツーリズム未然防止・抑制事業 先駆モデル20地域を選定へ(観光庁)

2024年3月26日(火) 配信

観光庁はオーバーツーリズムの未然防止・抑制事業で、先駆モデル20地域を選定した

 観光庁は3月26日(火)、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」の「先駆モデル地域型」20地域と、「一般型」51件を選定した。

 国内外の観光需要が急速に回復するなか、観光客が集中する一部の地域や時間などによって、過度の混雑やマナー違反による地域住民の生活への影響や、旅行者の満足度低下への懸念も生じている。同庁は、観光客の受け入れと、住民の生活の質の確保を両立しつつ、地域自身があるべき姿を描いて、地域の実情に応じた具体策を講じることが必要とした。

 同事業では、総合的な支援として、オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向け、住民を含めた地域の関係者による協議の場の設置や、協議に基づく計画策定、取り組みに対する包括的な支援を行う。

 今回先駆モデル地域として選ばれた地域は次の通り。

ニセコエリア(北海道・倶知安町)
美瑛町(北海道・美瑛町)
奥入瀬(青森県)
蔵王(山形県山形市)
川越(埼玉県川越市)
浅草(東京都台東区)
鎌倉・藤沢(神奈川県鎌倉市)
箱根(神奈川県・箱根町)
佐渡(新潟県佐渡市)
富士山[吉田口](山梨県)
富士山[富士宮口、御殿場口、須走口](静岡県)
白川郷(岐阜県・白川村)
京都(京都府京都市)
奈良公園・山の辺の道(奈良県)
高野山(和歌山県・高山町)
出雲大社(島根県出雲市)
宮島・宮島口(広島県廿日市市)
仁淀川流域(高知県・いの町)
阿蘇(熊本県阿蘇市)
西表島(沖縄県・竹富町)

「弘前さくらまつり」2024年4月19日(金)~5月5日(日)開催 「初音ミク」から派生したキャラとのコラボも

2024年3月26日(火) 配信

弘前桜七景の1つ「花筏(はないかだ)」

 青森県弘前市の弘前公園で、2024年4月19日(金)~5月5日(日)まで「弘前さくらまつり」が開かれる。弘前公園の桜は、雪を頂いた岩木山と調和し、ソメイヨシノを中心に、シダレザクラ、八重桜など、52種類約2600本の桜が花を咲かせる。

 今年のまつりでは、ソメイヨシノに続き満開を迎える厳選した八重桜7品種「弘前七桜」や、弘前公園の桜守がおすすめする7つの風景「弘前桜七景」、そして1つの花芽から稀に7つの花が咲く「弘前七輪咲き桜」と7にまつわる桜の見どころを「弘前桜物語」としてPRする。「初音ミク」から派生したキャラクターで、弘前さくらまつりの公式応援キャラクター「桜ミク」のオリジナル描き下ろし「桜ミク」×「弘前七桜」コラボデフォルメイラストを活用し、さまざまな企画を展開する。

バス会社合同説明会、運転体験あり127人が来場(平和橋自動車教習所)

2024年3月26日(火) 配信

バス展示と共に会社説明を行うようす

 バス運転手未経験向けの就職イベント「バス会社合同企業説明会&運転体験会」が3月24日(日)に平和橋自動車教習所(東京都葛飾区)で行われた。東京都内に拠点を置くバス会社22社が会社説明や実際に運行しているバス見学を実施し、来場者総数127人が参加した。

 主催は東京バス協会、企画・運営はバス運転手専門の求人サイト「バスドライバーnavi(どらなび)」を運営するリッツMC(中嶋美恵社長、東京都港区)。運転手の高齢化や大型2種免許取得者の減少により深刻な人手不足に対して、解決の糸口となるように、バス運転手という職業を身近に感じられる採用イベントを企画した。

 同教習所の姉妹校である東京クレーン学校を会場に、校舎1階の屋外で8社がバスを展示し、校舎2階の教室で14社がブースを設け、それぞれ採用情報やバスの説明を行った。来場者は男性120人、女性7人で、半数以上が20~40代の若年層であり、勤務体系や福利厚生などの質問のほか、就職前の不安を相談する場として活用していた。

大型路線バスを運転体験

 運転体験会では、大型路線バスと小型バス(AT車)の体験車両を用意し、事前予約と当日枠あわせて71人が参加した。大型路線バスの人気が高く、大型車両特有の内輪差に気を付けながら教習所内で運転を体験した。

 リッツMCの中嶋社長は「実際に運行しているバスと共に見学することでバス運転手という職業のイメージがしやすくなる。このような企業説明会を今後も行っていきたい」と意気込んだ。

平井鳥取県知事が大宮でトップセールス 4府県連携で敦賀以西へ誘客促進

2024年3月26日(火) 配信

平井伸治鳥取県知事(中央)

 3月16日の北陸新幹線福井・敦賀開業を契機に、4府県(福井・京都・兵庫・鳥取)が連携して敦賀以西の誘客を促進するため、3月12~24日に埼玉県・JR大宮駅東口で「敦賀からつながる丹後・但馬・因幡フェア」を開いた。

 3月19日には、鳥取県の平井伸治知事が会場を訪れ、県産品トップセールス及び「とっとリュウ」県をPRした。「とっとリュウ」県とは、よく見ると「鳥取県は龍の形に似ている」という発想から、辰年の2024年に鳥取県を「とっとリュウ」県と命名して周遊キャンペーンを実施している。

 平井知事とともに福井県のキャラクター「はぴりゅう」、さいたま市のキャラクター「つなが竜ヌゥ」が一緒に登場して「北陸・山陰へ、ウェりゅうカム」とアピールした。

 続けて平井知事は「北陸新幹線の延伸により、大宮を玄関口として日本海が身近になった。ホタルイカ、福井のへしこや鯖寿司、さらに福井の越前がに、京都の間人ガニ、鳥取の松葉がにというように各地で呼び方が変わるズワイガニなど、北陸新幹線の沿線から続く日本海沿岸には、魅力的な海の幸がたくさんあり、観光名所も多い。福井、京都、兵庫、鳥取が協力して特産品を届け、敦賀より先にもぜひ足を運んでいただきたい。大宮駅から北陸新幹線に乗って北陸の旅と山陰の旅をつなぎ合わせて楽しんでほしい」とあいさつした。

 フェア会場では県産地酒(諏訪泉、千代むすび)と焼きがにせんべいが振る舞われた。

貸切のものがたり列車とトロッコでめぐる四国の旅 ジャルパック×JR四国

2024年3月26日(火) 配信

伊予灘ものがたり(イメージ)

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は3月25日(月)、四国旅客鉄道(JR四国、西牧世博社長、香川県高松市)と共同の特別企画「人気の観光列車に貸切乗車 2つのものがたり列車と藍よしのがわトロッコでめぐる四国の旅4日間」を売り出した。昨年度も実施した企画で、人気の観光列車に貸切で乗車できるのが魅力。今後も2社は連携して四国の魅力を発信し、観光客増加や地域活性化を目指す。

 ツアーの出発日は6月4日(火)。初日は徳島県鳴門市の「大塚国際美術館」で絵画を鑑賞し、宿泊はホテルニューアワジ(兵庫県洲本市)へ。2日目は徳島駅から阿波池田駅まで「藍よしのがわトロッコ」に乗車し、大歩危駅から琴平駅までは「四国まんなか千年ものがたり」に乗って渓谷美を堪能する。宿泊は琴平グランドホテル桜の抄(香川県・琴平町)または湯元こんぴら温泉華の湯 紅梅亭(同)。

 3日目は琴平から松山へ移動し、道後温泉 八千代(愛媛県松山市)に宿泊する。4日目は松山駅から伊予大洲駅まで「伊予灘ものがたり」に乗車し、レトロモダンな車内から穏やかな海の景色を楽しむ。同列車にはジャルパック60周年記念として、JALふるさとアンバサダーも同乗するという。

 出発は東京発と現地発着。旅行代金は東京発が1人34万7000~42万円。第1次の抽選応募受付は4月16日(火)まで、第2次抽選応募は4月17日(水)~5月6日(月)まで。

萩・石見空港の開港30周年を記念 島根県益田市で初のON・ガスイベント開催 

2024年3月26日(火) 配信

庭園を眺めながら抹茶で一息

 島根県益田市で昨年11月18日、萩・石見空港の開港30周年を記念し、県内初のONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われた。

 全国で最も、中世の遺産やまち並みが伝わるまちと評価される同市。今回のコースは、第二次長州征討における石州口の戦いでの、長州軍の進軍路とも重なっており、長州軍が作戦を立てたと言われる机崎神社や、長州軍の本陣が置かれた妙義寺、石州口の戦いの主戦場となった萬福寺などを巡りながら、参加者はまちの歴史に触れた。

高津川の「鮎」

 各ガストロノミーポイントでは、清流日本一に選ばれたこともある高津川の「鮎」や、2022年度の全国肉用牛枝肉共励会で最高位の名誉賞を受賞した「松永牛」などを使ったグルメを、地酒や地ビール、地元の特産を生かしたジュースなどとともに提供した。

 雪舟ゆかりの「萬福寺」では、雪舟四大庭園のひとつである庭園を眺めながらの本格的な抹茶体験も用意した。

 参加者からは「益田のまち並み、空気を感じながら、ここに住む人、食、酒の魅力を満喫できました」「益田の名産を堪能することができました」などの声が挙がった今回のイベント。

益田グルメでおもてなし-

 主催者は「雨やあられが降る嵐のような極寒のなか、島根から以外にも、北海道、東京、神奈川、鳥取、広島、山口、香川、福岡、長崎、鹿児島と、日本各地から益田にお越しいただき、皆様の温かい声に勇気づけられ無事に終えることができました。今回は初開催ということもあり課題が多く残りましたが、次回の開催が決まれば、より素晴らしいイベントにしたいです」と語った。

「ONSEN・ガストロノミーツーリズムコラム」保全活動を商品化し森助け(岐阜県飛騨市)

2024年3月26日(火) 配信

池ヶ原湿原でヨシ刈り

 面積の93%を森林が占める豊かな自然林が広がる岐阜県飛騨市では、「自然循環のまち」を目指し、森林の68%を占める広葉樹を使った商品の拡大や、森に自生する「薬草」を生かした観光施策の実施などの取り組みを進めています。

 一方、自然を守るパトロール員やガイドの高齢化、登山道整備や獣害対策に必要な人員や予算の確保などさまざまな課題が生じ、継続的な自然保全活動が難しい状況にあります。

 そこで、市では2022年度から自然環境保全を「まちの誇り」と「将来への責任」と位置づけ、各資源の現状と課題を整理し、順次必要な対策を講じています。そして23年には、「保全活動の見える化」と「ボランティアの拡大」を目的に「森スケ!」を立ち上げ、保全活動の商品化をはかりました。

 ツアーの初回は、同年7月に実施した「奥飛騨山之村牧場」から山頂に向かう新たな登山道を作る「天蓋山登山新道整備」プロジェクト。その後、湿原の林間遊歩道整備や外来種除去などのプログラムを展開し、9回のプログラムに計147人の方に参加いただきました。また、24年3月、環境省と日本エコツーリズム協会共催の第19回エコツーリズム大賞の表彰式でパートナーシップ賞を受賞しました。

 これからも飛騨市は、「森スケ!」のほか、自然の価値を高めるため、広葉樹製品の拡大や薬草文化の普及も進めていくべく、仲間を増やしながら持続可能な保全に取り組んでいきます。

 【飛騨市役所 まちづくり観光課 課長 齋藤 由宏】

八代生姜を使った料理、飲料の提供にも注力 熊本県八代市・日奈久温泉でON・ガスイベント開催

2024年3月25日(月)配信

.レトロな面影が残る日奈久の温泉街

 

 熊本県八代市・日奈久温泉で1月14日、ONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われた。

 参加者は、狭い路地が縦横無尽に伸び、路地にせり出した竹輪屋や明治に建造された木造3階建ての旅館などレトロな面影が残る日奈久の温泉街を散策。ゴール後は、約600年前に孝行息子の夢のお告げで発見された熊本県最古の温泉・日奈久の湯を楽しんだ。

 各ガストロノミーポイントでは、山女の塩焼や日奈久みそおにぎり、八代産トマトを使ったブルスケッタ、晩白柚のシフォンケーキなどで参加者を歓迎した。

ジンジャーボールと日奈久みそおにぎり

 肉団子に生姜を効かせたジンジャーボールやホットジンジャーなど八代の特産品でもある八代生姜を使った料理、飲料の提供にも力を入れたほか、前回のウォーキングで好評だった参加者が自分で魚のすり身を竹の棒に巻いて焼く「竹輪焼き体験」も用意した。

日奈久グルメを堪能

 参加者からは、「まちも素敵で、住民の方やスタッフの皆様がとても親切に対応してくださったので、機会があればぜひまた参加したいと思いました」「食のメニュー構成が和洋中とバランス良く、日奈久温泉エリアの名産も詰まっていたので、食の魅力がわかり易く伝わってきた」など高評価だった。

 主催者は「今回の参加者の半数以上が八代地域外からお越しの方で、地域住民にとっても日奈久温泉の魅力に気付くことができたと思っています。これからも、八代の歴史・地域文化に紐づいた食文化をガストロノミーウォーキングを通して全国に発信していきたいです」と展望を語った。