日本旅行業協会(JATA)がこのほど発表した、2009年度総合旅行業務取扱管理者試験の結果によると、総受験者1万2664人のうち、合格者は3229人で合格率は前年度比8・8%減の25・5%だった。受験者は同88人減、合格者は同1080人減。
合格者の内訳は旅行業従事者が38・9%を占めトップ。次いで大学生が21・7%、その他が15・0%の順。年齢別で合格者が最も多かったのは30―39歳の32・2%、次に19―23歳が29・6%、24―29歳が29・7%。
受験区分別にみると、「全科目受験者」は前年度から723人増えたものの、合格率は5・3%低下し、15・1%となった。最も合格率が高かったのは、「国内旅行業務取扱管理者有資格者で総合旅行業務取扱管理者研修修了者」で93・9%だった。
なお、「国内旅行実務」と「海外旅行実務」の2科目は、今回の試験で合格基準に達していれば、来年度に限り当該科目の試験が免除される。