ズワイ蟹と山形牛など「自慢の冬会席プラン」(日本の宿古窯) 2025年2月28日(金)まで

2024年12月6日(金) 配信

冬季限定の「古窯自慢の冬会席プラン」

 日本の宿古窯(山形県・かみのやま温泉)は2025年2月28日(金)まで、冬季限定の「古窯自慢の冬会席プラン」を売り出した。冬の味覚・ズワイ蟹と、山形牛の山椒しゃぶしゃぶをメインに、雪灯篭をイメージした刺身の盛り合わせなど、視覚的にも楽しめる。

 さらに、地元・上山産のセリや、脂の乗りが良い蔵王サーモンなど、山形の食を存分に堪能できる内容で、家族やペア向けの商品となっている。

 日本の宿古窯は、蔵王連山が一望できる緑豊かな高台に佇む、客室数127室の老舗旅館。日本古来の歳時記や、山形の里山の季節感を大切に、心を込めたおもてなしが特徴。山形の素材を知り尽くした料理人が仕立てるこだわりの料理が味わえる。

福知山市が地域おこし協力隊体験会の参加者を募集 今回のテーマは「観光情報の発信」

2024年12月6日(金) 配信

 

 京都府福知山市(大橋一夫市長)は2月22日(土)~23日(日)に「地域おこし協力隊体験会」を開く。今回は「観光情報の発信」をテーマに、観光分野の隊員希望者を対象に実施する。京都府北部地域連携都市圏振興社福知山地域本部(福知山観光協会)が受入候補団体となり、同市での暮らし体験や現役隊員との交流をはかる。

 地域おこし協力隊制度は、隊員と地域のミスマッチが全国的に課題となっており、総務省は「地域おこし協力隊アドバイザー」などを設けて地域に助言などを行っている。同市もアドバイザーの派遣を受け、地域団体と勉強会などを実施。正式な募集前にミスマッチを防ぐための取り組みとして、今年の2月にはじめて「地域おこし協力隊体験会」を開催し、今春には5年ぶりとなる協力隊員の募集を行った。11月1日から3人が活動しているという。

 今回の体験会の対象者は応募時点で3大都市圏(東京圏、名古屋圏、大阪圏)をはじめとする都市地域など、総務省が定める「地域おこし協力隊の地域要件」を満たす地域に居住する人で、隊員を希望している、または田舎暮らしやローカルキャリアを築きたい人、福知山市に興味があることのいずれかを満たす必要がある。

 体験会の募集定員は5人程度。参加者負担額は現地までの交通費のほか、参加費として7000円を見込む。宿泊は指定の施設に泊まる場合は無料で案内する。応募締め切りは2月7日(金)まで。申し込みは移住促進サイト「FUKUFUKU LIFE」から。

 なお、隊員の募集については2025年度の予算成立をもって行うことを前提にしている。

赤福、大阪駅西口に大阪初の常設店舗 12月11日にオープン

2024年12月6日(金) 配信

12月11~15日まで限定販売の「紅白まんじゅう」

 赤福(濱田朋恵社長、三重県伊勢市)は12月11日(水)、大阪府・JR大阪駅構内に赤福と、赤福が運営する五十鈴茶屋の常設店舗をオープンする。大阪初の常設店で、普段は伊勢などでしか食べられない和洋菓子が大阪でも買えるようになる。オープンから5日間の限定で、各日数量限定の「紅白まんじゅう」を売り出す。

 定番の赤福のほか、毎月1日限定で販売する月替わりの「朔日餅」も予約販売する。オープンからは2月朔日餅(立春大吉餅)の予約を開始。駅構内で朔日餅が予約購入できるのはここだけという。

 このほか、餅どらやきや芋どらやき、リニューアルした餅菓子「燦(さん)-SUN-」(いちご餅・チョコ餅)、季節商品のみかん大福、南瓜まんじゅうなど多彩な商品をラインナップする。

 店舗はJR大阪駅西口「エキマルシェ大阪UMEST(ウメスト)」(大阪駅西口改札103区画)に開業する。営業時間は午前9時~午後8時まで。オープン日は正午から。

全額マイル支払いで宿がお得! ANA Xが専用の宿泊プラン販売を開始

2024年12月6日(金) 配信

通常プランから10~20%割引などお得に

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)は12月5日(木)から、ANA国内宿泊予約サービス「ANAトラベラーズホテル」で、「全額マイル支払い専用プラン」の予約を開始した。通常プランから10~20%の割引か相当の特典を用意しており、お得に宿泊できる。

 同社は「マイルで生活できる世界」の実現に向け、マイルの貯め方や使える商品・サービスの拡充をはかっているところ。今回は新たな展開として、ホテル宿泊の専用商品の取り扱いを開始した。

 同プランはマイルで全額支払いすることで、通常からの割引や館内利用券などの付加価値が得られる。マイル航空券と合わせて利用することで、マイルのみでの旅行が可能になった。

 予約は宿泊日の21日前まで。全国70施設から開始し、順次拡大する予定だ。

「観光人文学への遡航(54)」 追悼 三尾博氏(1)

2024年12月6日(金) 配信

 10月1日に三尾博氏が闘病の末、帰らぬ人となった。三尾氏は長きにわたって日本航空に勤務し、営業の最前線で名采配を振った。名古屋支店課長、大阪支店次長、札幌支店部長、北九州支店長、JALセールス執行役員を経て退職したので、日本航空本体での重役経験はないが、営業部門では知る人ぞ知る存在だった。

 私は新卒入社2年目の1995年1月から名古屋支店で直属の部下として薫陶を受けた。前任の東京支店で名古屋支店行きの辞令を受けたとき、当時の課長は「お前を日本航空で一番の営業マンの下につける。かなり厳しいが、三尾の持つすべてを学んで来い」と言って私を送り出した。三尾課長のもとでの3年3カ月、私は三尾課長から人生で最も影響を受けた。常に厳しく、時に楽しくあたたかく、セールスマンとしてだけでなく人間としての真っ当な生きる道を示してくださったのが、ほかでもない三尾課長だ。三尾課長の存在がなければ、今の私はない。

 日本の航空業界、旅行業界にとって90年代は時代の大転換期であった。そのとき三尾課長の下で営業の最前線に立ち、航空業と旅行業の時代の潮目にいた私は、これからは仁義なきグローバル競争がさらに激化する中で、このままでは日本の航空会社は運輸省(当時)によって潰されてしまうと直感し、第一志望で入社した日本航空を辞め、政治家の道を志した。

 ここで、改めて三尾氏の功績を振り返りたい。当時の出来事は、運輸白書や新聞報道を検索すれば情報収集することは可能ではあるが、これはすべて霞が関からの視角である。とくに地方の最前線にいると、これらの記述にどうも違和感を抱くことが多い。そのため、名古屋からの視角を書き残すことで、最前線では何が起こっていたかを後世の人々に伝えておきたい。

 現在放映されている「光る君へ」の時代考証も、ロバート秋山扮する藤原実資が当時の出来事を詳細にわたって記述した日記「小右記」を残してくれたから現在でも当時の生活がわかる。先日、旅行業の旅行産業経営塾で講義をした際、旅行業界がこれまでたどってきた過去の経緯を若い社員はあまり知らないということが分かった。過去どのような歴史をたどって現在に至ったのか、それを知らなければ、未来予想は不確かなものになる。その意味でも、実際に現場で起こったことを書き留めておくことには大きな意義がある。

 その当時は課だけでなく支店で一番の年少者だった私も、いつしか課長の年齢を超え、部長や支店長と同じ年代になった。当時の常識は現在では非常識となってしまったことも多々見受けられるが、いま私が書かなければ、これは永遠に埋もれてしまうから、実際に名古屋で何が起こっていたのかを克明に書き記しておこうと思う。

 

島川 崇 氏

神奈川大学国際日本学部・教授 島川 崇 氏

1970年愛媛県松山市生まれ。国際基督教大学卒。日本航空株式会社、財団法人松下政経塾、ロンドンメトロポリタン大学院MBA(Tourism & Hospitality)修了。韓国観光公社ソウル本社日本部客員研究員、株式会社日本総合研究所、東北福祉大学総合マネジメント学部、東洋大学国際観光学部国際観光学科長・教授を経て、神奈川大学国際日本学部教授。教員の傍ら、PHP総合研究所リサーチフェロー、藤沢市観光アドバイザー等を歴任。東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。

採集難しいツノクラゲ展示 神戸須磨シーワールドで (グランビスタ ホテル&リゾート)

2024年12月5日(木) 配信 

ツノクラゲ

 グランビスタ ホテル&リゾート(荒井幸雄社長、東京都千代田区)は11月22日(金)から、運営施設する神戸須磨シーワールド(兵庫県神戸市)でツノクラゲを展示している。

 ツノクラゲは日本近海に分布する動物。クラゲとして大型で、体長20センチほどに成長する。角のような突起が付いているのが特徴。名前の体は非常に脆く、弱い水流でも崩れてしまうため、人による採集や飼育は難しいという。

 同社は今回クラゲの調査において、良好な状態で捕獲することができた。搬入後、水流や餌料などを調整し、安定した飼育が可能となったため、公開することを決めた。

JTB、中高生の探究学習に メタバース上で社会体験

2024年12月5日(木)配信

メタバース上のイメージ

 JTB(山北栄二郎社長)は12月3日(火)、企業の事業活動を仮想空間(メタバース)で学べる、社会体験学習プラットフォーム「Potential Meets You Academy」(PMY Academy)を発表した。2025年4月の本格開校に向けて、メタバースに多様な探究テーマの教室を順次公開し、全国の中学校や高等学校で試験導入を進めている。

 PMY Academyは、ドバイのNOBORDERZ(ノーボーダーズ)が開発する、AI×Web3.0メタバース「XANA(ザナ)」上に構築。時間や場所を選ばない仮想空間上での学びの場と共に、生徒の希望に沿った多様な企業の活動を探究学習プログラムにすることで、教育の格差や制約の解消を目指している。

 24年12月以降に、三菱UFJアセットマネジメントや第一三共ヘルスケア、ニチレイフーズなどがプログラムを提供する教室を公開する予定。

 JTBは、28年までに参画企業60社、全国1000校、45万人の生徒に導入を目指し、未来社会を切り開く若者の主体性や実行力、職業観の育成を支援する狙いだ。

 なお、学習素材と運営費用は参加企業の協賛により、学校側は費用負担なく導入できるうえ、学校の通信回線や情報端末、周辺機器などを事前に確認し、適切な選択肢を提案するとしている。

HIS、海外航空券+ホテルのブランドAirZ展開 パッケージ商品と区分け明確に

2024年12月5日(木) 配信

新ブランドのイメージ
 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は12月3日(火)から、海外航空券とホテルを組み合わせた商品の新ブランド「AirZ(エアーズ)」を立ち上げた。海外航空券+ホテルと従来のパッケージツアーの区分けを明確にし、利用者の希望に近い旅行を提案する。
 
 同ブランドは航空機「Airplane」のAirと、眠ることを意味する「ZZZ」のZを組み合わせ、AとZを文字として表すことで旅に必要なすべてを手配できることを表現した。
 
 AirZは400社以上の航空会社と約7万軒のホテルのほか、現地の送迎やアクティビティ、保険など旅のオプションも申し込める。利用者は滞在中24時間、日本語で同社のサポートを受けることができる。
 
 HISは同ブランドのスタートを記念して12月19日(木)午後6時まで、1グループ当たり最大1万円の割引クーポンをプレゼント。さらに、東京を発着するソウル3日間の商品を2万4800円で販売している。

東京都内で静岡茶の試飲・商談会開く(静岡県茶業会議所)

2024年12月5日(木) 配信

静岡茶の試飲なども行った

 静岡県茶業会議所は12月3日(火)、東京都内でバイヤーや宿泊施設、旅行会社などを招き、静岡茶の試飲会・商談会を開いた。

 各エリアでの独自の商談会などは実施していたが、県全体としての東京都内での開催は初めて。

 当日は静岡の茶生産者やお茶さんなど12社が出展し、それぞれのお茶の試飲や、お茶に合うスイーツなどを持ち込み、宿泊施設には静岡茶の取り扱いを、旅行会社には茶畑見学や茶摘み体験などのツアー造成を呼び掛けた。

福旅協・石旅協共栄会、24年度合同総会開く 行政への働き掛けや送客施策を実施へ

2024年12月5日(木) 配信

総会のようす

 石川県旅行業協会共栄会(会長=萬谷正幸・瑠璃光会長、148会員)と福井県旅行業協会共栄会(会長=前田健二・あわら温泉 美松社長、131会員)は12月3日(火)、みやびの宿加賀百万石(石川県・山代温泉)で2024年度合同総会を開いた。いずれの共栄会も会員増強活動と行政への働き掛け、送客施策、情報宣伝、送客実態調査を行うことを決めた。

 萬谷会長は「需要回復を期待したが、能登半島地震が発生した。多くの会員の業績はコロナ禍前に戻っていない」と報告。さらに、「今後人口は減少し、観光業の大きな課題になる。受入と送客の連携で、業界を発展させ、乗り越えていきたい」とした。このための1つの施策として、「講演会を中止し、商談会の開催時間を2時間に拡大する。今回を踏まえ、新しい取り組みも考えていく」と語った。

萬谷正幸会長

 前田会長は商談会について、「今回の経験を生かして、共栄会事業のさらなるステップアップをはかっていく。実施後に意見があれば、言ってほしい」と呼び掛けた。

前田健二会長

 また、「25年は北陸新幹線長野―金沢間の開業から10周年を迎え、大阪・関西万博も開催される。コロナ禍や能登半島地震からの復興につながるよう力を入れたい」との考えを示した。

 来賓の石川県加賀市の宮元陸市長は「観光産業は地元の発展に欠かせない」との認識を示し、「地域の観光業が国のリーディング産業となるよう、セールス会の開催などを通じて、支援していく」と述べた。

宮元陸市長

 また、総会では地区別旅館等送客実績(23年10~24年9月)が発表された。総送客数は石川県旅行業協会が18万8504人、福井県旅行業協会は11万2507人だった。今回から日帰り客を除き、調査した。全国旅行支援の終了で、個人旅行の需要が減り、送客数は減少したという。

 その後、商談会と意見交換会が開催され、盛会裏に終了した。

商談会のようす