東京都内で静岡茶の試飲・商談会開く(静岡県茶業会議所)

2024年12月5日(木) 配信

静岡茶の試飲なども行った

 静岡県茶業会議所は12月3日(火)、東京都内でバイヤーや宿泊施設、旅行会社などを招き、静岡茶の試飲会・商談会を開いた。

 各エリアでの独自の商談会などは実施していたが、県全体としての東京都内での開催は初めて。

 当日は静岡の茶生産者やお茶さんなど12社が出展し、それぞれのお茶の試飲や、お茶に合うスイーツなどを持ち込み、宿泊施設には静岡茶の取り扱いを、旅行会社には茶畑見学や茶摘み体験などのツアー造成を呼び掛けた。

福旅協・石旅協共栄会、24年度合同総会開く 行政への働き掛けや送客施策を実施へ

2024年12月5日(木) 配信

総会のようす

 石川県旅行業協会共栄会(会長=萬谷正幸・瑠璃光会長、148会員)と福井県旅行業協会共栄会(会長=前田健二・あわら温泉 美松社長、131会員)は12月3日(火)、みやびの宿加賀百万石(石川県・山代温泉)で2024年度合同総会を開いた。いずれの共栄会も会員増強活動と行政への働き掛け、送客施策、情報宣伝、送客実態調査を行うことを決めた。

 萬谷会長は「需要回復を期待したが、能登半島地震が発生した。多くの会員の業績はコロナ禍前に戻っていない」と報告。さらに、「今後人口は減少し、観光業の大きな課題になる。受入と送客の連携で、業界を発展させ、乗り越えていきたい」とした。このための1つの施策として、「講演会を中止し、商談会の開催時間を2時間に拡大する。今回を踏まえ、新しい取り組みも考えていく」と語った。

萬谷正幸会長

 前田会長は商談会について、「今回の経験を生かして、共栄会事業のさらなるステップアップをはかっていく。実施後に意見があれば、言ってほしい」と呼び掛けた。

前田健二会長

 また、「25年は北陸新幹線長野―金沢間の開業から10周年を迎え、大阪・関西万博も開催される。コロナ禍や能登半島地震からの復興につながるよう力を入れたい」との考えを示した。

 来賓の石川県加賀市の宮元陸市長は「観光産業は地元の発展に欠かせない」との認識を示し、「地域の観光業が国のリーディング産業となるよう、セールス会の開催などを通じて、支援していく」と述べた。

宮元陸市長

 また、総会では地区別旅館等送客実績(23年10~24年9月)が発表された。総送客数は石川県旅行業協会が18万8504人、福井県旅行業協会は11万2507人だった。今回から日帰り客を除き、調査した。全国旅行支援の終了で、個人旅行の需要が減り、送客数は減少したという。

 その後、商談会と意見交換会が開催され、盛会裏に終了した。

商談会のようす

全国初!ロケ弁GP開催 旭市の特産品を全国へ (地域活性プランニングとあさひロケーションサービス)

2024年12月5日(木) 配信

13社の出展者(飲食事業者)と審査員

 千葉県旭市と包括連携協定を結ぶ地域活性プランニング(藤崎慎一社長、東京都港区)とあさひロケーションサービス協議会(平野陽一会長)は10月23日、旭市で全国初の1つの自治体をテーマにした「ロケ弁グランプリin旭市」を開いた。地域の食を生かしたロケ弁を発信し、旭市の認知度を高め、観光客やふるさと納税寄付額増加を狙う。

 同市の豚肉産出額は全国2位だが、広く知られていないため、同市は2022年にロケ誘致を開始。ドラマや情報番組などに取り上げられ、23年度のふるさと納税寄付額は前年度比約2倍だった。

 ロケ弁はメディアでもたびたび取り上げられ、芸能人が自身のSNSで発信するなど話題となる。旭市の魅力を詰め込んだロケ弁を通し、産品のPR効果が期待される。今回のコンテストでは「旭市ならではの食材を使う」ルールのもと13社の弁当が並んだ。

 審査員は、映画監督の柴山健次氏やテレビ朝日「食彩の王国」プロデューサーの太田伸氏、駅弁マニアで弁当愛はアイドル界随一というAKB48の岩立沙穂氏、ロケ地ポータルサイト「ロケなび!」の、ロケ弁王子こと田島潤氏など普段からロケ弁を食する10人。「冷めてもおいしい」「見た目のバランス、彩り」など11の指標をもとに評価した。

(右2番目から)太田伸プロデューサー、柴山健次監督

 グランプリは、……

【国土交通省】人事異動(12月1日付)

2024年12月4日(水) 配信

 国土交通省は12月1日付の人事異動を発令した。

大臣官房付(水管理・国土保全局治水課技術調整官)今井誠

水管理・国土保全局治水課技術調整官(水管理・国土保全局河川環境課水防企画室長)新屋孝文

年末年始の海外・国内旅行動向 9連休で海外・国内ともに前年比1・5倍に(阪急交通社)

2024年12月4日(水) 配信 

 

 阪急交通社(酒井淳社長)はこのほど、12月27日(金)~2025年1月5日(日)出発の海外旅行・国内旅行の予約状況から、年末年始の旅行動向をまとめた。これによると、海外・国内旅行の予約者はともに、前年同期比1・5倍となったことがわかった。

 物価上昇に伴い、消費者の節約志向が続いているが、今年の年末年始は9連休となることで、海外・旅行ともに需要が増加している。

 海外旅行の出発日のピークは、12月29日(日)、12月30日(月)、12月28日(土)と、12月下旬に集中している。

 旅行先の人気ランキングは、1位が台湾、2位がヨーロッパ、3位韓国、4位ベトナム、5位エジプト。

 安短近のアジアが人気を集めている一方で、長期の休暇が取りやすい今年は、旅行日数の長いフランス、イタリア、スペインを中心とするヨーロッパや、エジプトの需要が高まっている。とくにエジプトは、旅行に適したシーズンを迎えることで、伸び率が前年比2倍となった。

 国内旅行の出発日のピークは12月31日(火)、1月4日(土)、1月2日(木)と、9連休の中で偏ることなく分散して選択されている傾向にある。

 旅行先の人気ランキングは、1位近畿、2位関東、3位北陸・甲信越、4位東海、5位中国地方。

 人気のテーマは、1位富士山、2位高級宿、3位初詣、4位日帰りツアー、5位冬の味覚(カニ)──となった。

デジプラ本格リリースで2週間無料体験キャンペーン 日本観光振興協会

2024年12月4日(水) 配信

 

 日本観光振興協会(菰田正信会長、東京都港区)は各地の観光DX化をサポートするためのデータ戦略ツール「日本観光振興デジタルプラットフォーム(デジプラ)」の本格リリースを記念して、2025年1月6日(月)~1月19日(日)までの2週間「全国版無料体験キャンペーン」を実施する。12月4日(水)から募集を開始しており、応募期間は12月20日(金)まで。

 デジプラは観光に関するデータを地域が効率的かつ戦略的に管理するためのデータプラットフォームで、自主的で主体的な観光地経営の実現をはかるためのもの。このほど、観光関連産業におけるデータ戦略の高度化、エビデンスに基づく政策立案を後押しするため、地域だけでなく企業にも提供を開始する。

 日観振が保有する全国の約12万件の観光情報と30の統計・ビッグ・調査データをあらかじめ搭載しており、ワンストップで可視化して時間やコストをかけずに観光戦略に活用できる。22~24年の観光庁観光DX事業に採択され、一部地域で実証を実施。現在は全国約100の地域で利用されている。

 無料体験の応募はデジプラWebサイトから。参考までに通常の利用料は日観振会員は1市町村の閲覧が無料となり、全国版は地域の年間利用料が100万円(税別)、一般企業が200万円(税別)。非会員は地域が120万円(税別)、一般企業が240万円(税別)。

12月6~8日に国境離島PRイベントを開く 東京都が沖ノ鳥島と南鳥島の重要性を発信

2024年12月4日(水) 配信

12月7日に小島よしおさんが来場

 東京都は12月6日(金)~8日(日)まで、東京都江東区の有明ガーデンで国境離島PRイベント「知る!学ぶ!体験する!沖ノ鳥島・南鳥島 MUSEUM」を開く。2つの島の重要性を分かりやすく発信し、認知度向上をはかる。

 日本には小さいものを含めると10万以上の島があるといわれている。そのなかで、四方を海に囲まれた島国日本をかたちづくる「国境離島」は約500。とりわけ、東京都・小笠原村の沖ノ鳥島と南鳥島は日本の一番南と東にある国境離島で、周辺に広がる排他的経済水域はそれぞれ約42万平方メートルと約43万平方キロメートルで、いずれも国土面積(約38万平方メートル)を上回る。都は「両島によってもたらされる海の恵みは、私たちの暮らしに欠かせないもので、国土保全上とても重要な島」と位置付けており、今回はその重要性を広く発信するのが狙い。

 12月7日(土)はキャンペーンキャラクターを務めるお笑い芸人の小島よしおさんと海洋専門家の海洋研究開発機構(JAMSTEC)主任研究員・川口慎介氏が、国境離島の大切さを伝える「沖ノ鳥島・南鳥島トークイベント」を開催。このほか、期間中はスタンプラリーや国境離島VR体験会などで国境離島の魅力を体感できるコンテンツを用意する。

 来場者には特典として、ミュージアム限定のオリジナルグッズをプレゼントする。開催時間は午前10時~午後5時まで。

身も心も美しく「おこもり美活」プラン 17点の美容家電が試せるビックカメラコラボも(東急ステイ新宿イーストサイド)

2024年12月4日(水) 配信

コンパクトでリラックスできる客室でおこもり美活を

 東急リゾーツ&ステイ(粟辻稔泰社長、東京都渋谷区)が運営する「東急ステイ新宿イーストサイド」はこのほど、約10種の美容・ウエルネスアイテムをそろえる宿泊プラン「ステイビューティーアンドケア」を売り出した。

 東急ステイは、客室内に洗濯乾燥機・電子レンジ・ミニキッチン(一部客室)などを設置した中長期滞在型アパートメントホテル。「自分らしく暮らすように滞在できるホテル」として、全国に31店舗を展開している。

 同プランは「身も心も美しく」をコンセプトに、18平方㍍のコンパクトな客室に二段ベッドを設置しており、まるで自然の中にいるような木目調やグリーンのインテリアで統一した。

 さらに、3種の高級シャワーヘッドや、ヨガマット、長野県・蓼科のカラマツを使ったオリジナルのアロマなどのアイテムを用意した。宿泊客は、プライベートサロンのような感覚で、気になる製品を試すことができる。

 人気の美容ブランド「ReFa」の美顔ローラーでフェイスラインや二の腕、足のセルフマッサージをすることで、エステ気分も味わえる。

 テレビにはヨガの動画もセッティング済み。スポーツジムが監修した映像を流して、ヨガマットを二段ベッドの上段に敷いてヨガスタジオとして使うことも可能。ストレッチポールやトレーニングチューブなども備え付けているため、室内で手軽に運動ができる。

 客室内には洗濯乾燥機や電子レンジ、冷凍冷蔵庫、食器・カトラリーなどを備え付けており、手荷物を最小限にした連泊の「おこもり美活」が楽しめる。

 また、カードゲーム・ボードゲームが用意されているため、友人同士やカップル、親子連れの利用もおすすめ。

 「『仕事の疲れ、美容で癒す』ステイビューティーアンドケアプラン」は、1室当たり税込み2万5400円から。朝食付きは2万8800円から。客室定員は2人まで。

 朝食は野菜が中心の和洋食約40種をビュッフェ形式で楽しめる。

濃厚トマトと野菜がおいしい特製ミネストローネ(スープ+水のみ販売)

 このほか、「GREEN SPOON」のスープ「温野菜たっぷりのビスクポタージュ」「濃厚トマトと野菜がおいしい特製ミネストローネ」(ミネラルウォーター付き、税込み1000円)や、ホットサラダ「なすとトマトのバジルチーズサラダ」「モロッコいんげんとひよこ豆のバターカレーサラダ」(税込み950円)を販売している。宿泊特典として、滞在のようすをSNSに投稿すると、スープかサラダを無料で提供する。

 東急リゾーツ&ステイステイ運営統括部の向井亘氏は、「12月現在、ビックカメラとのコラボレーションで、美顔器やドライヤー、ヘアアイロンなどの美容家電をロビーで展示し、お客様へ無料レンタルしている。もちろん、ステイビューティーケアプランと併用できる。こういった商品を実際にお試しする機会は少ないと思うので、美活と共に楽しんでいただければ。レンタル中に気に入った商品があればビックカメラで購入できる」と話した。

 コラボレンタル品には、サロニアの「ストレートヘアアイロン」や、ダイソンの「Supersonic Nural Shine」、ヤーマンの美顔器「フォトプラス シャイニーネオ」などビックカメラで人気の美容家電17点を用意している。

ビックカメラの美容家電17点をレンタルできるサービスを実施中

みなかみが首都圏で5年ぶりの情報交換会開く 冬の魅力発信 

2024年12月4日(水) 配信

岡村建代表理事

 群馬県・みなかみ町観光協会(岡村建代表理事)は11月29日(金)、埼玉県さいたま市で報道関係者を対象に情報交換会を開いた。11月30、12月1 日にさいたま市・大宮の「まるまるひがしにほん」で開催した物産展「みなかみ冬の味覚展」に合わせて、5年ぶりに首都圏で実施。いよいよシーズンを迎える冬のアウトドアなどの最新情報を紹介した。

 みなかみ町は群馬県最北部に位置し、谷川連峰を県境に新潟県に接しているまちで人口は約1万7000人。町内には18の温泉があり、温泉大国群馬を代表する温泉郷で、近年はアウトドアの集積地としても知られる。2023年度の観光入込客数は日帰り・宿泊計で305万人。25年の観光入込客数は440万人を目指しており、観光消費額目標は240億円。外国人宿泊客数は23年が約2万3000人泊で、27年に4万7000人泊を目指す。

 岡村代表理事は「首都圏からは1時間でみなかみ町へ行くことができる。都会から近い地で冬はパウダースノーを満喫できる。また、街中に温泉があり、美味しい農産物もたくさんある」と魅力を発信した。

阿部賢一町長

 阿部賢一町長も「地の利に優れていながら、都会にはない自然の良さが凝縮されている。良さを知ってもらうため、多くの人に来ていただきたい」と呼び掛けた。

 プレゼンテーションでは、町内7つのスキー場などの情報を紹介した。みなかみ町スキー場連絡協議会の松本亨太会長によると、今シーズンから谷川天神平スキー場は「Mt.T by星野リゾート」に改名しているほか、12月24日(火)に「冬のオープニング祭り」を湯原温泉街駐車場で初開催する。

 毎年ユーザーから人気の7スキー場共通リフト券を数量限定で販売し、共通シーズン券は30枚限定で8万円で売り出す。また、スキー客の経済波及効果をまち全体に広げるため、リフト券には参加施設の飲食店や土産物店で利用できるサービス券を付与する。松本会長は「7つのスキー場はそれぞれ個性があるので、応じて楽しんでほしい」とアピールした。

 このほか、観光協会が地域版OTA「みなかみBooking」や、みなかみ町のLINE公式アカウント「みなかみがすき」など、まちのファンを増やすための取り組みに注力していることを報告した。

JTB、「空飛ぶクルマ」支援 SkyDriveと提携へ

2024年12月4日(水) 配信 

空飛ぶクルマの機体メーカーと旅行会社の連携協定は初

 JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)は12月2日(月)、「空飛ぶクルマ」を開発するSkyDrive(福澤知浩CEO、愛知県豊田市)と連携協定を結んだ。次世代モビリティとしての空飛ぶクルマを活用した新しい観光体験を創出し、企業や自治体を通した地域への導入支援を目指す。

 SkyDriveは、2025年の大阪・関西万博で、空飛ぶクルマの2地点間での運航事業者に選定されている。空飛ぶクルマの機体メーカーと旅行会社の連携協定は初めて。

 今回の連携により、空飛ぶクルマの社会実装に向けて、SkyDriveが持つ開発に関する知見やデータ、JTBが持つ商品企画力や全国ネットワークを活用。具体的には空飛ぶクルマを通じて、地域のまちづくりへの取り組み支援や、国内でのビジネスモデルの構築、訪日旅行を含む高付加価値商品の開発や新しい観光体験の創出を目指す。

 今後、空飛ぶクルマ事業成立のためのマーケティングや、事業成立の可能性のある地域の選定、空飛ぶクルマの事業モデル構想のほか、自治体の社会受容向上と実装支援、企業の空飛ぶクルマ事業参画へのコンサルティングを検討していく。