「アパ社長カレーのビーフカレーパン」を限定販売(8月2日~9月26日) サンマルクカフェとコラボ企画

2024年7月24日(水) 配信

アパ社長カレーのビーフカレーパン

 アパホテル(元谷芙美子社長、東京都港区)はサンマルクカフェ(鎌田滋之社長、岡山県岡山市)と初めてコラボレーションを行い、サンマルクカフェで「アパ社長カレー」を使用した「アパ社長カレーのビーフカレーパン」を限定販売する。

 石川県の金沢カレーをベースにしたオリジナルスパイスの風味と、牛肉と野菜をじっくり煮込んで引き出した自然の甘みが特徴の「アパ社長カレー」が、今回特別に用意したジューシーな牛ほほ肉とともに、サンマルクカフェらしい焼き立てで香ばしい生地のなかにたっぷりと入っている。

 販売期間は8月2日(金)~9月26日(木)まで。価格は420円(税込)。なお、店舗により取り扱いがない場合や、終売時期が異なることもある。

23年度のリネンサプライ市場規模は8・5%増の4551億円に(矢野経済研究所調べ)

2024年7月24日(水) 配信

 矢野経済研究所(水越孝社長)はこのほど、国内リネンサプライ市場に関する調査を行った。これによると、2023年度のリネンサプライ市場規模(事業者売上高ベース)は、前年度比8・5%増の4551億円と3年連続の回復となった。

 リネンサプライとは、ホテル・旅館などの宿泊施設や病院、レストラン・飲食店・アミューズメント施設などの店舗、企業、工場などにリネン類をレンタルするサービス。

 コロナ禍による行動制限は、22年度から徐々に緩和され、23年5月には感染症法上の位置づけが5類に移行。同研究所は「インバウンド需要が戻ったことによる観光業の急速な回復があり、ホテルリネンを中心に好影響を大きく受けている」と見ている。

 一方で、フードリネン(レストラン・飲食店)や、交通リネン(新幹線・特急列車・船舶・航空機向け)などの需要も回復の兆しを見せているが、人手不足や物価高、円安の影響を受けており、「これらの分野はホテルリネンほど十分に回復しているとは言えない状況」と分析する。

 なお、24年度の国内リネンサプライ市場規模は、同4・6%増の4760億円を見込む。

隠岐プラザホテルがリニューアル、客室やレストランなど一新

2024年7月24日(水)配信

半露天風呂付デラックスコーナールーム

 島根県・隠岐の島町の隠岐プラザホテル(横地廉平社長)は7月1日(月)、客室やレストラン、ラウンジなどの大幅リニューアルを行い、グランドオープンした。

 「隠岐の島がもっと好きになる」をメインコンセプトに、老朽化した施設の商品力向上と個人客化への対応などを行った。総投資額は5億5000万円。

 8、9階の上層階をエグゼクティブフロア「黄昏(こうこん)」「東雲(しののめ)」にリニューアル。元々、和室と和洋室だったが、全室オーシャンビューのベッドタイプ客室に一新した。各階には1室ずつ、半露天風呂付デラックスコーナールーム(53平方㍍)を設けた。ほかは、スーペリアツイン(35平方㍍)10室揃える。

 2階にあった宴会場はメインダイニング「緋翠」にリニューアルした。隠岐諸島の知夫里島の赤壁をイメージした内装を施し雰囲気を高めた。10階レストランは「Sky Lounge天藍」として朝食会場になる。

 エントランスやラウンジも様変わり。ラウンジの奥のエリアにはコワーキングスペースを新設し、滞在中のワーケーションに対応する。コンセントを完備した窓側のカウンター席からは、隠岐諸島をイメージした庭園を眺められる。

メインダイニング
コワーキングスペース

 

観光庁「先駆的DMO」募集開始(8月19日まで) 3法人程度選定へ

2024年7月24日(水) 配信

 観光庁は8月19日(月)まで、2024年度「先駆的DMO」を募集している。世界に誇れる持続可能な観光地域づくりを行う「世界的なDMO」の候補となる「先駆的DMO」について、新たに3法人程度を選定する。

 三大都市圏にインバウンドが集中するなか、同庁は地方誘客やオーバーツーリズムの未然防止・抑制に積極的に取り組み、「持続可能な観光地域づくりを加速化することが喫緊の課題」と捉えている。

 応募要件は、①世界的なDMOを目指していること②インバウンド誘客の強化やオーバーツーリズムの未然防止などに取り組んでいること――とし、選定された場合には、地方誘客やオーバーツーリズムの未然防止・抑制に寄与する「観光地域経営アクションプラン」の作成を求めている。

 また、同アクションプランに基づく取り組みの着実な実施に加え、目標達成への取り組みを進めることなどを条件としている。

 なお、22年度には、先駆的DMOとして次の3法人を選定している。

 田辺市熊野ツーリズムビューロー(マネジメントエリア:和歌山県田辺市)▽京都市観光協会(同:京都府京都市)▽下呂温泉観光協会(同:岐阜県下呂市)

都営バス×はとバス 周年記念コラボで親子限定、都営バス自動車工場潜入ツアーを企画

2024年7月23日(火) 配信

都営バス自動車工場

 はとバス(武市玲子社長、東京都大田区)は東京都交通局とタイアップし、2024年8月20日(火)に、親子参加限定の日帰り都営バス自動車工場潜入ツアーを実施する。

 今年は都営バスが開業100周年、はとバスは定期観光バスの運行開始から75周年という節目の年にあたる。2003年から、はとバスが都営バスの一部路線を管理受託する関係にあるなか、双方が特別な年を迎えたことを記念してツアーを企画した。

 ツアータイトルは「都営バス100周年×はとバス75周年コラボ企画 夏休み親子限定!!都営バス自動車工場潜入ツアー」。目玉は、約1400台を整備する都営バス自動車工場の見学だ。普段見ることのできない点検作業等を見学するほか、バスに乗車しながらの洗車機体験や、運転席に座っての写真撮影(子供のみ)もできる。参加特典として、東京都交通局とはとバス、両社局のオリジナルグッズも用意している(子供のみ)。

 参加は小学生・中学生と保護者のペア限定。午前または午後の出発で、料金は大人・子供とも1万2000円。予約は公式ホームページから。

JTB時刻表、来年で創刊100周年 25年3月からCP実施へ

2024年7月23日(火) 配信

JTB時刻表100周年キャンペーンロゴ

 JTBパブリッシング(盛崎宏行社長、東京都江東区)は、2025年3月から「JTB時刻表100周年キャンペーン~旅は続くよ、どこまでも~」を実施する。「JTB時刻表」の前身となる「汽車時間表」の創刊から100年を記念し、読者や運輸関係各社へ感謝の気持ちを込めたキャンペーンを企画した。

 「JTB時刻表」は、1925(大正14)年に鉄道省運輸局編纂「汽車時間表」として創刊されてから、2025年で100年を迎える。時刻表と鉄道と旅を愛するファンや関係運輸会社への感謝と、未来への“鉄育”を目的に、2026年3月まで実施する見通し。

 ファン感謝イベントや時刻表・鉄道関連の記念図書や児童書の発行などを計画。詳細は10月にオープンする特設サイトから順次発信を予定する。

日本初進出「ラッフルズ東京」が28年に開業 世界貿易センタービルディング建替えで

2024年7月23日(火) 配信

世界貿易センタービルディング完成イメージ模型(㈱世界貿易センタービルディング提供)

 世界貿易センタービルディング(宮﨑親男社長、東京都港区)は7月22日(火)、東京・浜松町で「世界貿易センタービルディング構想発表会」を開いた。同ビルディング建替えプロジェクトとして、27年から順次開業する「本館・ターミナル」内のホテルや施設などを紹介した。同ビルには同社と東京建物(野村均社長、東京都中央区)、アコーホテルズ(セバスチャン・バザンCEO、フランス・パリ)がマネジメント契約を結び、日本初となるアコーの最高級ラグジュアリーホテルブランド「ラッフルズ」が進出する。2社が開発、アコーが運営する「ラッフルズ東京」は28年の開業を予定する。

大志万延也開発企画部長

 同PJは浜松町駅を含むエリア一体の整備を行う大規模なもの。鹿島建設や東京モノレール、東日本旅客鉄道(JR東日本)ら各社が推進している。発表会で世界貿易センタービルディングの大志万延也開発企画部長は「日本と世界をつなぐ第1歩目のエリアとして、賑わいある施設に生まれ変わろうとしている」とし、「浜松町の歴史や同地のおもてなしの精神などを継承し、それを我われなりに表現していきたい」と意気込みを語った。

 新ビルディングにはホテルのほか、観光案内所の進化版となる観光地への訪問を喚起させるような機能を付帯した「観光プレ体験施設」や、カンファレンス、メディカルセンターなど国際性・観光機能の特色ある施設を備える。また、JRやモノレール、地下鉄、バスなど交通機関をスムーズにつなぐステーションコア、隣接する旧芝離宮庭園と視覚的につながる屋上庭園などを整備。ユニークベニューとしての活用も可能という。

 欧州大手ホテルグループ、アコーが運営する「ラッフルズ東京」は高層フロアの36~46階に入居。ホテル階にも1000平方メートルを超える屋上庭園を設け、唯一無二の空間を提供していきたい考え。客室数は150室、3つのレストランやバーを備える。

 東京建物の髙橋浩ホテル事業部長は訪日外国人観光客が急増するなか、東京は世界の都市と比べ、5スターホテルが不足している現状を紹介。「ラッフルズの開業で国際競争力の強化につなげたい」とした。国内外の富裕層や世界のアコーの顧客、ラッフルズへの憧れを持つ人々などの利用を想定する。客室単価などは未定。

全旅連シルバースター部会、デジタル化を推進 プラ対策の手引書作成も

2024年7月23日(火) 配信

全旅連シルバースター部会の渡邊幾雄部会長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(井上善博会長)のシルバースター部会(渡邊幾雄部会長、640軒)は7月10日(水)、東京都内で2024年度総代会を開いた。今年度は集客事業や登録拡大に向けた取り組みのほか、情報発信のデジタル化を推進。アメニティなどの使い捨て製品の対策として、プラスチック資源循環をまとめた手引書を作成すると明かした。

 渡邊部会長は、今年4月に能登半島の被災状況を現地視察したと報告。被災地は「手付かずの状況で公費解体も進んでいない」と話し、部会として長期的な視点で支援する意向を示したうえで、石川県旅館ホテル組合を通して部会費から見舞金を贈呈したと説明した。

 23年度は、シルバースター登録施設を広くPRするため、インスタグラムを活用し、抽選で1万円の旅行券が100人に当たるキャンペーンを実施。同部会を中心に浴場の衛生管理をまとめた「旅館ホテル向け浴場等衛生管理の確認と対策マニュアル」のほか、化粧品メーカーのポーラと連携した美容に関する冊子を作成し、登録施設に配布した。

 このほか、楽天トラベル内の構築した「人に優しい宿」で、登録施設限定のクーポン特別施策を実施。8000万円(約1600泊)を超える実績により、需要喚起に大きく寄与したと報告した。

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の井上善博会長

 全旅連の井上会長は、同部会と発行した「旅館ホテル向け浴場等衛生管理の確認と対策マニュアル」に触れ、レジオネラ属菌の防止対策につながったと紹介。このうえで「各組合員が衛生管理を徹底したおかげで、コロナ禍最後の局面を乗り切れた」と述べ、引き続きの衛生管理の徹底を呼び掛けた。

 総代会終了後の研修会では、元プロ野球選手でコーチや野球解説者の阿波野秀幸氏が「プロ野球の世界から伝える、プロ意識、コミュニケーション、名監督達から学んだこと」と題し講演した。

旅館・ホテルの8割超に 2024年度に設備投資を予定(帝国データバンク調べ)

2024年7月23日(火) 配信

 帝国データバンクはこのほど、設備投資に関する企業の意識調査を実施した。これによると、2024年度に設備投資の予定(計画)が「ある」(実施を検討中・予定している・すでに実施した――の合計)企業の割合を業種別にみると、「旅館・ホテル」がトップで82・4%と、全業種平均を23・7㌽上回った。

 唯一8割を超えた要因として、「インバウンド需要を中心維好調な業界環境を反映した結果」(帝国データバンク)と分析している。

 2位は「輸送用機械・器具製造」(76・9%)、3位は「化学品製造」(76・2%)、4位は「飲食料品・飼料製造」(73・4%)、5位は「運輸・倉庫」(71・5%)――の順。

 旅館・ホテル経営者からは、「コロナ禍も終わったため、以前から計画していた高付加価値化の投資を実施予定。政府からの補助金も活用する」(愛媛県)や、「ホテルは設備にかかる費用が大きく、好調期でないと投資が難しい」(東京都)など、さまざまな声があったという。

 「旅館・ホテル」の設備投資予定額は平均で1億9454万円と約2億円にのぼる。全体平均の1億2705万円を6700万円余り上回った。

「Hotel宇多野京都別墅」11月5日開業へ、グループ19軒目の宿泊施設、ホテルニューアワジ

2024年7月23日(火) 配信

ホテル外観イメージ

 ホテルニューアワジ(木下学社長、兵庫県洲本市)は11月5日(火)、京都府京都市に「Hotel宇多野京都別墅(うたのきょうとべっしょ)」を開業する。グループ19軒目の宿泊施設となる。22日(月)から宿泊予約の受付を始めた。

 新ホテルは同市右京区宇多野地区にある昭和初期の歴史的建造物「旧鳴滝寮」をリノベーションした。客室は全10室。全室に温泉を使った青石造りの和風呂や洋風バスが付く。敷地面積は3158平方㍍あり、日本庭園も備わる。京都・嵐山近くの立地で、仁和寺や龍安寺、金閣寺など同市西部巡りの拠点として便利なロケーションだ。

 建物は1939年に京都の財界人として知られる大渡光蔵氏の邸宅として建築され、第2次世界大戦後は京都市の保養所として使用されていた。2019年にホテルニューアワジが土地・建物を取得し、市の「上質宿泊施設誘致制度」を活用しホテルとして再生した。