2024年7月17日(水) 配信
群馬県・草津町の草津温泉観光協会(山本剛史会長)は7月3日(水)、草津温泉の旅館「喜びの宿高松」で、旅行会社や鉄道関係・旅行関係メディアなど約40人を招いて、草津温泉の魅力をPRする観光プロモーションを実施した。2023年10月に新たな草津温泉の玄関口「温泉門」が完成するなど、急速に整備が進む草津温泉の現状が紹介された。
会場では草津町の黒岩信忠町長や草津温泉2代目アンバサダーらがプレゼンテーションを行った。草津温泉の新たな取り組みや活動、おすすめの観光スポット、今後のイベントなどを紹介し、草津温泉の魅力を伝えた。
23年度の草津温泉の入込客数は過去最高の370万人を記録し、コロナ禍の大幅な落ち込みから完全に回復した。24年度も5月までの入込数は前年度を上回るペースで推移している。
町内視察では、地元の草津温泉スキー場に昨年12月16日に完成した「パルスゴンドラ天狗」に乗車し、パルスゴンドラと同日グランドオープンした山頂のレストラン「クリスタル天(そら)」を見学した。
近代的でモダンなレストランの「クリスタル天」は全面ガラス貼りの店舗で、スキー場ゲレンデや温泉街を見下ろせる絶好のロケケーションに建設された。店内では寿司や海鮮丼、各種スイーツなどを食べることができる。
現地を案内した草津温泉観光協会の福田俊介事務局長は「冬だけではなく1年を通して楽しめる観光スポットになっている。通年営業で山頂には温泉街に向かって滑空できる人気アトラクションのジップライン『バンジップテング』や高さ10メートルの日本一ノッポなブランコ『スカイスウィング』、愛犬と遊べるドッグランなどが整備され、普段着のままでもゴンドラを利用すれば山頂まで登ることができるので、スキーをしない若者や外国人の観光客にもぜひ足を運んでもらいたい」とPRした。
なお、草津温泉スキー場の「天狗山レストハウス」は現在建替え工事中で2025年12月には2階にメインレストラン、スキー場を一望できるテラスやオシャレなバーカウンターなどを併設し、パルスゴンドラと連結した新天狗山レストハウスが完成する計画だという。
このほか、草津温泉感謝祭(8月1・2日)や草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル(8月17~30日)、湯畑ツリー&イルミネーション(11月中旬~2月中旬)、湯畑キャンドル「夢の灯り」(各月1回)、草津温泉冬花火(3月上旬)、草津温泉和傘の舞(5月中旬~6月上旬)など、今後のイベント情報も紹介した。