楽天ステイ、Vacation STAYを「Rakuten Oyado」へ改称 改称記念に楽天Pが5倍になるCPも

2024年12月3日(火) 配信

 

 楽天グループの宿泊施設ブランド「Rakuten STAY」と宿泊・民泊プラットフォーム「Vacation STAY」を運営する楽天ステイは12月3日(火)、「Vacation STAY」の名称を「Rakuten Oyado」に改称した。

 楽天ステイは、2018年の「住宅宿泊事業法」施行に合わせ、Vacation STAYとして宿泊・民泊施設の予約受付を始めた。このほど改称したRakuten Oyadoを通じ、旅行者はホテル・旅館に加えて、ヴィラやコテージなどの1棟貸し切りや、マンション・アパート・コンドミニアムなどの新しいタイプの宿泊施設を含む14万室以上から予約が可能となる。

 宿泊施設は、Rakuten Oyadoで客室の販売登録を行うことで、楽天トラベルをはじめ、提携する国内外の旅行予約サイトやホールセラーに自動的に在庫を提供できるため、効率的に客室を売り出すことができる。

 改称を記念し、キャンペーン対象の条件を満たしたユーザーに、通常予約時の5倍となる楽天ポイントを進呈するキャンペーンを実施する。

 予約期間は12月3(火)~7日(土)午前11時59分まで。宿泊期間は12月3日(火)~2025年3月31日(月)まで。

 予約期間内に同CPへエントリーし、Rakuten Oyadoで予約する必要がある。また、決済時には楽天IDでの支払いが必要。

12月3~5日まで「さとふるうまいもん市」 渋谷で被災地の復興支援イベント開催中

2024年12月3日(火) 配信

すぎ省水産の杉原省会長が「ぜひお越しください」と呼び掛け

 ふるさと納税サイト「さとふる」を運営する、さとふる(藤井宏明社長CEO、東京都中央区)は12月3日(火)~5日(木)まで、東京都渋谷区の渋谷ストリーム 稲荷橋広場で、2024年に自然災害の被害を受けた地域を応援する「食べて、買って復興支援 さとふるうまいもん市」を開いている。令和6年能登半島地震で被害を受けた石川県・能登町や七尾市をはじめ、台風10号の影響を受けた鹿児島県指宿市など、全国の21自治体で扱っている返礼品約30品を販売している。一部はキッチンカーで提供し、その場で食べることができる。

 「さとふる」では、能登半島地震の発生により、2024年1月の石川県への寄付が前年同月比46倍以上増加するなど、ふるさと納税を通じた復興支援の意識が高まっていると分析。今回は今年のふるさと納税の締め切りが迫るなか、実際に返礼品に触れる機会をつくり、復興支援を加速しようと企画した。

 七尾市の返礼品事業者のすぎ省水産は、能登半島地震で港が陥没し、高潮の被害で工場が海水につかるなど、大規模半壊する被害を受けた。同社は「天然能登ふぐ唐揚げ」などを七尾市のふるさと納税の返礼品として提供しているが、同品の24年1~10月の寄付件数は前年同期比から5倍に増加。同社の杉原省会長は地元の飲食店など卸先が休業するなか、「今、ふるさと納税の販売数が最も大きい。ありがたい」と全国からの支援に感謝を述べた。

その場で購入できる物販のほかQRでふるさと納税の案内も

 ふるさとの納税返礼品以外にも、復興イベントなど催事の引き合いが増えたことから、今年は「ふぐの削り節」と「なまこ粉末うどん」を開発。今回のイベントでも販売している。杉原会長は「一歩でも前を向いて進んでいきたい。ぜひこうしたイベントで能登の食材に触れていただければ」と来場を呼び掛けた。

「金沢おでん」と「天然能登ふぐ唐揚げ」、「越中ぶたキャラまん」

 会場は午前11時~午後7時まで(5日は6時まで)。キッチンカーで購入したものはその場で食べられるよう飲食スペースも用意している。キッチンカーで購入できるのは、石川県金沢市の「金沢おでん」(900円)や七尾市の「天然能登ふぐ唐揚げ(しょう油麹味)」(500円)、富山県富山市の「越中ぶたキャラまん(えごま醤油味)」(600円)、山形県・庄内町の「つや姫だんご(醤油味)」(400円)など。

12月13日に渋谷駅でステーションコンサート 癒しの五重奏が楽しめる

2024年12月3日(火) 配信

 

 メトロ文化財団(奥義光会長、東京都千代田区)は12月13日(金)、東京メトロ・東急電鉄渋谷駅構内(B1出口方面)で「ステーションコンサートin渋谷」を開く。東京地下鉄(東京メトロ、山村明義社長、東京都台東区)と東急電鉄(福田誠一社長、東京都渋谷区)が後援する。“癒しの五重奏”として3人の歌とヴァイオリン、ピアノの旋律が楽しめる。

 演奏者はSanare Quintet(サナーレ・クインテット)。演奏する曲名は交響曲第9番新世界より“遠き山に日は落ちて”(ドヴォルザーク)など。開催時間は午後6時~7:40まで。開場は約30分前を予定する。

「観光革命」地球規模の構造的変化(277) 少子化と旅育推進

2024年12月3日(火) 配信

 日本政府観光局は1~10月の訪日外国人客数が3019万人となり、過去最速のペースで3千万人を超えたと発表している。年間訪日客の最多記録は2019年の3188万人だったが、今年は3500万人を超える可能性が大である。政府は既に30年に訪日客数6千万人の目標を掲げている。

 一方で各種の人口統計では少子高齢化の進展に伴う労働力不足の深刻化が指摘されている。中央大学とパーソル総合研究所による共同調査では、23年の労働力不足は189万人、30年は320万人、35年は384万人と推計されている。また厚生労働省は今年の出生数が全国で初めて70万人を割る公算が大と発表しており、将来の働き手がさらに減ることが明らかである。

 日本ではほとんど知られていないが、11月20日は「世界子どもの日」である。1954年に「世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上」を目的にして国連が制定している。また児童基金(UNICEF)は先進・新興国38カ国に住む子供たちの幸福度を調査した報告書を20年に公表している。この報告書では「精神的な幸福度」「身体的健康」「学力・社会的スキル」の3分野で評価を行っている。

 子供の幸福度の総合順位で日本は38カ国中の20位、米国は36位。日本は「精神的な幸福度」分野で38カ国中の37位。日本の子供は生活満足度の低さ、自殺率の高さから最低レベルの評価になっている。

 日本の将来を担う子供たちが「精神的な幸福」をあまり感じていないのは重大な問題である。私は長年にわたって「旅育推進法(仮称)」の必要性を提唱し続けている。旅行をとおして、子供たちがさまざまな未知の自然や人間、未知の物事に触れることによって、生きていることの幸せを感じられるように配慮するのは「大人たちの責任」である。

 極めて単純なことであるが、子供たちが精神的に幸福を感じられない国に「輝ける未来」があるとは想定し難い。子供の立場で「日本の未来を考える」こともまた大切であり、観光産業の関係者はもっと子供たちのために観光や旅行を生かす方策を考えるべきだ。旅育を通して旅行の大切さを感じた子供が将来的に旅行分野の仕事に誇りと生き甲斐を抱いて従事できることを期待している。

 

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

 

 

名古屋でトミカ博 12月13日(金)からジオラマ設置 (中京テレビ放送)

2024年12月2日(月) 配信

イベントのイメージ

 中京テレビ放送(伊豫田祐司社長、愛知県名古屋市)は12月13日(金)~22日(日)、吹上ホール(愛知県名古屋市)で「トミカ博 in NAGOYA ~たのしさいっぱい!トミカワールド~」を開催する。

 同イベントでは、トミカの巨大ジオラマや商品展示のほか、好きな車種・色のパーツを選んで組み立てる工場やトミカの世界に入り込んだような気分で撮影できるフォトスポットなどを設置している。

 また、入場記念品として「ホンダ シビック TYPE R TOMICA EXPO 覆面パトロールカー仕様」のトミカを用意。平日の来場者は、同商品または「SUBARU BRZ TOMICA EXPO パトロールカー仕様」から選ぶことができる。

ホンダ シビック TYPE R TOMICA EXPO 覆面パトロールカー仕様

 入場料金は、中学生以上の大人が1400円、3歳~小学生までの子供は1000円。

新キャッチコピーは「レトロピカル指宿」 指宿市観光協会CP隊が来社 

2024年12月2日(月) 配信

(左から)湯通堂洋氏、野田善嗣氏、中原祐亮氏、川畑徳廣氏

 鹿児島県指宿市観光協会(中村勝信会長)のキャンペーン隊が12月2日(月)、本紙東京本社を訪れた。

 CP隊は、同協会の野田善嗣理事(指宿フェニックスホテル専務)、湯通堂洋理事(いぶすき秀水園副総支配人)、川畑徳廣専務理事、中原祐亮氏の4氏と、鹿児島県東京事務所観光物産課の久保友紀恵課長、太﨑真人主査の計6人。

 指宿市は全国約2000件の応募の中から、新キャッチコピーを「レトロピカル指宿」に決定。現在新たな指宿ブランドの確立に取り組む。「風土を感じさせる景観が醸し出すレトロ感と、南国の雰囲気からにじみ出るトロピカル感を併せ持つ、指宿の魅力」を表現している。

 また、デザインマップとGPSを連動させた「いぶスキップMAP」を作成。同市内の写真映えする観光名所や旅館・ホテル、食事処、ショッピング施設など約200スポットが登録。QRコードから読み取り、スマートフォンを片手に自分の位置を確認しながら、次の行き先を決められる。英語にも対応しており、外国人旅行者の観光案内にも活用できる。

 このほか、指宿名物の砂風呂温泉、錦江湾クルージングや釣りといった体験プログラムも拡充。来年1月には、全国に先駆けて「いぶすき菜の花マラソン」が開催されるなど、冬から来春に向けて指宿市の魅力をアピールした。

ハワイズハーフマラソンの参加ランナー募集中 2025年4月13日開催

2024年12月2日(月) 配信

フィニッシュ地点

 ホノルルマラソン日本事務局はこのほど、2025年4月13日(日)にハワイ・ホノルルで開催予定の「ハワイズハーフマラソン ハパルア2025」の参加ランナー募集を開始した。

 「ハパルア」はハワイ語で「半分」の意味。ホノルルマラソンを開催するホノルルマラソン協会が2012年から主催している大会で、来年で14年目。距離はホノルルマラソンの半分で、ワイキキのメインストリート、カラカウア通りのデューク・カハナモク像をスタートし、ダウンタウンで折り返し、ホノルルマラソンと同様のカピオラニ公園でゴールする。

 制限時間がなく、初めて大会に出場する人にもおすすめの大会という。半日開催のため、滞在中はホノルル観光も楽しめる。2024年のエントリー数は8236人で、日本人は764人だった。参加定員はない。

 日本受付のエントリーは25年3月18日(火)の午後11:59まで。エントリー料は2万4000円で、別途事務手数料が5%かかる。ホノルル現地での受付は4月11~12日で180米ドルの予定。

 7歳以上は参加できるが、7~14歳はコース上で常に保護者と一緒に行動することが求められる。18歳未満は保護者の同意書が必要。詳細は公式サイトから。

NAA23年度中間連結決算、訪日好調で増収増益 営業収益は民営化後最高 に

2024年12月2日(月) 配信

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が11月30日(木)に発表した2024年度中間連結決算(24年4~9月)によると、営業収益は前年同期比27.9%増の1276億6700万円と上期として04年の民営化以降の最高値を更新した。営業利益は同428.2%増の228億9600万円、経常利益が同541.6%増の220億3200万円、中間純利益は同430.8%増の195億1300万円と、増収増益となった。

 外国人旅客数が初めて1000万人を超え、円安効果で物販や飲食収入が好調だったことが主な要因。

 部門別(単体)にみると、空港運営事業の営業収益が同23.4%増の516億円、営業損失は30億8000万円(同135億1600万円の損失)。空港拡張に関わる費用の計上や総旅客数がコロナ禍前以上に回復していないことが影響した。

 免税店や直営の飲食店などのリテール事業は、営業収益が41.8%増の598億6300万円、営業利益は同69.9%増の196億6200万円。旅客数の増加や円安が主な要因。駐車場などの施設貸付事業の営業収益は同3.1%増の147億600万円。営業利益は同0.6%増の59億2800万円。

 同社は24年度中間連結決算のリテール事業で物販や飲食収入が上振れている状況を踏まえ、25年度通期の連結業績予想を上方修正した。営業収益は前回発表から120億円増の2431億円、営業利益が同79億円増の200億円、経常利益は同95億円の262億円、当期純利益が同100億円増の221億円を見込んでいる。

 総旅客数は同13.2%増の3990万人を見通す。このうち、国際線は16.9%増3210万人。国内線は同0.1%減の780万人を見越している。総発着回数は国際線が同16.8%増の19万7000回。国内線は同5.7%増の5万4000回とした。

 田村社長は「(利用者が)コロナ前の約9割まで戻った。一層の需要拡大に期待でき、回復期から再成長期へ移行した。滑走路の増設を着実に推進する」と語った。

旧近畿日本ツーリスト社長・髙橋氏「お別れの会」、観光業界から多数参列

2024年12月2日(月) 配信

多くの業界関係者が訪れ、故人を偲んだ

 旧近畿日本ツーリスト(現KNT-CTホールディングス)元社長を務めた髙橋秀夫氏の「お別れの会」が11月28日(木)、シェラトン都ホテル東京(東京都港区)で開かれた。

 髙橋氏は今年10月14日(月)に死去し、葬儀は近親者のみで行われていた。

 観光業界、旅行業界から多数の参列があり、献花台にはたくさんの花が捧げられた。会場には髙橋氏の功績や在りし日のようすの写真も多数掲示され、約280人の参列者は懐かしみながら、故人を偲んだ。

東武トップツアーズ、夜行列車でスキー場「スノーパル23:45プラン」(3月8日まで)

2024年12月2日(月) 配信

ゲレンデ(イメージ)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は11月27日(水)、東武鉄道の臨時夜行列車を利用した「スノーパル23:45プラン」を売り出した。夜行列車により、福島県・南会津町の会津高原たかつえスキー場や、だいくらスキー場を朝一番から楽しめる。

 同プランは、週末の東武鉄道浅草駅を午後11時45分に出発し、会津高原尾瀬口駅まで向かう臨時夜行列車を利用した旅行商品。週末の仕事を終えたあとでも乗車でき、深夜を車内で過ごし、ゲレンデの雪景色を眺めながらの朝食や、早朝の混雑のないゲレンデでパウダースノーを楽しめる。

 運行日は12月27日(水)~3月8日(土)までの金・土曜と2月10日(火・祝前日)の計23日間。料金は1万1000円から。

 復路は東武鉄道を利用する往復プランで、全コースに朝食とリフト1日券付き。スキーやスノーボード用品、スキーウェアの貸し出し、スクール90分付きのコースも用意する。「ゆったり2座席利用」のオプションもある。使用する車両「リバティ」はWi-Fiを使用でき、各座席にコンセントも設置している。