初のひまわりまつり開催 群馬・玉村町の重田家住宅で7月20・21日に

2024年7月11日(木) 配信

国登録有形文化財の重田家住宅のひまわり畑

 群馬県・玉村町地域おこし協力隊は7月20日(土)、21日(日)に地域企業らの協力で、ひまわりまつりを初開催する。国登録有形文化財の「重田家住宅」でひまわりの開花と、地域の食などを楽しむイベント。

 重田家住宅は住宅兼医院として建てられたもので、2001年に国の有形文化財に登録され、21年に玉村町に寄贈された。現在は定期的に公開し、イベントなどでも活用。23年には地域企業と連携し、ひまわり畑を制作して町の象徴的スポットとなっている。今回はこのひまわり畑をメインに初めて「ひまわりまつり」を開く。

 20日のテーマは「たべる、みつける」。玉村町内外の店舗が出店し、おにぎりや弁当、ジュースなどを販売する。

 21日は「つながる、ひろがる」をテーマにし、地域とつながる参加型のイベントとして、各種体験メニューなどを用意。キッチンカーも出店する。

 両日とも、ひまわり迷路と切り花販売を行うほか、フォトブースも設置する。開催時間は午前9時~午後1時まで。入場無料、雨天決行。

ダイブ、宿向け研修行う宿屋塾を子会社化 紹介するスタッフ教育で高付加価値な派遣実施へ

2024年7月11日(木) 配信

 宿泊施設へ人材派遣・紹介事業を展開するダイブ(庄子潔社長、東京都新宿区)は7月1日(月)、ビジネススクール宿屋大学を運営する宿屋塾(近藤寛和社長、埼玉県白岡市)の全株式を取得し、子会社化した。宿屋塾の培った教育ノウハウを生かし、ダイブが紹介するスタッフなどにスキルや働き甲斐の向上への教育に取り組むことで、高付加価値で高単価な派遣を行い、競争優位性を高める。

 宿屋塾は、実務に直結した専門的な教育プログラムを提供しており、ホテルや旅館などの宿泊施設で即戦力となる人材を育成。約50人のホテル総支配人を輩出している。さらに研修受託事業として、幹部やマネジメント人材向けの養成セミナーも実施してきた。

 ダイブは「今後もシナジー効果や事業領域拡大が見込まれる分野に対して、M&Aを含めた事業展開を積極的に検討していく」とコメントした。

JR東日本ホテルメッツ駒込が9月にリニューアル 長期滞在向け客室を新設

2024年7月10日(水) 配信

ロビーイメージ

 日本ホテル(三林宏幸社長、東京都豊島区)が運営する「JR東日本ホテルメッツ 駒込」(東京都豊島区)は9月26日(木)、リニューアルオープンする。多様な宿泊ニーズに対応するため、長期滞在にも備えた客室などを新設する。予約は7月9日(火)から受付を開始した。

 JR東日本ホテルメッツのブランドコンセプト「上質が息づく。」をもとに、全客室の禁煙化とフロントロビー、客室、空調設備をリニューアル。内装はオフホワイトを基調に落ち着いた雰囲気でデザインした。長期滞在に適した備品をそろえた「レジデンシャルstyle」をシングル20室、ツインタイプ3室の計23室を新設。また、コインランドリーも2台から5台へ増設し、利便性向上をはかる。

 リニューアルを記念し、インターネット予約限定の記念プランを売り出している。特典として、オリジナルポーチが付く。料金はシングル1人1室9900円(税込)~、ツイン2人1室1万8900円(同)~。宿泊対象期間は9月26日(木)~12月27日(金)までの予定。

全旅連女性経営者の会、20周年記念式典開く 「ALL JKK」で理念を胸に学びを深める

2024年7月10日(水) 配信

全旅連女性経営者の会は20周年を記念し、新たに横断幕や法被を作成した

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会 女性経営者の会(JKK、会長=高橋美江・益子舘里山リゾートホテル社長、100会員)は7月9日(火)、東京都内で設立20周年記念式典と祝賀パーティーを開いた。JKK会員や親会・青年部会員、過去の勉強会講師、協定商社などが参加し、20年の節目を祝った。記念冊子として、これまでの会の活動などをまとめた「JKK20周年記念誌」を発行し、会場で配布した。

高橋美江会長

 冒頭、高橋美江会長は、「設立当初は10人以下だった会員も今では100人を超える大きな会へと成長した。20年の間には、天災や社会情勢などのさまざまな危機に立たされ、そのたびに私たちは乗り越えてきた。今年元日に発生した能登半島地震では、北陸地方の仲間のお宿が甚大な被害を受けた。北陸観光の復興に向けた支援を継続していただき、私たちにできることに取り組んでいきたい」とあいさつした。

 「20周年を迎えるにあたり、『お陰様で20周年 観光業の女性活躍新時代 ALLJKKで全国に大輪の花を咲かせよう』をテーマに掲げ取り組んできた。国の成長戦略の柱となり得る観光産業の役割の中心を担うのは宿泊業界。今後も会員一人ひとりがJKKの理念と会の目的をしっかりと胸に刻み、学びを深め、地域社会に貢献していきたい」とし、30周年に向け新たなスタートを切る意向を示した。

小原健史顧問

 同会の創立に携わった第7代全旅連会長の小原健史顧問は、「全旅連会長時代に、宿泊施設の女将さんと話をするなかで、旅館ホテルでは女性スタッフが関わる業務が多く、その方々をリードする女性経営者が経営について研修し博識になれば多くの問題が解決でき、収益性も向上するのではと考えた。これが、JKK創設の原点」と当時を振り返った。

 「初期は会員募集にかなりのエネルギーを割いたものの、20年後の現在は、JKKは大きく飛躍した。全旅連会長もJKK会員の中から生まれても良い時代になりつつある。さらに研鑽を重ね、旅館業界の発展のために大きく羽ばたいてほしい」とエールを送った。

全旅連の井上善博会長

 来賓には、群馬県知事の山本一太氏、観光庁観光産業課長の庄司郁氏、全旅連会長の井上善博氏、同会長代行の西海正博氏、全旅連青年部長の塚島英太氏、全旅連専務理事の亀岡勇紀氏などが出席した。

 来賓あいさつで登壇した井上会長は、「我われ宿泊観光産業が、観光立国を支え、日本の基幹産業となっていくためには、日々加速する時代の流れに対応していかなければならない。このときに必要なのが女性の皆さんの力。個性ある宿が求められる時代においては、きめ細やかな配慮が必要となり、感性に訴えるものが求められる。業界において既にたくさんの女性が活躍しているが、今後もさらなる活躍のために引っ張っていく役割をJKKが担ってくれると確信している」と述べた。

 

全旅連青年部の塚島英太青年部長

 塚島青年部長は、「青年部は温故知新を今期のテーマに掲げている。20周年の節目を迎えたJKKと我われ青年部が、志を同じくする仲間として、会員拡大事業や研修事業を中心に、業界のさらなる発展と地位向上を目指し、より活発に活動を展開していきたい」と話した。

 第2部の基調講演には、社会貢献支援財団会長の安倍昭恵氏が登壇し、「美しい国日本(にっぽん)の観光業について」をテーマに講演を行った。

 式典後には祝賀パーティーにて懇親会が開かれ、盛会裏に終わった。

 

新ホテル「FAV LUX 小豆島」 25年夏から秋に開業へ

2024年7月10日(水) 配信

客室のイメージ

 霞ヶ関キャピタル(河本幸士郎社長、東京都千代田区)の連結子会社である「fav hospitality group」は2025年夏から秋に、香川県・小豆島町にホテル「FAV LUX(ファブ・ラックス) 小豆島」を開業する。

 客室は全45室の計画。全室に瀬戸内海を一望するプライベートバルコニーを設置する。客室内にサウナとガーデンプールが付くスイートルームもある。プール付き客室はファブブランドとしては初という。

 また、国内55店舗で飲食事業を展開するソルト・グループが展開するサーマルスパ「edén(エデン)」も併設。インフィニティプールやフィンランド式サウナを備える。

岡山県が白桃とぶどうの定食を提供 とっとり・おかやま新橋館「ももてなし家」で

2024年7月10日(水) 配信

もも定食(左)とぶどう定食

 岡山県は東京・新橋のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」2階のレストラン「ももてなし家」で7月18日(木)から、県を代表する2大フルーツである、白桃とぶどうを使用した定食メニューを提供する。28日(日)までの期間限定。

 今回開催する「晴れの国おかやま・フルーツ食堂~もも定食・ぶどう定食~」は、フルーツが持つ味わいを最大限に生かしつつ、見た目も楽しめるようメニューを開発し、“食事”にすることで新たな可能性を追求しているという。同県は「ここでしか食べることができないメニューをぜひお楽しみください」とアピールしている。メニューは料理研究家のきゃらきゃらさんが監修した。

 もも定食のメインは白桃コロッケ。副菜に白桃ドレッシングのハーブサラダや白桃の白和え、白桃とモッツァレラの山椒風味を用意する。白桃の冷たいスープのほか、デザートは白桃そのものを味わう。値段は3300円(税込)。

 ぶどう定食はピオーネとシャインマスカットを使用する。メインはピオーネの肉巻き~酢豚風~。副菜はシャインマスカットとセロリのサラダ、ぶどうの白和え、ぶどうのベーコン巻き。汁物はピオーネのタラトル。デザートはピオーネとシャインマスカットを用意する。こちらも3300円(税込)。

 ご飯は雑穀米での提供だが、白米への変更もできる。それぞれ1日限定5食。

オリエンタルランドがクルーズ事業に参入 28年度にディズニークルーズ就航予定

2024年7月10日(水) 配信

ディズニークルーズ(イメージ) (C)Disney

 オリエンタルランド(吉田謙次社長兼COO、千葉県浦安市)は7月9日(火)、日本を拠点とするディズニークルーズを新たに展開すると発表した。同日、同事業に関するライセンス契約をディズニー・エンタプライゼズ・インク(ディズニー社)と結んだ。2028年度に就航を開始する予定。

 ディズニークルーズは1998年にアメリカで就航以降、現在5隻が運航している。今後、3隻の増加とシンガポールでの就航が予定されている。船内では、非日常空間でディズニーが展開するさまざまなコンテンツが体感でき、そのほとんどがオークインクルーシブで楽しめるのが特徴。

 オリエンタルランドは2030年に目指す姿として、よりサステナブルな事業構造へ転換し、持続的に発展するための取り組みを推進しており、新たな収益機会となる新規事業の検討を進めてきた。このなかで、日本のクルーズ市場は成長が見込めることや、これまでのテーマパーク事業などで培ったノウハウ、ディズニー社との強固な信頼関係という強みが生かせると判断し、クルーズ事業に参入することを決めた。

 同社はライセンス契約に基づき、25年度から造船を開始し、28年度の就航を目指す。当該事業による総投資額は約3300億円を見込んでいる。同社は「船旅においてもディズニーならではの非日常体験を展開し、新たな体験価値を創出する。『ファミリーエンターテイメントクルーズ』という、当社ならではのレジャーを実現することで、ゲストの皆様に新たなカタチでのハピネスを提供し続ける」とコメントしている。

Airbnbと韓国・ソウル市、漢江沿いに民泊物件 7月17日(水)から受入開始

2024年7月10日(水) 配信

物件の外観

 Airbnbと韓国・ソウル市は7月17日(水)から、市内の河川「漢江」沿いに建設された民泊物件「スカイスイート漢江ブリッジ」でゲストの受け入れを始める。

 漢江はソウルの象徴的な存在で、市民の憩いの場になっているという。K-POPのミュージックビデオや韓国ドラマの撮影地としても利用されている。

 同施設は、漢江を横断する橋の1つ漢江大橋の北端に位置。床から天井までの窓から漢江やソウルの街並み、星空を見ることができる。面積は144平方メートル。寝室やリビングルーム、バスルームなどを設けている。宿泊料金は1室34万5000ウォン(日本円で約4万207円)から。1泊4人まで宿泊できる。

客室の窓から漢江やソウルの街並みなどを見ることができる

【山形県鶴岡市】庄内観光物産館で「庄内砂丘メロン」食べ放題 7月の土日祝日に開催

2024年7月10日(水) 配信

 山形県鶴岡市の庄内観光物産館は2024年7月13日(土)~同28日(日)までの土日祝日に、「庄内砂丘メロンの食べ放題」を実施する。制限時間40分で、大人2500円(税込)。

 鶴岡市や酒田市、遊佐町にまたがる「庄内砂丘」は、水はけのいい土壌や、銘酒の源にもなる良質な地下水、昼夜の寒暖差など、メロン栽培の好条件を備えている。夏の風物詩として親しまれる甘く高品質な「庄内砂丘メロン」を、存分に楽しめる企画だ。

 各日とも午前10時~午後2時までの1日5回実施。制限時間は40分で、税込料金は大人(中学生以上)2500円、小学生1600円、未就学児は無料。予約は庄内観光物産館公式ホームページから。

水都くらわんか花火大会で300万円の超高額有料席を販売!

2024年7月10日(水) 配信

VIP席イメージ

 水都くらわんか花火大会(井關拓史代表理事、大阪府枚方市)は7月15日(月)、9月15日に主催する「第3回水都くらわんか花火大会」の300万円の超高額有料席を売り出す。ガラス張りのバルコニー付コンテナの中にエアコンなどを完備。専用トイレなども設けるVIP席。1組限定。

 同花火大会は2015年に枚方河川敷で初開催した75発・来場者2000人の地域の花火大会からスタート。22年からは、高槻会場と枚方会場の2会場で交通規制を伴う花火大会として、「水都くらわんか花火大会」に名称変更して開催している。昨年は4704発を打ち上げ、25万人が来場した。年々規模を拡大しており、大阪を代表する花火大会、100年続く花火大会を目指している。

 発数は開催地の枚方市と高槻市の前年の出生数を打ち上げている。今年は、昨年の来場者分析で来場者が多かった交野市の出生数、480人も合わせた5087発を打ち上げる。出生数の打ち上げで、少子化など地域の現状を知ってもらうきっかけにし、今後も地域活性化につなげるために大会を継続していきたい考え。

 今回新たに用意した300万円の有料観覧席は、最大10人で利用できる。一般客が入れない本部のすぐそばにコンテナを設置し、中にはエアコンやイス、ソファー、テーブルなどを備える。飲食物はうなぎをメインとした弁当とクラフトビール「THE HOTANI CRAFT」を用意する。専用トイレや、来場導線も一般とは異なり、完全なプライベート環境で目の前の花火を鑑賞できる。

 有料席はこのほかにもイス6席とテーブルの「Sテーブル席」(4万5000円)や6人で1シート利用できる「Aシート席」(3万円)など、合計2万3000席分を設けている。