観光庁、海外インセンティブ旅行誘致を支援 支援都市募集中

2020年4月23日(木)配信

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 観光庁は4月17日(金)、「海外のインセンティブ旅行誘致に関わる支援事業」に参加する都市の公募を始めた。海外のインセンティブ旅行誘致に関するスキルの底上げにより、日本のMICE国際競争力の向上を目的としたもの。募集期間は5月15日(金)午後5時まで必着。2都市程度の支援を想定している。

 応募要件は、自治体・コンベンションビューローなどの都市として合意形成されたMICEに関する中長期計画や戦略などが存在していること。都市に対して、高度な知識や経験、国際的な視点を有するコンサルタントを派遣し、誘致戦略の立案をはじめ、都市の状況を踏まえたトレーニングやコンサルティングなどを支援する。

 審査基準は、(1)MICEに特化したコンソーシアムの組成状況(2)自治体では、MICEに特化した部局の有無(3)過去のインセンティブ旅行受入状況(4)海外でのセールス状況(5)今後の成長性――。これら審査基準に基づき、総合的な評価で審査が行われる。

 選定結果は選定都市の決定後、観光庁ホームページなどで結果を公表する。同庁の資料によると、5月下旬に対象都市を決め、6月中旬から事業を開始する予定。実施期間は都市選定日から2021年1月29日(金)まで。

ガーデンネックレス横浜、大花壇を動画公開 外出自粛受け

2020年4月23日(木) 配信

さまざまな色の花々を動画に収めた

 神奈川県横浜市(林文子市長)はこのほど、さまざまな花などを花壇にして展示するイベント「ガーデンネックレス横浜2020」の動画を同イベントホームページで公開した。第1弾となる今回は、里山ガーデンとみなとエリアで見ごろを迎えている花々を収録。外出自粛のため自宅で過ごす人が多いなか、花と緑の風景を届けたい考え。

 里山ガーデンにある市内最大級1万平方メートルの大花壇で使用されている花苗の9割は同市産。パンジーやビオラ、ネモフィラ、チューリップなどが咲いている。同市は、「春うらら」をテーマにしたアンバサダー三上真史氏監修の「ウェルカムガーデン」を、見どころとして勧めている。

 みなとエリアではチューリップが見ごろ。同エリア内の横浜公園では、市民と植えたさまざまな色のチューリップ14万本が咲いている。日本大通りでは30品種、約3万本のチューリップが横浜公園から横浜港へと続く400メートルの花回廊として彩る。

 このほか、同市はチューリップやスイセン、ムスカリなどの春咲き球根をランダムに植えた「球根ミックス花壇」が見どころの山下公園などを動画に収めた。 

ANAHD、20年3月期業績予想を下方修正 純利益は670億円減の270億円見込む

2020年4月23日(木) 配信

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 ANAホールディングス(ANAHD、片野坂真哉社長、東京都港区)は4月20日(月)、2020年3月期の通期連結業績予想を下方修正した。純利益は、前回予想から670億円減の270億円となる見通し。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、利用客の減少など需要の落ち込みが影響した。

 売上高は、同1200億円減の1兆9700億円、営業利益は同800億円減の600億円、経常利益は同790億円減の580億円を見込む。

 昨年10月末に公表した業績予想を修正した理由について同社は、「新型コロナウイルス感染拡大による世界各国の入国制限や日本国内における移動自粛などの影響を強く受け、とくに3月の需要が急激に減少したため」としている。

あとで泊まる「あと宿」プロジェクト開始 先払いで好きな宿を応援する SAGOJO、ダイブ

2020年4月22日(水) 配信 

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 SAGOJO(新拓也代表、東京都渋谷区)は4月21日(火)、ダイブ(庄子潔代表、東京都新宿区)と共同で、「あと宿#あとで宿泊」プロジェクトを始めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で打撃を受ける観光業への支援として、収束後に宿泊に利用できるチケットを販売する。部屋代の約8割を事前に宿へ支払うことで、経営が厳しい宿泊施設をサポートする。

 宿泊者は、思い入れのある宿への支援窓口として同プロジェクトを利用できる。宿によっては通常宿泊にはないプラスアルファの「特典」を得られる。

 販売するチケットは5000円、11000円、17000円、23000円の4種類。内訳は、購入時の前払い金額、応援資金を含む宿泊時の後払い金額、その他手数料の合計。

チケットプラン

 宿にとっては事前決済での緊急支援に加え、宿泊時には通常の部屋代にプラスして応援資金が得られるメリットがある。後払い分を用意することで、コロナ回復期の利用者集中による売上減を回避する。

 購入したチケットは好きなタイミングで利用コードを発行できるため、コロナが長期化した場合でも宿泊のタイミングを調整可能だ。

 両社は「コロナ収束を待たずに今すぐ観光業を支えたい思いから協力した」とし、同プロジェクトを利用したい施設や、サポート企業、自治体を募集している。

一の坊グループ、売店商品を仙台市内の児童養護施設4カ所に寄付 「笑顔が生まれる時間になれば」

2020年4月22日(水) 配信

売店商品を市内の児童養護施設に寄付

 宮城県内で宿泊施設や食事処など7店舗を展開する一の坊グループ(高橋弘行社長)は4月14日(火)、各店舗の売店で販売予定だった商品を仙台市内4カ所の児童養護施設に寄付した。新型コロナウイルス感染症の防止策として4月6日(月)から5月10日(日)まで全店休業している。

 同グループでは2011年の東日本大震災以降、食材ロスを減らすための取り組みを行っている。今回の休業でも宿泊客に提供予定だった食材ロスはほとんどなかったが、売店では繁忙期用の土産商品としてプライベート商品や焼き菓子、和菓子など若干の在庫を抱えていた。そこで「こんな時だからこそ、笑顔が生まれる時間が少しでもあればいい。経済状況がひっ迫しているなか、一助になれば」(駒井亜希子専務)と寄付を決めた。

全旅連青年部、マスク寄贈 2000枚を国際医療研究センターへ

2020年4月22日(水) 配信

鈴木治彦部長(左)と、國土典宏理事長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(鈴木治彦部長)は4月16日(木)、全旅連協定商社の三洋(佐藤雄三代表、東京都渋谷区)とともに、国立国際医療センター病院(國土典宏理事長、東京都新宿区)にマスク2000枚を寄贈した。

 三洋からマスク寄贈の申し出を受けたこと、かねてより同病院と縁のある部員がいたことなどが寄贈のきっかけ。

 同病院は感染症の先進施設。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、重症患者が運び込まれる医療機関では、最前線の医師や看護師だけでなく、来館者と接するすべての部署の人間のマスク着用が欠かせない状況。衛生資材は常にひっ迫している。

 鈴木部長は寄贈にあたり、「我われが無事に営業できるのは今回のコロナ禍を食い止めてくださっている医療機関があってこそ。ぜひ役立ててほしい」と語った。

中部国際空港、「なぞの旅人フー」の折り紙箱 サイトで配布

2020年4月21日(火)配信

公式Youtubeチャンネルで折り紙ボックスの作り方も案内

 中部国際空港セントレア(愛知県常滑市)はこのほど、公式ウェブサイト上に家で簡単に作れる「なぞの旅人フー&かもめちゃんの折り紙ボックス」を公開した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出自粛のため自宅で過ごす子供に楽しんでもらおうと、家で簡単に作れる折り紙ボックスのデータを配布している。

 折り紙ボックスは、データをダウンロード・印刷し、折り目に沿って折っていくと、セントレアのオリジナルキャラクター「なぞの旅人フー」がデザインされたボックスが出来上がるというもの。ウェブサイトで折り紙用紙を配布するほか、セントレア公式Youtubeチャンネルで折り紙ボックスの作り方も動画で案内している。

 現在は、セントレアフレンズのメインキャラクター「なぞの旅人フー」のほか、セントレア開港15周年を記念して開かれた「セントレアフレンズ人気投票」で、人気1位になった「かもめちゃん」の用紙も新たに公開している。

S.RIDEとジョルダン、「乗換案内」の連携開始 ワンスライドでタクシーの予約配車可能に

2020年4月21日(火) 配信

乗換案内からS.RIDE画面遷移(イメージ)

 みんなのタクシー(西浦賢治社長、東京都台東区)とジョルダン(佐藤俊和社長、東京都新宿区)は4月15日(水)から、タクシー配車アプリ「S.RIDE」と経路検索の「乗換案内」アプリ版との連携を始めた。乗換案内の検索結果画面にタクシー案内表示が加わり、ワンスライドで予約配車が可能となった。

 乗換案内の検索方法は従来通りで、出発地から目的地までを指定。公共交通機関の経路案内が表示されるのに加え、検索ルートがS.RIDEのサービスエリアの場合は、同アプリの経路情報が表示される。タップすることで、料金表示や予約配車画面に遷移する。

 みんなのタクシーは、保有車両1万台超の都内タクシー事業者とソニーグループの合弁企業となっている。連携により、都内の大規模なタクシーネットワークから最寄りのタクシーを呼び出すことができる。

 一方、ジョルダンの主要サービスである「乗換案内」は、スマートフォンアプリのダウンロードは累計3000万ダウンロードを超えている。また、次世代交通サービス「MaaS(マース)」の実現に向けて、2018年7月に「J Maas」を設立。交通サービスのプラットフォームへの参画企業を募っている。

ジェットスター・ジャパン、国内5路線の運休延長 国際線マニラ路線も

2020年4月21日(火) 配信

空港(イメージ)

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)は4月21日(火)、国内5路線の運休を5月20日(水)まで延長をすると発表した。新型コロナウイルス感染拡大による航空需要の減少によるもの。

 対象路線は、成田発着が庄内、高知、長崎の3路線42往復84便、関西発着が高知、福岡の2路線17往復34便の合計59往復118便。

 予約済みのお客には、払い戻しや予約の変更などの方法について、搭乗日が近い順にメールなどで案内している。

 いずれの路線も4月10日(金)から5月6日(水)までの運休を決定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、延長を決めた。

 また、同社は20日、成田・関西・中部とフィリピン・マニラ線3路線の運休についても、5月末(一部路線は機材繰りのため6月1日)まで延長すると発表している。

川崎水族館、名称を「カワスイ川崎水族館」に 7月開業予定

2020年4月21日(火) 配信

館内イメージ

 アクア・ライブ・インベストメント(坂野新也社長、東京都千代田区)はこのほど、7月開業予定の川崎水族館の名称変更を発表した。新名称は「カワスイ 川崎水族館(カワスイ)」。川崎市民や来館者が覚えやすく、愛着がわく名称にすることで、「親しまれ、長く地域に愛されるように」との思いを込めた。

 同水族館は、川崎駅前商業施設「川崎ルフロン」9~10階に開業予定の、最新の照明・音響・映像技術を駆使した新感覚のネイチャーエンターテインメント水族館。ピラルクやメコンオオナマズ、アロワナなの淡水魚を中心に、川崎市を流れる多摩川からアジア、アフリカ、南米アマゾンの熱帯雨林まで、世界のさまざまな環境に暮らす生き物を展示する。
 
 オフィシャルショップでは、ユニークなオリジナル商品のほか、数百社を超える国内外メーカーや個人の作品から厳選された商品を売り出す。ショップはミュージアム要素を兼ね備え、地球の神秘を感じる不思議で美しい標本などを展示・販売する予定。