JTB、2021年2月に岡山でSDGsイベント開催へ 高校生と企業が活動成果を発表

2020年4月17日(金) 配信

 JTB(髙橋広行社長)は4月15日(水)、岡山県内の高校生や企業が国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた取り組みと、活動内容を報告するイベント「Be live(ビーリブ)」を2021年2月6日(土)に開くと発表した。同県での開催は初となる。

 同イベントへの参加申込は、専用サイト(https://www.kwp.co.jp/belive/)で今年5月21日(木)まで受け付ける。SDGsの17の目標のうち、1つ以上の目標を設定し、イベント実施日まで目標達成に向けて活動する県内の高校や企業、高校と企業の合同チームが参加対象となる。

 1チームあたり3~8人とし、募集チーム数は岡山県内の高校生10チーム、企業5チーム、高校生と企業の合同チーム2チーム。申込先着順となる。

 「Be live(ビーリブ)」は、SDGsを共通言語に、高校生と企業のアイデアや経験を融合し、豊かで活力ある未来に向け共創するイベント。SDGsの目標を達成するために活動した成果発表のほか、審査発表・授賞式、2030年までに17の目標を達成するための道のりを体験するカードゲームなどが行われる。基調講演は、岡山大学副理事の狩野光伸氏の登壇を予定している。

 JTBでは中高生など若い世代にSDGsの本質や世界が抱える問題を理解してもらおうと、18年からワークショップを運営している。岡山支店では19年夏に、岡山県教育委員会の受託事業として、高校生が県内企業の事業内容を聞く企業説明会や体験のバスツアーを実施。高校生と企業の交流推進に携わっている。

 岡山県はSDGsの名称認知率が全国で最も高く(電通「第2回SDGsに関する生活者調査」)、岡山市や真庭市は「SDGs未来都市」に選定されている。また、岡山大学や岡山経済同友会など、産官学が連携し、持続可能な地域づくりや人材育成を行っている。

1万人にクルマ支援 医療従事者を優先し、車両貸し出し

2020年4月17日(金) 配信

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 中古車事業を展開するガリバーは緊急事態宣言が発令されたことを受け、4月15日(水)から、「ガリバー新型コロナウイルス対策クルマ支援」を始めた。1万人を対象に同社の所有する車両を、最大3カ月無償提供する試み。

 受付開始から24時間で、対象人数の1万人を超える問い合わせが殺到。用意した提供車両が追い付かない状況が見込まれたため、緊急性の高い医療従事者と、短期利用者を優先する考えだ。

 短期利用者には3泊4日までを想定する。期間延長も、相談に応じて対応していく。長期利用者については順次対応していく姿勢。

 政府の要請により自宅待機が推奨され、不要不急の外出自粛が求められている。そのなかで、第一線でたたかう医師や看護師、生活必需品を提供する小売店や流通関係者、在宅勤務ができないワーカー、通院が必要な高齢者や妊婦など、外出を必要とする人々が多くいる。

 同社は支援をするにあたり、「そんな皆さんが少しでも安心して移動ができるように、支援の実施を決めた」と語った。

沖縄県石垣市で2人が新型コロナ感染 県内離島で初 多くの観光関連施設はすでに休業

2020年4月16日(木) 配信

新石垣空港(イメージ)

 沖縄県(玉城デニー知事)は4月13日(月)、石垣市内で2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同市および県内離島で感染者が確認されるのは初となる。

 発表を受け、同市の中山義隆市長は手洗いやうがい、手指消毒やマスクの着用などの感染予防策を引き続き行うこと、3密を避ける行動の徹底、不要不急の外出を控えるとともに、生活物資などの買い占めを行わないよう呼び掛けている。

 中山市長は同日夕方、FMいしがきサンサンラジオの番組に出演し、新型コロナウイルス感染防止対策として、沖縄県が新石垣空港到着ロビーに設置していたサーモグラフィを、市独自に出発ロビーにも設置することを明らかにした。

 新型コロナウイルス感染症患者が確認されたことで、「石垣市からほかの地域に感染者を広げないための対策。防ぐことから広げないよう、次の段階に入った」と述べた。

 同市では6日に中山市長が観光客などに対し、来島自粛を要請。9日以降、石垣島と周辺の離島を結ぶ定期便が減便しているほか、観光施設なども自粛休業している。

日本旅行の堀坂社長 新入社員へメッセージ配信

2020年4月16日(木) 配信 

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 日本旅行(堀坂明弘社長、東京都中央区)は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今年度の入社式を取り止めた。在宅で研修を受けている今年度の新入社員へ向け、4月10日(金)に堀坂社長からのメッセージをビデオ配信した。

 堀坂社長は、総勢150人の新入社員に向けて「新たな仲間を迎えられたことを大変嬉しく思うとともに、直接メッセージを贈れなかったのが残念だ」としたうえで、「創業115周年を迎える今年はチャレンジの年。SDGsの達成やダイバーシティ、働き方改革など取り組むべき課題が多々ある。また、新たな中期経営計画の『TRANSFORM 2025』をスタートさせた。最終年度には大阪万博が開催されるため、その需要を最大限取り込みたい」と意気込みを語った。

 「115年の中で培ってきた経験やノウハウ、ネットワークなど、私たちが提供し得るものすべてを駆使して、お客様の課題を解決し、求める価値を提供していくことが使命。日本旅行がこの荒波を乗り越え、さらに成長していけるように、共に頑張っていきましょう」と締めた。

スカイマーク上場申請取り下げ コロナ影響で

2020年4月16日(木) 配信 

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 スカイマーク(洞駿社長、東京都大田区)は4月15日(水)、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、上場申請を取り下げることを決めた。事業環境の急激な変化と、最近の株式市場の動向などが主な理由。

 同社は2019年10月25日付で東京証券取引所(東証、東京都中央区)へ上場申請をしていた。

外国人向け「旅館ホテル・観光の教科書」作成 旅館・ホテルの基本をルビで分かりやすく

2020年4月16日(木) 配信 

「旅館ホテル・観光の教科書」

 星雲社はこのほど、外国人留学生や就職希望の学生、現場で働いている外国人をターゲットにした「旅館ホテル・観光の教科書」を作成した。4月20日(月)から全国の書店で発売する。

 本書は日本の旅館・ホテルの代表的な特徴を学び、「日本の観光ビジネス、日本のおもてなし」を理解していくことを目的に、日本ホテルレストラン経営研究所理事長の大谷晃氏と、上席研究員の鈴木はるみ氏が手掛けた。日本特有の文化を理解し、シーンに合わせた心づかいの大切さや、文化・風習の違う宿泊客をもてなす知識を得ることができる。

 

掲載内容

 年々増加する外国人旅行者に対応するために、個人の信仰、食生活への配慮を踏まえた、細やかなサービスと心構えを詳しく解説。旅行者の食習慣を把握し、食べるもの、食べられないものをよく理解して、スタッフ全員で共有していく大切さを説く。漢字に慣れていない読者にも分かるよう、本文すべてにルビが振られているのが特徴だ。

 接客、客室清掃、食事の提供など、ホテルの部門ごとに分けられた自己採点チェックリストがあり、それぞれの業務の基本的な仕事内容を理解できる。上司のチェック欄も設けられているため、新人従業員には心強い章となっている。

 着物を着て接客をする想定で、和室での立ち振る舞いを図解。座る、立つ、歩く、お辞儀などの美しく見える所作をイラストで描いている。

 「ハレの日」とされる年中行事、節句の際の食事を含めた日本特有の文化や作法を、由来を交えて分かりやすく説明する。

 そのほか、日本の観光ビジネスの概要、日本の宿泊施設の分類、専門職に求められるスキル――などを6章立てで紹介している。

 A4判、184㌻。本体2800円(税別)。

 問い合わせ=星雲社 tel  03(3868)3275。

JATAのアウトバウンド促進協議会、ミレニアル世代女性をテーマにWebセミナー開く コロナ禍の旅行意識調査結果も

2020年4月16日(木) 配信

バリーズCEOの野々村菜美氏。東京・表参道のオフィスから発信を行った。

 日本旅行業協会(JATA)のアウトバウンド促進協議会(JOTC)は4月14日(火)、旅行会社向けのオンラインセミナーを行った。新型コロナウイルス感染症収束後の反転攻勢に向け、「ミレニアル世代女性へのアプローチ」をテーマに、彼女たちが求める旅のスタイルや、最近の旅行意識調査結果などについて説明を行った。

 講師は、女性向け海外旅行ウェブサイト「TabiMUSE」の主宰者で、バリーズCEOの野々村菜美氏が務めた。インターネットやスマートフォンを使うことに慣れているミレニアル世代(1981~1996年生まれ)は趣味嗜好が多様化し、「万人受けするものよりも、ニッチを好む」と強調。

 そのうえで、野々村氏は「ミレニアル世代は、事態終息後に一番早く戻ってくる世代」と予測。「旅行需要の復活に向けて、ミレニアル世代のパワーが重要になってくる。私たちがこれまでに展開してきたサービスなどの知見を共有することで、ツアー造成やプロモーションに役立ててもらえれば」と述べた。

 「TabiMUSE」の中心読者層でもあるミレニアル世代の特徴について、テレビや雑誌をみることが少なく、広告に不信を持つ一方で、インスタグラムで旅行内容を決めるなどSNS(交流サイト)で意思決定をする特徴があると語った。

 これらを踏まえ、ミレニアル世代の旅について、①旅先に求めること②一緒に旅をしたいひと③理想としている旅のスタイル④旅先でのスケジュール――の4点に分類し、説明を行った。

 1つ目の「旅先に求めること」は、“どこに行くか”ではなく“何をするか”で旅先を決めるとし、「その場所で何ができるか分かりやすく、明確にイメージできるよう(プロモーション)することが大事」とアドバイスした。

 2つ目の「一緒に旅をしたいひと」は、親友より共通の趣味などを持つ人とだとし、「SNSでコミュニケーションを取ることに慣れている。初対面でも自分と同じ“好き”を持つ人なら一緒に旅をすることに抵抗がない」と述べた。

 3つ目の「理想としている旅のスタイル」は、従来の“出発~帰国”だけでなく、“旅マエ準備から帰国後のSNS発信まで”が旅と捉えていると語った。野々村氏は「観光地でどのような写真を撮るか、レストランでどのような服を着るかなど、旅の準備段階から彼女たちの旅は始まっている」とした。

 また、「誰かに影響を与えたいという思いから、発信することを目的に旅をする人も多い」と述べ、「各々のサービスを、より魅力的に彼女たちに妄想させることが重要」と提案した。

 最後の「旅先でのスケジュール」は、短い日数で行程を組む“効率主義”が欠かせないとした。「仕事の休みが取りづらいといった意見が多い。旅行中の彼女たちは、早朝から行動することもいとわない」と報告した。

 野々村氏は同社がプロデュースしたニッチな旅について、「インフルエンサーのカフェトラベラーと行くバンコクツアーは、2泊3日で14万8000円と高額ながらも発売から1週間で募集人員15人が満席になった」と紹介。

 ツアーの特徴は、1日で3~4軒のカフェをめぐるほか、カフェを貸し切って写真撮影に専念する時間を確保。造成の際は「企画段階からSNSで情報発信し、読者を巻き込んで作る手法をとった」と述べ、読者が自ら企画造成に参加している意識を持たせることが必要だと総括した。

新型コロナウイルスに関する旅行意識調査

 同社は今年3月29日(日)~31日(火)、TabiMUSE公式ライン登録者と公式インスタグラムフォロワーを対象に「新型コロナウイルスに関する旅行意識調査」を実施。回答した454人のうち、26~35歳までの層が52%、ミレニアル世代が約80%を占めた。

 「再び海外旅行に行くために検討を始めるタイミングは」の問いには、「WHOが『終息宣言』を発表したら」と答えた人が5割にのぼり、専門機関の情報が必要とされていることが伺える。

 「事態終息後に行きたい旅先」は、ハワイが44.7%と半数近くを占め、次いでオーストラリアの24.7%、日本国内の23.8%と続いた。4位以降はタイや韓国、バリなど近隣アジア諸国が占めた。

 同社では3月上旬に行われた前回の調査と比較し、「すべてのエリアの数値が上昇し、収束後の旅行意欲はすでに高まっていると感じられる」と分析する。そのうえで野々村氏は、「ハワイ、韓国、台湾はリピーターが多く、人気が落ちない。終息後はこれらの地域から海外旅行に出掛けるのでは」と述べた。

 さらに、「旅の魅力を発信し続けることが大事。次回の旅に対して、より楽しみに思っている人がいる。国やサービスの魅力を発信することで、必ず受け止めてくれる人がいる」と力を込めた。

 一方で、「まず国内で旅の感覚を取り戻して、国内旅行を盛り上げることが海外旅行の復活につながるのでは」と期待を寄せた。

国内女子旅プロモーション・オンライン無料相談サービス

 バリーズでは4月15日(水)から、国内女子旅プロモーション・オンライン無料相談サービスを始めた。オンラインビデオ会議を通じて、女性向けの宿泊プランやメニュー開発、SNSの活用方法などを相談できる。事前ヒアリングフォーム(https://forms.gle/H3rd333mhdVMrwdw6)に入力後、担当者から折り返し連絡がくる仕組みとなっている。

【にっぽん旬旅】~動画で各地の魅力紹介~東京都青梅市

2020年4月16日(木)配信

 1泊2日の女性2人旅というコンセプトをもとにした、青梅の観光を「疑似体験」できるような動画です。

 「都心から約1時間で行ける自然豊かな青い世界」~豊かな自然と景色、それを満喫できるハイキングやレンタサイクルやリバーアクティビティに加え、江戸時代から続く酒蔵や藍染め、御岳山の宿坊や満天の星空、青梅産クラフトビールバー等、青梅の魅力をギュッと凝縮しました!

 動画内に出てくるOme Blue(青梅ブルー)とは、青梅市に住み、働き、活動するすべての人が、それぞれの立場の自由な発想で参加可能な地域プロモーションの取り組みです。

 Ome Blueの゛Blue”は、青梅縞の「藍色」、青空、渓流、若葉、青果等の「青色」、そして青梅の「青」を表しています。訪れるすべての人がOme Blueに触れていただくことで、まちのファンになってもらえれば、という想いが込められています。

都心から約1時間で行ける自然豊かな青い世界

“巣ごもり疲れ”解消に グランピングエリア「グランヴォー スパ ヴィレッジ」、中学生以下の子供対象の無料宿泊サービス開始

2020年4月16日(木) 配信

施設イメージ

 体験型リゾート施設「sport & Do Resort リソルの森」(千葉県・長柄町)は5月7日(木)~7月10日(金)まで、ファミリー向け特別支援サービスを提供する。

 天然温泉も楽しめる新グランピングエリア「グランヴォー スパ ヴィレッジ」の宿泊代が、大人1人に付き中学生以下の子供1人無料となる。受付は、4月17日(金)から。

 人の少ない大自然の中のリゾート施設という特性を生かして考案された今回のサービス。「新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請と臨時休校措置が続き、特に小さな子供の不安やストレスが大きくなっている状況のなか、家庭での“巣ごもり疲れ”解消につなげていただければ」という想いから誕生した。
 
 宿泊は、自然を感じながら上質なグランピングが楽しめる「テントキャビン」、広々としたウッドデッキからなるアウトドアリビング&ダイニングで森の四季を満喫できる「テラスハウス」、「グランテラス」から選択が可能。2泊目以降も支援サービスが適用されるので、長期滞在も可能だ。

 また、フォレストアドベンチャー・ターザニアや、ゴルフ、乗馬体験、SUPなど宿泊期間中に子供が楽しめるアクティビティも多数用意しているほか、宿泊者のみ利用可能な露天風呂付き天然温泉「紅葉乃湯」も無料で楽しめる。

感染症予防対策について

利用者の健康と安全並びに公衆衛生を考慮し、
・館内入口やレストランなど、複数箇所に消毒液を設置。
・食事の提供は、ビュッフェ形式を休止し、夜はバーベキュー、朝はモーニングボックスの配布などで対応。(食事付プランの場合)
・宿泊施設にチェックインの際、非接触型体温計による検温。
・混雑を避けるため、宿泊部屋数を限定して案内。
など、より安全に快適に自然のなかでの宿泊を楽しめる環境を整えている。

「ファミリー向け特別支援サービス」概要

期間:5月7日(木)~7月10日(金)

予約受付開始:4月17日(金)

内容:宿泊者大人1人につき、中学生以下の子供1人の宿泊代が無料。

※同プランは素泊りプラン。食事希望の場合は、事前に予約。持ち込みBBQは利用できない。

料金:大人1人、1万1千円~(税金・サービス料込み、料金は時期や空室状況によって変動)

購入時に宿泊日を決めない「みらいパスポート」発売 「THIRD 石垣島」

2020年4月16日(木) 配信

当日の空室のなかで最高ランクの部屋に泊まれる「みらいパスポート」

 スターリゾート(佐々木優也代表、沖縄県那覇市)が開発・運営している石垣島初のライフスタイルホテル「THIRD 石垣島」はこのほど、購入時に宿泊日を決定しない宿泊チケット「みらいパスポート」を売り出した。年間通して使える「オールシーズンチケット」と制限がある「オフシーズンチケット」の2タイプを用意する。

 今年10月~来年12月まで利用できる同チケットは、予約した日の空室のなかで最も高いランクの部屋に宿泊することができる。部屋タイプはチェックイン時に案内する。また、宿泊費だけでホテル内での料飲・施設利用サービスが何度でも利用可能な「オールインクルーシブ」も適用できる。

 同ホテルは、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて今年4月に予定していた開業を延期した。現在は感染症の状況を伺いながら、開業の準備を進めている。

「みらいパスポート」概要

料金:2万円~

利用人数:チケット1枚につき1人

宿泊利用可能日程:

オールシーズンチケット:2020年10月1日~2021年12月31日

オフシーズンチケット:以下日程以外の期間

1月1~4日、3月20~31日、5月2~4日、7月1~31日、8月1~31日、9月4~5日・11~12日・18~22日・23~27日、12月30~31日

※新型コロナウイルス感染症拡大の状況によって日程を延長する場合もある

子供の宿泊:

未就学児:無料

小学生:1人2000円 ※宿泊日当日現地での支払い