No.377 女性が活躍する社会の実現 - “仕事継続をあきらめないで”
女性が活躍する社会の実現
“仕事継続をあきらめないで”
政府は6月24日、成長戦略「日本再興戦略改訂版」を閣議決定した。第2次安倍晋三内閣は発足当初から女性の活用を掲げてきたが、改訂版では女性の就業率を2020年までに73%へ、指導的地位を占める女性の割合を約30%まで高めることを改めて明記した。各所で取り組みが進むなか、日本の次世代社会モデルを検討するプラットホーム「プラチナ社会研究会」の分科会では、女性が活躍する社会の実現に向け、女性視点で議論を展開。社会全体への提言のほか、女性自身にも「仕事継続をあきらめない」ことなどを提案する。
【飯塚 小牧】
人生の中で重点を変え、仕事も生活でも自己実現
三菱総合研究所が事務局を務めるプラチナ社会研究会は、高齢化問題などを産業化することで、デフレと雇用問題を解決しようという「プラチナ構想」に基づき、次世代社会モデルを検討し、社会に提示していくためのプラットフォーム。2010年に設立され、14年5月現在、民間企業や自治体、教育機関など401団体で構成する。観光産業では、旅行業の近畿日本ツーリストやJTB、地方団体のやまなし観光推進機構などが参画している。
同プラットフォーム内の「女性のライフスタイルから考えるプラチナワークスタイル分科会」(幹事=博報堂、凸版印刷、三菱総合研究所)は、…
※ 詳細は本紙1552号または7月25日以降日経テレコン21でお読みいただけます。