「WE ROOM」ビジネス版を発表 リアルとオンラインつなぐ
2021年11月22日(月)配信
総合プロデュース企業の八芳園(井上義則社長、東京都港区)は11月17日(水)、オンラインイベントプラットフォーム「WE ROOM」を発表した。イベント主催者のライブ配信を視聴しながら、参加者同士及びイベント主催者と参加者による双方向の同時通話を実現。これにより、オンラインとリアルを組み合わせたハイブリットイベントをサポートする。
WE ROOMの特徴は、オンライン空間内に仮想テーブルを用意し、席次ごとにグループ分けが可能。加えて、オンライン空間内のテーブルを自由に移動でき、他のグループ参加者とのコミュニケーションができる。また、スクリーンモード機能で、リアル会場とオンライン空間を自由に行き来ができ、一体感を演出できる。
結婚式のためのオンラインツールとして今年4月に誕生し、さまざまな業界の企業が開催する大規模なイベントやセミナー、集団面接、社内研修などにも導入。今後はウィズコロナ時代の新オンラインプラットフォームとして、より幅広く一般企業にも利用できるように事業規模の拡大をはかっていくとした。
同日、WE ROOMを活用したメディア向け発表会を開いた。今後のオンラインイベントについて、八芳園の薮嵜正道取締役経営管理部長と、WE ROOMの活用実績があるJTB新宿第一事業部の坂井弘和氏の対談が行われた。
坂井氏はオフライン開催の課題であった、収容規模の拡大(オンラインによる参加)、来場者の会場までの移動や日程調整などの物理的課題を解消できると指摘。イベント開催の効果分析もしやすくなると伝え、「これからはオンラインとオフラインを目的に応じて掛け合わせたハイブリットが非常に拡大していく」と力を込めた。