国内での新規オークラブランドは約20年ぶり 22年1月にホテルオークラ京都開業へ
2021年11月26日(金) 配信
「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」(京都府京都市左京区、新川達也開業準備室長)が、2022年1月20日(木)に開業する。「ホテルオークラ」ブランドの国内での新規開業は約20年ぶり。京都の伝統工芸を担う後継者6人によるプロジェクトユニット「GO ON(ゴオン)」の工芸品で彩られた、小規模の富裕層向けホテルが誕生する。開業日決定に伴い、宿泊とレストランの予約受付を11月25日(木)から開始した。なお、同ホテルは三菱地所が開発し、オークラ ニッコー ホテルマネジメントが委託を受けて運営する。
「GO ON」は2012年に立ち上がった、京都の伝統工芸を担う後継者6人による日本の伝統工芸の新たな価値を発信するプロジェクトユニット。未来を探り、可能性を思考しながら工芸の世界に留まらない活動を続けている。 ホテル館内には、「GO ON」の全員が集結し、京都の伝統に新風を吹き込んだオリジナル作品が設えられている。「GO ON」の6人全員がホテルとコラボレーションするのは初めての試みで、いずれも今回のために制作された一点物。
東山に佇む山荘をテーマに設えた客室は60室。客室内には、山荘から眺めた湖畔に映る水面を独自の織り技で立体的に表現した細尾の西陣織や、銘木「北山杉」の丸太を柱に使用して床の間に見立てた違い棚など、素材感や天然の風合いを楽しめる客室に仕上げている。このほか、唐紙を使用したウェルカムアートや、スイートルームには書家の川尾朋子氏が書き下ろした作品が宿泊客を迎える。
また、客室廊下に設えたルームナンバーが記された照明は、手作りの茶筒では日本で一番古い歴史を持つ「開化堂」の茶筒と同様の製法で作られているという。
開業を記念し、特別プランを設定している。宿泊開始日は2022年1月20日(木)チェックインから。特典として、一般客はベスト・アベイラブル・レートより15%オフ、One Harmony会員はベスト・アベイラブル・レートより通常の会員優待5%オフに加えて20%オフになる。また、ウェルカムドリンクや客室内のミニバーフリー、開業記念ギフトが付く。宿泊料金はダブルルームで1室2人利用時で1人4万7483円(朝食付き、税・サ料込)から。