〈観光最前線〉観光地でカーシェアリング
2021年12月2日(木)配信
市街はカーシェア、観光地はレンタカー。経験則でそんな印象を抱いていた。今回はそこに風穴が開いた話です。
先日、JR郡線を走った観光列車「風っこ号」に往復乗車した。終点、常陸大子駅での折り返し時間は約4時間。「奥久慈しゃも」も食べたいし、紅葉の「袋田の滝」にも足を延ばしたい。思案するも「車がないと無理そう」とあきらめかけたところ、EVカーシェアリングを見つけた。
早速、会員登録。3時間の「チョイ乗り」予約を済ませ、いよいよ当日。開錠は免許証を車にかざすだけ。EVは初めてで、運転自体も楽しめた。実証実験中で利用料金は通常の約半額、1300円ほど。
後日調べたら、飛騨高山で2人乗りEVを配備するなど、各地で取り組みが広がっている模様。今後ぜひ利用したいと思った。
【鈴木 克範】