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「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(12月号)」

2021年12月14日
編集部

2021年12月14日(火)配信

http://zoomjapon.info

特集&主な内容

 かつて日本の年末年始といえば、「男はつらいよ」の新作が日本中で公開されていました。フランスでは来年、日本以外で初めて、「男はつらいよ」の全50作品がパリ日本文化会館で1年をかけて上映されます。この機会に本誌では、日本人にとって「寅さん」がどういう存在なのかを文化的に、歴史的に、社会的に紹介しました。山田洋次監督と倍賞美津子さんにも独占インタビューをしました。本誌編集長にとっても、山田監督は「日本に関心を持つきっかけで、最もインスピレーションを受けた人のひとり」で、この度700㌻以上の「Le Japon vu par Yamada Yoji(山田洋次が見た日本)」も出版しましたが、これは山田洋次氏の歴史や映画作品の解説や分析だけではなく、本誌が目指している日本を知るための新しいアプローチの1つです。

〈フランスの様子〉クリスマスツリーのレンタル

国営放送France 2、12月6日のお昼のニュースより。「フランスのアイデア:クリスマスツリーはレンタルで」

 フランスでは12月に入ると、各家庭のリビングなどにクリスマスツリーが置かれる習慣になっていて、毎年600万本近くのツリーが飾られているという。◆ワンシーズン限りで使い捨てのクリスマスツリーは、ものによっては遠い海外からの輸入であったり、プラスチック製だったりするが、世界でも環境問題への意識が高いフランスでは、数年前から、より環境に優しいものや代替品の話題、あるいは年明けの処分の仕方などがこの季節の話題になっている。◆昨年は、国内生産や無農薬のクリスマスツリーの話題などがあったが、この12月始めに国営放送のお昼のニュースで取り上げられたのは、クリスマスツリーのレンタルだ。◆数年前から始められているこのサービスでは、顧客は自分のツリーを決めると、シーズンの間だけ家に持ってきて飾り、シーズンが終わるとお店に返却。お店では土に植え戻して、世話をして、各家庭がつけた名前を持ったツリーはまた次の年に貸し出されるという。◆1割ほどは枯れるなどしてしまうが、同じツリーを毎年借りることで愛着もわき、子供たちの環境意識の教育にもなるという。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉

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