JTBなど、新潟・雪国観光圏内でMaaS実証実験始める
2021年12月13日(月)配信
JTB(山北栄二郎社長)は12月9日(木)から、新潟県南魚沼市・湯沢町・十日町エリアで、「究極の雪国ものがたり~絶景と薬湯とにいがた清酒を愉しむ旅」の交通実証実験を始めた。同エリアの観光地域づくり法人「雪国観光圏」をはじめ、越後湯沢温泉観光協会、松之山温泉合同会社まんまと連携して実施する。
地域ならではの雪道での運転や2次交通の課題に対して、新ルートバスやAI乗り合いタクシーの交通手段を用意。スマートフォンアプリ1つで予約・決済できる「JTB MaaS API Gateway」を活用し、越後湯沢温泉から宿・スキー場へは無料のシャトルバスも運行する。
また、同エリアに点在する魅力的な観光スポットを知ってもらうため、アプリに観光レコメンド機能も順次実装し、域内周遊を促す見通しだ。
新ルートバスは、越後湯沢駅から道の駅南魚沼や六日町温泉を巡る「魚沼雪里ライナー」と、越後湯沢駅から清津峡や松之山温泉を巡る「雪国豪雪ライナー」を運行する。一方のタクシーは、まつだい駅から松之山エリアに設定された乗降ポイントを周遊運行するタクシーと、AIを活用したタクシー配車サービスを利用するAI乗り合いタクシーを利用できる。
運行期間はどれも来年2月13日(日)までだが、運休日はそれぞれ異なるため「雪国観光圏 究極の雪国ものがたり」特設サイトで要事前確認。旅行代金は500円から。