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参加人口4年ぶり増加、団塊ジュニア参入で750万人(オートキャンプ白書2014)

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 日本オートキャンプ協会(吉田章会長)がこのほど発表した「オートキャンプ白書2014」によると、13年のオートキャンプ参加人口は、人口ボリュームの多い「団塊ジュニア世代」の参入で4年ぶりに前年(720万人)を上回り750万人となった。キャンプの経験年数は、「キャンプ経験1年」が22・6%と前年の20・4%を上回り、新規参入キャンパーの増加を示している。キャンパーの平均年齢は団塊ジュニア世代にあたる41・5歳。
【増田 剛】

 13年のキャンパーの平均年齢は、12年の40・7歳から0・8歳上がって41・5歳。この10年の平均年齢を見ていくと、03年の38・7歳から上昇傾向にある。

 年齢の分布では、40―49歳が37・7%、30―39歳が37・1%と子育て世代が74・8%と全体の約4分の3を占めている。また、20代が前年の4・1%から6・8%と大きく伸びたのが特徴で、若い世代の参入も目立っている。

 自宅から利用したキャンプ場までの距離をみると、「50キロ圏内」は26・5%、「100キロ圏内」は24・1%と合わせて5割を超える人が自宅から100キロ圏内でキャンプを楽しんでいることがわかった。

 また、13年のキャンプ場の平均稼働率は11・1%と、12年の10・8%を上回った。また、東日本大震災前の10・9%を超えて全国的に好調のようだ。

 オートキャンプの将来性についても、「拡大発展すると思う」が18・2%と、12年の17・1%に比べ1・1ポイント上昇するなど、期待も高まっている。

 13年のキャンパーの特徴としては、「グループ利用が増えた」(29・3%)が最も多く、(2)デイキャンプが増えた(20・4%)(3)シニアの利用客が増えた(18・2%)(4)女性グループの利用が増えた(15・9%)(5)手ぶらのキャンパーが増えた(15・6%)(6)3世代キャンパーが増えた(13・7%)(7)外国人の利用が増えた(10・2%)――などで、女子キャンプや外国人の利用増といった新しい動きも出てきている。

 13年にキャンプ場に泊まった数「延べキャンプ泊数」は平均5・3泊で、12年の5・5泊から0・2ポイントの減少となった。最も多かったのが「1―2泊」の36・1%。次いで「3―4日」が23・1%、「5―6日」が13・5%、「7―10日」が12・5%、11泊以上が9・6%の順となっている。

 ペットの対応では「ペットOK」が71・0%、「ペット禁止」が28・0%、「無回答」が1・0%で、この割合は08年以降大きな変化はないという。

 そのほか、キャンプ用品の市場規模(登山用品・ウェア・シューズを除く)は前年比6・0%増の499億円と3年連続で上昇傾向にある。

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