新潟県観光協会 「佐渡島の金山」もPR 大阪市で商談会開く
2021年12月24日(金)配信
新潟県観光協会は11月30日、大阪市内のホテルで関西圏の旅行会社や交通事業者、マスコミなどを集め、観光商談会を開いた。新潟県をはじめ、佐渡市や上越市、妙高市、弥彦村、新潟市など県内各自治体の担当者ら約60人が来阪し、それぞれ冬から来期に向けた観光素材をアピールした。
新潟県観光協会の早福亮局長は「インバウンドは、なかなか先が見えないが、国内は確実に戻り始めている。我われとしては、できることから着実にやっていくというスタンスで今後も取り組んでいく。2023年度末予定の北陸新幹線福井・敦賀延伸や、25年の大阪・関西万博開幕など楽しい話題も控えている。皆さんと力を合わせ、新潟県の観光振興に努めていきたい」とあいさつした。
新潟県内の新型コロナウイルス感染者数は、8月中旬の798人(1週間累計)をピークに減少傾向にあり、10月15日には県独自の警報を解除。現在は感染者数がゼロや数人程度で推移している。
県内旅行者については、コロナ禍前の19年は、年間で約1100万人の宿泊者が訪れたが、20年は大幅に減少。21年は、20年よりは回復傾向にあるが、19年と比べると、まだ6割程度にとどまっている。
早福局長は「新潟県観光協会大阪観光センターでも、旅行商品の造成支援や情報発信に取り組んでいる。ぜひ、送客を」と呼び掛けた。
会場では、23年の世界文化遺産登録を目指す「佐渡島の金山」についても、その歴史や普遍的価値、見どころなどが紹介された。