クラブツーリズム 大阪歴博と包括連携 学芸員案内のツアー販売
2021年12月29日(水)配信
クラブツーリズム(酒井博社長、東京都新宿区)はこのほど、大阪歴史博物館(大澤研一館長、大阪府大阪市)と連携協定を結び、新たに同館の学芸員が案内する歴史ツアーを売り出した。
第1弾は、没後1400年を迎えた聖徳太子にスポットを当てた日帰りツアーで、昨年10月30日に「古代史1日学校in大阪歴史博物館」、12月11日には「難波を目指した太子道へ」前編を行った。1月22日には、「難波を目指した太子道」後編を予定する。
両者は10月1日、「相互の人的、物的、知的資源を有効に活用した協働による活動を推進し、地域の活性化をはかること」を目的に、包括連携協定を締結した。同社が博物館と連携協定を結ぶのは今回が初めてとなる。
同社の中村朋広取締役テーマ旅行本部副本部長は12月2日に開いた会見で、「歴史ものは当社でも人気のあるテーマだが、今回の締結で、さらに深化した歴史ツアーが可能となった。今後は、シリーズ化するとともに、大阪歴史博物館で所蔵する普段は公開されていない品々の特別公開なども行い、大阪の歴史的魅力を発信していきたい」と意気込みを語った。
大澤館長は「歴史と観光はもともと親和性が高いもの。歴史を理解するには場所の存在が重要であり、現地への旅は不可欠。クラブツーリズムと我われの力を合わせることで、歴史の奥深さを、より知ることができるはず。今回の協定を機に、新しい歴史旅をつくり上げていきたい」と抱負を述べた。