アニメツーリズム協会、アニメ聖地88発表 トキワ荘なども加わる
2021年12月23日(木) 配信
アニメツーリズム協会(富野由悠季会長)は12月20日(月)、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2022年版)」を発表した。新しい聖地に埼玉県蕨市の「さよなら私のクラマー」のほか、施設として「豊島区立 トキワ荘マンガミュージアム」(東京都)など15カ所が加わった。今年は、作品の舞台・モデルとして116カ所、施設・イベントに26カ所が選出されている。
投票は、世界中のアニメファンを対象に2021年6月21日(月)~11月30日(火)まで、Webで実施。全世界から約4万票が集まった。これらの結果から、著作権者やアニメ聖地の地方自治体、観光協会などと協議し、決定した。
同日に東京都内で開かれた発表会で、アニメツーリズム協会の角川歴彦理事長は「日本アニメの人気が高まっている」とし、「(同聖地を通じて)日本の存在感を世界に広めていけるよう協力してほしい」と呼び掛けた。
来賓として参加した観光庁の大野達観光地域振興部長は、「訪日外国人観光客の需要回復が見込めないなか、アニメをきっかけに地域を訪問した人がリピーターになり、国内旅行を活性化してほしい」と期待を寄せた。