高山マネジメントが破産 負債は約1億4000万円
2022年1月5日(水) 配信
ホテル運営会社の「高山マネジメント」(小出英子社長、岐阜県高山市)は昨年12月3日(金)、岐阜地裁高山支部から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約1億4000万円。
同社は2013(平成25)年5月に、世界80カ国でホテルチェーンを展開する米国のベストウェスタンホテルインターナショナル社のライセンサーの1社、ランドーナージャパン(愛知県名古屋市)の子会社として、会社分割により設立した。
JR高山駅前に立地するベストウェスタンホテル高山を運営。幅広い価格設定の78室を有し、館内にはレストランやエステティックサロン、サウナ付き入浴施設なども併設。19年9月期の年間収入高は、約3億8000万円を計上していた。
しかし、20年2月以降の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、同年9月期の年間収入高は約1億7000万円に下落し、赤字を余儀なくされていた。先行き改善の見通しが立たないことから21年10月にランドーナージャパン高山マネジメントから現商号に変更し、今回の措置となった。
なお、同社が運営していたホテルは、ソラーレホテルズアンドリゾーツ(東京都港区)が運営を引き継ぎ、従業員の大半も再雇用し、同年11月15日に「チサングランド高山」としてリブランドオープンしている。