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東日本大震災・原子力災害伝承館 福島で複合災害伝える

2022年1月16日
営業部:鈴木 克範

2022年1月16日(日)配信

最初に大型スクリーンで発災前後を紹介

 福島県双葉郡双葉町に「東日本大震災・原子力災害伝承館」が開館し1年が経った。27万点にも及ぶ資料など、複合災害の記録と教訓を生かし、震災の記憶の風化防止のための情報発信を行っている。

 建物は地上3階建て、延べ床面積は5256平方㍍。最初のプロローグシアターでは、床を含めた7面のスクリーン映像により、震災と原発事故、復興と今後の未来について考える入口としている。続いて、地震や津波、それに続く原発事故の経過、避難生活や国内外からの支援や当時の報道を振り返る。また、「古里の日常」が一変したようすを伝える県民の想い、さらには復興への挑戦など、時系列に沿ったコーナーが続く。

ガラス張りの外観が印象的

 教育旅行や防災学習の受け入れにも力を入れる。解説を聞きながらのフィールドワークや語り部講話を通じて、参加者が主体的に学び、考えることを促す。プログラムの組み合わせにも柔軟に対応する。

 入館料は大人600円、小中高校生300円(20人以上の団体は各々2割引き)。小中高校生が学校教育の一環として訪問する場合、事前申請のうえ認められると入館料が免除される。駐車場は大型バス10台、乗用車111台を収容。

 問い合わせ=☎0240(23)4402。

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