さがMaaS事業実行委員会 佐賀県にMaaS導入 交通の最適経路を提案
2022年1月19日(水)配信
佐賀県の交通を考え、ベストな移動環境を目指す「さがMaaS事業実行委員会」(会長=佐賀県地域交流部交通政策課長)は昨年12月14日に「SAGA Mobility LABO」を発足した。1月11日からは、トヨタファイナンシャルサービスのスマートフォンで複数の移動手段から乗車券などを購入できるマルチモーダルモビリティサービス「my route」を導入した。
「MaaS(Mobility as a Service)」はスマートフォンなどを活用し、1つのアプリで目的地まで鉄道やバス、タクシー、カーシェアなど複数の移動手段を組み合わせて、最適な経路・検索や観光情報、予約決済などができるサービス。
佐賀県では人口減少に加え、新型コロナウイルスの影響で公共交通利用者が減少。マイカー依存が増加し、公共交通への認知不足など課題を抱える。
同プロジェクトには西日本鉄道や九州旅客鉄道に、地元のバス、タクシー、自動車販売会社と自治体など26法人・団体が参画し、課題解決に向けてさまざまなアイデアの実現を目指す。
具体的には①「my route」を導入して最適経路を提案するマルチモーダルルート検索②県内の観光情報とイベント情報との連携③バス乗り放題と地域クーポンがセットのデジタルチケット販売④2次交通としてのカーシェア導入拡大――などに取り組む。