ロケ誘致の指針「LTCマーク」認定試験を実施 ロケツーリズム協議会
2022年1月27日(木) 配信
ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長)は2022年1月20日(木)、リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)で今年度5回目となる会合を開き、ロケ誘致のノウハウを持つ団体・個人を対象とした「LTCマーク」の認定試験を実施した。
LTCマークは協議会の正会員で、年度内に開かれる全5回の協議会参加やロケ誘致実績、クラス別認定試験への合格を条件に、ロケツーリズム協議会が認定するもの。「安心して相談できる協力的な地域、企業」として映像制作者からの信頼も厚い。2月17日(木)に認証式が行われるが、団体約15件、個人は初級・中級合わせ約20人が、新たにLTCマークを取得する見込みだ。
このほかグループワーキングでは、映像制作者側が地域に、撮影・編集、情報発信のノウハウを売り込む「映像商談会」も開催。「企画からキャスティング、制作までをワンストップで」「(複数の短編映像を)連続ドラマ風に撮影しては」など、熱のこもった提案が続いた。なかでも提案各者が強調したのは「(映像を)作ったあとの発信や活用」。参加する自治体からも、質問や「情報発信を共にできれば」などの声が相次いだ。
このほか、昨年11月の協議会マッチング大会がきっかけで「ドラマ『ハレ婚。』」(ABCテレビなど)の撮影が決まった神奈川県湯河原町など、最新事例も報告された。藤崎会長は、コロナ禍でさまざまな制限があるなかでも、「一歩前へをキーワードに」と参加者へ呼び掛けた。