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JTBなど、「みなといちご」開発 気仙沼の食品ロス削減で

2022年1月28日
編集部:長谷川 貴人

2022年1月28日(金)配信

規格外イチゴと未利用のチョコを使った「気仙沼 みなといちご」

 JTB(山北栄二郎)は、ロスゼロ(文美月社長)と気仙沼まち大学運営協議会の協業で、アップサイクル食品「気仙沼 みなといちご」を共同開発した。宮城県気仙沼市のイチゴ農家で発生した規格外イチゴと、未利用のチョコレート素材を組み合わせたスイーツ。ロスゼロのオンラインショップで1月28日(金)から、日本橋三越本店で2月2日(水)~14日(月)までの期間限定で売り出す。

 同商品は、不揃いで出荷できないイチゴをフリーズドライ化し、未利用で上質素材のホワイトチョコレートと合わせてキューブ型に成形して瓶詰め。あえて形を生かし、メッセージ性のあるスイーツとして商品化した。

 イチゴを出荷する気仙沼市階上(はしかみ)地区の農家は、東日本大震災の津波で栽培施設の9割が流出する被害に遭った。現在は若い農家の人も立ち上がり、「気仙沼いちご」ブランドの復活に精力的に取り組んでいる。同市で収穫したイチゴを余すことなく使う食品ロス削減と、被災したイチゴ農家を応援する地方振興につなげる。

 他方で、JTBとロスゼロは食品ロス削減と地域の魅力再発見、それぞれの分野で社会課題の解決にアプローチするなかで考えが一致し、2021年11月から両社の連携を開始した。協業するなかで、気仙沼市階上地区でイチゴ栽培の復活を目指す農家の存在を知り、気仙沼まち大学運営協議会の協力を得てアップサイクル化した。

 なお、瓶ラベルデザインは気仙沼市在住デザイナーが担当した。

 販売価格は2600円(税込)、内容量は220グラム。

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