パリで「RYOKAN」発信、来場者と日本文化で触れ合う(全旅連青年部)
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の青年部(山口敦史部長)は訪日外国人誘致に向けて7月2―6日にフランス・パリで開催された「ジャパンエキスポ」に参加し、「RYOKAN」を日本固有の宿泊文化として世界へ発信した。
開催期間中、会場にはフランス各地だけでなく、欧州全土の若者を中心に26万人が訪れた。青年部は、畳や障子、掛け軸など「和」の設えを施したブースを設け、山口部長をはじめ、総勢13人の旅館の若女将、若旦那が和服姿でさまざまなおもてなしを通して「RYOKAN」をアピールした。
ブースに訪れた約2千人は浴衣姿となって旅館の客室に設えたスペースで記念撮影を行う旅館疑似体験や、舞妓さんとの交流、抽選会などのアトラクションに参加し、いずれも行列ができるほど好評だったという。
参加した若女将、若旦那らは「来場者との触れ合いのなかで、『RYOKAN』を直接発信することができ、手応えを感じた」とし、期間中に実施したアンケートの結果からも「さまざまな角度からの発信が必要」と改めて認識できたことから、青年部は今後も継続的に情報を発信していく予定だ。