test

JTB、湯河原に観光型MaaSを 「梅の宴」期間に実証実験

2022年2月7日
編集部:長谷川 貴人

2022年2月7日(月) 配信

旅行者がスマホで快適に移動・滞在できるサービスを提供する

 JTB(山北栄二郎社長)は、神奈川県・湯河原町の春の風物詩「梅の宴」期間中の2月5(土)~20日(日)まで、観光型MaaSを導入した実証実験を行っている。湯河原町と湯河原温泉の観光関連事業者の協力のもと、「こころ湧く、梅薫る湯河原 お得な街巡り」と題して、湯河原町エリアで実施している。

 約4000本の梅の花が紅白の美を競い合う「梅の宴」に合わせて、感染症対策ガイドラインを遵守のうえ、町内の回遊性向上をはかるバスや、箱根からの観光客の流入を促すためのアクセスバスなどを運行し、温泉地での過ごし方や食の楽しみの選択肢を増やした。併せて、町全体での需要喚起を目的としたAIオンデマンドタクシーや、観光関連事業者の着地型旅行商品も用意し、湯河原温泉観光協会HP内の特設ページで販売している。

 また、湯河原町内にディスプレイを設置し、観光地やレストランの魅力をPRすると共に、湯河原温泉観光協会HP内の特設ページへの予約導線とした。「日帰りでは楽しみ切れない街へと昇華」をコンセプトに、「域内周遊促進の向上」や「日帰り観光客の宿泊化」を目指す。

 湯河原町観光課では、①事業者間の連携構築②湯河原エリア周遊の仕組みづくり③宿の泊食分離を通じた地域経済の活性化――の3つを検証することを目的とする。「梅の宴」の会場となる湯河原梅林と温泉街がエリアの両端に位置することから、両エリアを観光MaaSの仕組みでつなぎ、駅前など中間エリアの活性化も目指す。

 湯河原町観光協会の久能木孝一企画課長は、「湯河原を知っているけれども来たことがない若い人に興味を持ってきていただく。そして生の声をSNS(交流サイト)で発信してもらうきっかけになれば」と、今回の実証実験への期待感を語った。

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。