「新三国トンネル」開通へ 群馬県みなかみ町と新潟県湯沢町を結ぶ国道17号
2022年2月21日(月)配信
□“上越国境”の安全性向上
群馬県・みなかみ町と新潟県・湯沢町を結ぶ国道17号新三国トンネルを、国土交通省高崎河川国道事務所は3月19日に開通すると発表した。現行の三国トンネルよりも幅員が広く、安全性の向上などが期待される。
同事務所によると、現行トンネルの供用開始は1959年。現在の三国トンネルは、群馬県と新潟県間において危険物積載車両が通行できる唯一のトンネルであり、関越自動車道の通行規制時における代替路として機能する一方、老朽化が進み、度重なる覆工の増厚による補修で大型車同士のすれ違いが困難になっていた。老朽化に伴う壁面の度重なる補修により、幅員が当初から50㌢狭まり5・5㍍となっていた。
新トンネルは長さ1・2㌔、幅員8・5㍍で、2013年9月に着工。安全性の向上に加え、引き続き物流や住民、観光客に不可欠な道路としての役割を果たす。
開通時間など詳細は後日発表するとしている。