X1Studio、hotel os発表 デジタル化で接客集中
2022年2月21日(月) 配信
X1Studio(エックスワンスタジオ、アチュリ・ウィリアム社長、東京都千代田区)は2月14日(月)、第50回国際ホテル・レストランショーで、ホテルのスマート化を推進するシステム「hotel OS」を発表した。
同システムは、IoTテクノロジーなどを活用したDXプラットフォーム。具体的には従来、利用客が手書きしていた宿泊者名簿を、スマートフォンによる入力で受け付けるプレチェックイン機能を搭載する。利用者は事前に顔写真を登録した場合、スマホ画面に表示されるQRコードと顔をホテルに設置された端末に認証させることで、自動でチェックインも行うことができる。
これにより、フロントスタッフが宿泊客から目線を外し、デスクの下にあるパソコンで予約情報を確認することがなくなることから、海保怜央取締役は「より質の高いおもてなしを実現できる」とアピールした。
また、同社はプレチェックイン機能を利用する宿泊客が到着前、客室に設置された空調を使うなどして、好みの室温に設定することができるシステムの導入と工事も担う。
多くの会社がシステムの開発と工事を分業するなか、一括で担うことで、「導入に必要な手間を削減する。さらに、業務をデジタル化し、ホテルスタッフが接客に集中できる環境を提供したい」(海保取締役)と力を込めた。
ホテルの上の階は、温かく、下の階は低温となる傾向から、「室温の希望に合わせて客室を案内することで空調を使用せずに、快適に過ごしてもらい、省エネも実現できる」と語った。
接客を顔認証で、進化が速いですね。