佐渡初のアウトドア拠点「佐渡アウトドアベース」 今年3月にオープン
2022年3月2日(水)配信
サンフロンティア不動産グループは2月8日に会見を開き、新潟・佐渡島初となるアウトドア拠点「佐渡アウトドアベース」を、3月19日にグランドオープンすると発表した。
サンフロンティア不動産は、東京都心部の中小型オフィスビルの再生と活用を中核とした事業を展開している。会見では、新潟県佐渡島の出身でサンフロンティア不動産の堀口智顕会長が登壇。「環境保護・人財育成・地域創生」を3つの柱に持続可能な社会の実現を目指し、子会社となるサンフロンティア佐渡の新たな取り組みとして、今年3月にオープンする佐渡島初のアウトドア拠点「佐渡アウトドアベース」と、同じく6月に開業する京都のホテル事業について説明した。
佐渡島の両津港佐渡汽船ターミナルから徒歩4分の場所にオープンする「佐渡アウトドアベース」。地方創生事業として、観光庁のインバウンド関連事業「アドベンチャーツーリズム等の新たなインバウンド層の誘致のための地域の魅力再発見事業」を活用し、佐渡島のさまざまな観光資源と地域の力をつなぐ。
以前は物流倉庫だった建物の半分をリノベーションして建てられた「佐渡アウトドアベース」を拠点に、佐渡島のさまざまなアクティビティ予約(事前・当日)やガイドを手配する。更衣室・コインシャワーやカフェ・休憩スペース、アウトドアショップ、イベントスペース、トレーニングブース、自転車メンテナンスブースのほか、フリーWi―Fiも完備し、ワーケーションなどの仕事ができる場所としても利用可能という。
クロスバイク、eバイク、ファットバイクなどのレンタサイクルや釣り・トレッキング用品のレンタルもできる。トレッキングで大佐渡山地を縦走したり、ダイビングやシーカヤック、ロードバイクで佐渡金山やたらい船などを巡る旅もできる。クラフトビール醸造所や酒蔵までサイクリングして、お酒を飲んだあとはホテルまでタクシーで送迎してくれるサイクリングツアーなども実施する予定だ。
サンフロンティア佐渡のシニアアドバイザーである清永治慶さんは「佐渡島は3、4泊しないと本当の魅力が分からない場所。今回の佐渡アウトドアベースができたことで、点だった観光アクティビティをつなぎ合わせるだけでなく、人と人が集うアドベンチャーツーリズムの拠点として育てたい」と語った。
自社やグループ会社で行っている宿泊業(たびのホテル佐渡、ホテル吾妻、ホテル大佐渡、ドンデン高原ロッジ)及び2次交通(おけさ観光タクシー・バス、気軽にレンタカー)と連携し、交通と宿泊、荷物輸送が一体となったサービスを提供することで、佐渡島全体で地域を盛り上げていきたい考えだ。
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一方、京都市最大の繁華街・四条河原町に2つのスタイルを持つ、和の温泉リゾートホテル「四条河原町温泉 空庭テラス京都」「四条河原町温泉 別邸鴨川」を6月20日にプレオープンする。
場所は阪急京都線「京都河原町駅」から徒歩2分で、鴨川が目の前を流れる好立地。屋上の「空庭テラス」では、テーブル席やソファのほか、昼間は足湯に浸かりながら東山の大パノラマが満喫できる。
同館の自慢は、敷地内から湧き出る自家源泉の天然温泉。街の中心で掘削した源泉天然温泉は、最上階の9階まで汲み上げた大浴場では深さ1・2㍍の立ち湯で絶景が楽しめる。泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウムを含む塩化物泉。
全102室の「空庭テラス京都」と同じ建物の中に存在する「別邸鴨川」は32室のラグジュアリーな客室で、全室に自家源泉の露天風呂を設置。全室が東山側に面し、2階以上の部屋にテラスを備えた。1階の部屋には壁伝いに滝が流れる仕掛けや水盤を用意した。
レストラン割烹「東山」では、京料理の達人が料理長として就任。京都の四季折々の割烹料理コースを届ける。このほか、水引き細工体験や茶道、華道を体験できるアクイティビティツアーや、京都の街中を浴衣で散歩できるのも楽しみの1つ。
両館とも2月9日からすでに宿泊予約を開始している。1人旅やカップル、女子旅向きの「空庭テラス京都」は1人1泊1万5千円。全室露天風呂付客室でラグジュアリーな旅が体験できる「別邸鴨川」は、1泊2食付き(2人)で8万―10万円クラスの価格帯を想定している。