上野駅前に2軒建設、16年の開業を予定(アパホテル)
アパグループ(元谷外志雄代表)はこのほど、東京・上野駅前に「アパホテル上野駅前」と「アパホテル京成上野駅前」の2ホテルを建設すると発表した。2016年の開業を予定する。
両ホテルの概要は、アパホテル上野駅前がJR上野駅不忍口から徒歩約4分の立地に建設。地上14階建てで全181室(ダブル180室、デラックスツイン1室)。16年2月の開業予定。京成上野駅前は、京成上野駅池之端口から徒歩約1分の立地。15階建てで全286室(ダブル285室、デラックスツイン1室)。開業は16年3月の予定。
元谷代表は起工式の記者発表で「上野駅周辺では初のアパホテル。上野恩賜公園や上野の森美術館などが近接し、ビジネスや観光に大変素晴らしい立地だ。2棟同時建設となるが、各々のホテルが新幹線・各路線への電車アクセス、成田空港への直通アクセス、高速道路へのアクセスと立地特性があり、競合することなく共存することで高稼働・高収益が見込める」と自信を見せた。
また、顧客層の中心であるビジネスマンにとって大切なことは「時間」と「駅前立地」と説明。ルームキーをポストに入れるだけでチェックアウト可能なサービスなどが好評を得ているとし、「今後も“駅前で宿泊するならアパホテル”と言われるよう利便性を重視し、駅前立地にこだわっていきたい」と語った。
一方、アパホテルのインバウンド戦略については「アパホテル銀座京橋・銀座宝町でみると、欧米人の個人客を中心に外国人客宿泊率は35%に達した。国内客、海外客の宿泊単価に価格差は設けず、単価の安い団体客は我われのターゲットではない」との考えを示した。