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「戦国最強の家老―細川家を支えた重臣松井家とその至宝―」 5月8日まで永青文庫で

2022年3月23日
営業部:後藤 文昭

2022年3月23日(水) 配信

「松井興長自筆諫言状」(部分)万治3年(1660)3月12日、松井文庫(八代市立博物館寄託)

 永青文庫(東京都文京区)で5月8日(日)まで、「戦国最強の家老―細川家を支えた重臣松井家とその至宝―」が行われている。

 細川家筆頭家老松井家の初代・康之と二代・興長にスポットを当て、永青文庫と松井文庫(熊本県八代市)の伝来品から、主君と家老の関係を東京で初紹介する展覧会。

 松井康之はとりわけ豊臣秀吉からその働きが評価され、直参大名取り立ての申し出を受けるも、細川家への忠義から固辞した人物。会場では細川家への忠義に感動した秀吉が与えた「唐物茶壺 銘 深山」が展示されている。

「松井興長自筆諫言状」(部分)万治3年(1660)3月12日、松井文庫(八代市立博物館寄託)

 松井興長は主君に対しても忌憚のない意見を述べ、50年にわたって細川家を支え続けた。今回の展覧会では、熊本藩3代藩主細川綱利に対し、領国・熊本で相撲取りを召し抱えようとしたことを諫めた5㍍にも及ぶ自筆の書状や、徳川家光から拝領したと伝わる「緋黒羅紗段替陣羽織」などを見ることができる。

 併せて、細川、松井両家と深いつながりを築いた千利休や古田織部、細川家に招かれた宮本武蔵ゆかりの名品も展示される。

「緋黒羅紗段替陣羽織」をイメージした寿司御膳

 同展覧会では、ホテル椿山荘東京とのコラボレーションランチも展開する。同ホテル内日本料理「みゆき」で、「緋黒羅紗段替陣羽織」をイメージした寿司御膳が味わえるプラン。永青文庫で次回行われる展覧会でもメニュー内容を変更したうえで同様のプランを展開することが決まっており、今後も両者でのコラボレーションを展開するなど、目白台エリアの活性化を目指す。

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