Kotozna、多言語翻訳ツール 母国語同士で会話可能に
2022年3月24日(木) 配信
Kotozna(後藤玄利社長、東京都港区)は3月16日(水)、最新テクノロジーを使用したコミュニケーションツールとJTBとの協業に関して、メディア向け説明会をオンラインで開いた。109言語に対応した3つの多言語コミュニケーションツールを紹介。このうち、宿泊施設向け多言語コミュニケーションツール「Kotozba In-room(コトツナインルーム)」に関して、協業するJTBの大阪第一営業部開発営業プロデューサーの玉崎元啓氏が情報を共有した。
はじめに「コトツナインルーム」について、宿泊客と宿泊施設スタッフ間で課題だった言葉の壁を解決すると説明。宿泊客はスマートフォンでQRコードを読み取ると利用でき、精度の高い自動機械翻訳により、異なる母国語同士のチャットのやり取りを実現できる。専用端末やアプリのダウンロードは不要。JTBを通じて国内で販売している。
次に、海外との取引や問い合わせを多言語でスムーズにする「Kotozba Live Chat(仮称)」を紹介した。シンガポールにて実証実験中で、ホテルの予約システムに導入し、同じく異なる母国語同士のチャットの問い合わせ対応を行っている。
最後に、文化財の海外PRを可能にする「文化財多言語解説システム」を紹介。29市町村80カ所以上で展開し、各地の文化財に設置した看板にあるQRコードを読み取ると利用できる。多言語で文化財の案内が読めるほか、地域の人と異なる母国語同士のコミュニケーションも実現する。
後藤社長は「日本国内だけではなく、海外に対してもさまざまなサービスを提供していきたい。異なる2つの言葉のやり取りを実現でき、世界中の宿泊施設で使えるものとなる。世界で通用するサービスに磨き上げていく」と力を込めた。