test

訪日客を日本各地へ、11月に新会社設立(HISとANAセールス)

社長就任予定の深木重和氏
社長就任予定の深木重和氏

 エイチ・アイ・エス(HIS、平林朗社長)とANAセールス(白水政治社長)は9月1日、海外からの訪日客を日本の各地方に送客する訪日外国人向けの国内旅行を販売する新会社設立を決めた。現時点で社名は未定で11月の設立時に決定する。来春から営業予定。

 新会社社長にはHIS本社新規事業開発室長の深木重和氏が、副社長にはANAセールス経営企画部担当部長の廣岡伸雄氏が就任する。

 主な事業は国内の旅行商品造成・予約管理で、訪日個人旅行に力を入れる。HISのハウステンボスや、地方の観光都市・施設を利用した商品を造成し、海外のHISで販売。海外ニーズに合わせるため、マーケット調査や海外支店を通じて商品を造成する。また、各地方の行政・観光施設が提案した観光素材まで案内できるようにしており、海外店舗販売をとくに重視している。ウェブ販売も展開する。

 新会社ではANAとHISのネットワークを駆使し、地方都市から地方都市へと移動できる仕組みを作り、これまで国際線の就航都市までしか来られなかった利用客が地方に行きやすくする。販売するのは国内旅行商品なので、日本に来るまではどの会社を利用しても問題ない。

 HISの平林社長は、「現在の訪日客は東京や大阪からの出入りがほとんど。新会社で地方都市・地方空港を活用し、日本の魅力を伝えたい」と述べた。ANAセールスの白水社長は「我われのネットワークを使えば首都圏やゴールデンルートだけではなく、日本の隅々まで行ける。各地方都市の活性化につなげたい」と期待を寄せた。

 HISの予約サイトや海外店舗、ANAの国内線最大のネットワークなど、それぞれのメリットを活かし、2020年の東京オリンピックまでに売上高100億円、送客20万人を目指す。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。