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大小27のセミナー、業界日プログラム決定 (ツーリズムEXPOジャパン)

2014年9月21日
編集部

 日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)が9月25―28日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開くツーリズムEXPOジャパンの業界日・26日のプログラムが決定した。JATAの旅博から継承する国際観光フォーラムのほか、各専門分野で役立つ大小さまざまなセミナーを27設置する。

 国際観光フォーラムは、午前10時30分から国連世界観光機関(UNWTO)事務局長のタレブ・リファイ氏が基調講演「旅の力で地域を元気にする」を行う。11時からは基調シンポジウム「オリンピック・パラリンピックを利用した観光振興~2020年以降の日本の姿とは」。モデレーターは首都大学東京教授・観光庁参与の本保芳明氏が務め、パネリストにはリファイ氏と英国政府観光庁会長のクリストファー・ロドリゲス氏、オーストラリア政府観光局本局局長のジョン・オサリバン氏、日本政府観光局(JNTO)理事長の松山良一氏を迎える。

 午後は、各分野に分かれてシンポジウムを行う。午後2時からの「アジア旅行市場分析」の今回のテーマは「成長するアセアン市場」。送り手として急成長し、注目を集めるマレーシアとタイの最新情報と日本の旅行会社のアジア戦略を討議する。並行して行う国内旅行シンポジウムは、「着地型観光による国内旅行需要創造」がテーマ。日本観光振興協会常務理事の丁野朗氏の基調講演のほか、JTB旅行事業本部観光戦略部長の加藤誠氏がモデレーターを務めるパネルディスカッションを行う。

 4時15分からは海外と訪日シンポジウムを開く。海外旅行シンポジウムのテーマは「2000万人を目指すための地方需要活性化の取組み~海外渡航自由化50周年~」。北海道知事の高橋はるみ氏らを招き、地方空港マーケットの可能性や、自治体の戦略をもとに地方需要の掘り起こしと活性化について探る。訪日旅行シンポジウムは、訪日外国人旅行者2千万人を目指すためのオールジャパンの取り組みについて議論する。モデレーターはJNTO統括役の小堀守氏。

 ステージで行う大セミナーは、午前11時30分から「地域自らが来訪者を集める、新しい観光まちづくり~集客の核として機能する日本版DMOとは~」。観光を中心とした地域づくりは、観光マネジメントやマーケティング機能をどのように強化しているかが課題になるなか、日本での可能性を探る。登壇者はDMO推進機構代表理事・NPOグローバルキャンパス理事長の大社充氏ら。

 午後は1時30分から日本添乗サービス協会(TCSA)主催のステージ「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー2014表彰式」と学生対象の職業フェアを行う。

 小セミナーの一例は「『障害者差別解消法』とは~旅行会社のバリアフリー対応を考えよう~」。JATAバリアフリー旅行部会長の田中穂積氏が、2016年に施行される「障害者差別解消法」を前に、旅行会社として何ができるか語る。

 このほか、環境省国立公園課課長補佐の長田啓氏による「環境省の挑戦~国立公園、潮風トレイル、佐渡島トキの最新情報を知り、自然環境を活用した旅行商品を作ろう~」など、特色あるセミナーを多数展開する。

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